Smartsheet 追加機能まとめ (2025年 8月)

本記事では、2025年 8月に追加された Smartsheet の新機能をまとめてご紹介します。

統合パネルのテーブル ビューに Jira および Salesforce コネクタが追加され、新たなアクセス経路としてシートから直接ワークフローを作成/編集できるようになりました。これにより、シートが Jira または Salesforce と接続されているかを簡単に確認でき、プロジェクト管理や顧客管理との連携がさらにスムーズになります。

また、コメント解決機能が新しいビューおよびファイル ライブラリで利用可能となり、やり取りの整理や完了済み項目のフィルタリングが容易になりました。チームでのコラボレーション効率が大幅に向上します。

これらの拡張により、実務の流れに直結する利便性と連携性が強化されています。各機能の利用可能プランやコネクタの購入条件も併せてご確認ください。

ボード ビューで新しい表示スタイルの追加

ツールバーから選べる新しい表示スタイルにより、ワークフローや好みに合わせて 3 つのレイアウトオプションを利用できるようになりました。

• 縮小: カラム幅や余白を抑え、主要フィールドの見やすさを保ちながら、より多くのカードを表示
• 見やすい: デフォルト設定。カード内容と余白のバランスが取れた見やすいレイアウト
• ワイド: カード幅を広げて詳細を表示。長めのテキストやメモを含むフィールドに最適

「データ分析」がボード、テーブル、タイムライン ビューでも利用可能に！

AI を活用した データ分析ツールが、ボード、テーブル、タイムライン ビューから直接使えるようになりました。
このツールを使うと、データからすばやくインサイトを得たり、チャートや指標を即座に生成したり、生成されたチャートをそのままダッシュボードに追加できます。

これまでは従来のビュー (グリッド、カード、ガント) で、右側の「AI で生成」ボタンからしか利用できませんでしたが、今回からはメイン ツールバーに新しく追加された 「データ分析」ボタンからアクセスできるようになりました。

テーブル ビューでのフィルターと並べ替え機能が改善されました

列のコンテキスト メニューから、次の操作ができるようになりました。

• フィルターの追加/編集
• 列の A → Z または Z → A での並べ替え
• 個別の列の並べ替え解除、またはシート全体の並べ替えを一括解除

また、列ヘッダーのアイコンからもフィルターや並べ替えを更新できるようになっています。

新しい True-Up ページの改善点

システム管理者がシート管理をより明確に把握し、自信を持ってコントロールできるよう、True-Up の体験を強化しました。主な改善点は以下のとおりです。

1. スケジュールの可視化: True-Up のタイミングが明確になり、課金対象シートを見直す時期や請求が発生する時期を正確に把握可能になります。
2. 判断材料の充実: 有料シートの全体像をひと目で確認が可能です。利用中のメンバーシート、空きシート、確認が必要なシートが即座に分かり、組織のアクセス管理を安心して行えます。
3. 予期せぬ請求の回避: これまでのように「仮メンバー」のみをデフォルト表示するのではなく、課金対象ユーザーをすべて表示するよう変更。確認漏れを防ぎ、より高い透明性を確保しました。

テーブル ビューで自動計算バーの追加

テーブル ビューでも自動計算バーが使えるようになり、新しい数式を作成しなくてもシートからすばやくインサイトを得られるようになりました。
セルや列の範囲を選択すると、シート右下に関連する計算結果が即座に表示され、現在のグリッド ビューと同じ操作感で利用できます。

新しいシート管理のダウングレード更新

• グループ アクセスの維持: ダウングレードされたメンバーも、割り当てられたグループに引き続き所属し、継続性を確保します。
• 一貫した権限管理: ダウングレード後も、シートタイプに応じた権限でアセットにアクセス可能です。将来的にメンバーに戻った場合は、元のアセット権限が復元されます。
• 管理作業の軽減: ユーザーが「仮メンバー」に変換されるのは 1 回限りとし、繰り返しのダウングレード作業を解消します。

コメント解決機能の追加

すべての新しいビュー (テーブル/ボード/タイムライン) とファイル ライブラリで、会話内のコメントを解決できるようになりました。これにより、未対応の項目を簡単に管理/クローズでき、解決済みコメントの絞り込み表示も可能になります。

統合パネルに Jira/Salesforce コネクタを追加

統合パネルのテーブル ビューに Jira および Salesforce コネクタが追加されました。これにより、Jira/Salesforce コネクタへの新たなアクセス手段が提供されます。ユーザーはシートから直接このインターフェースを通じて、Jira/Salesforce コネクタのワークフローを作成できるほか、シートが Jira または Salesforce と接続されているかを確認したり、コネクタのワークフローを編集したりできるようになります。

なお、Jira コネクタや Salesforce コネクタのワークフローを作成できるのは、それぞれのコネクタを契約プランで購入済みのユーザーに限定されます。

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