本記事では、Docker Desktop バージョン 4.48 ~ 4.50 における新機能、改善点、既知の問題、そして修正内容について紹介します。Docker 社が公開しているリリース ノートを基に、日本国内ユーザー向けに主要な変更点をわかりやすくまとめています。
最新バージョンがまだ利用可能でない場合は、しばらく時間をおいてください。通常、リリースから約 1 週間以内にアップデートが利用できるようになります。
最新リリースから 6 か月以上前のバージョンはダウンロードできません。Docker Business を利用することで、6 か月以上前のバージョンもサポートが可能です。
4.48.0 (2025/10/9)
macOS 13 のサポートが終了しました。
次回のリリース以降、Docker Desktop をインストールするには macOS 14 以降が必要になります。
新機能
- macOS および Windows のインストーラーで、PAC ファイルや組み込み PAC スクリプトをフラグで指定できるようになりました。
- 管理者は macOS の構成プロファイルを通じてプロキシ設定を行えるようになりました。
コンポーネントのアップデート
- Docker Compose v2.40.0
- Docker Buildx v0.29.1
- Docker Engine v28.5.1
- Docker MCP プラグイン v0.22.0
- Docker Model CLI v0.1.42
不具合修正と改善
すべてのプラットフォーム
- Docker Desktop の再起動時に kind クラスターの状態がリセットされる場合がある問題を修正しました (docker/for-mac#77445)。
- VS Code MCP サーバーの最新仕様に合わせ、不要になった
mcpキーを削除しました。 - 認証情報ヘルパーを v0.9.4 に更新しました。
- 新しいパスワードの入力待ち中に、期限切れのプロキシ パスワードを使用してしまう問題を修正しました。
- 特定の条件下で Docker CLI ツールによる新しいプロセスが定期的に生成される問題を修正しました(docker/for-win#14944)。
- Docker Model Runner を Compose 経由で使用する際、モデルが埋め込み (embeddings) 用に設定されない不具合を修正しました。
埋め込み用にモデルを構成するには、「AI Models in Docker Compose」に記載のとおり、--embeddingsランタイム フラグを明示的に追加する必要があります (docker/model-runner#166)。
Windows
- レジストリキー
HKLM\SOFTWARE\Docker Inc.\Docker\1.0を削除しました。Docker Desktop のインストール場所を確認するには、docker.exeが存在するパスを参照してください。 - IPv6 が無効化されている場合に WSL 2 モードで起動できない問題を修正しました。
4.49.0 (2025/10/23)
Windows 10 21H2 (ビルド 19044) および Windows 11 22H2 (ビルド 22621) のサポートが終了しました。
次回のリリース以降、Docker Desktop をインストールするには Windows 10 22H2 (ビルド 19045) または Windows 11 23H2 (ビルド 22631) が必要になります。
セキュリティ
- CVE-2025-9164 に対応しました。
Windows 版 Docker Desktop インストーラーが DLL 検索順の不備により DLL ハイジャックの脆弱性を抱えていた問題を修正しています。
これまでは、必要な DLL をシステム ディレクトリより先にユーザーの「Downloads (ダウンロード)」フォルダー内で検索していたため、悪意のある DLL を配置することでローカル権限昇格が可能になる恐れがありました。
新機能
- cagent が Docker Desktop 経由で利用可能になりました。
- Docker Debug がすべてのユーザーに無料で提供されるようになりました。
コンポーネントのアップデート
- Docker Engine v28.5.1
- Docker Compose v2.40.2
- NVIDIA Container Toolkit v1.17.9
- Docker Debug v0.0.45
不具合修正と改善
すべてのプラットフォーム
- 新しいパスワードの入力待ち中に、期限切れのプロキシ パスワードを使用してしまう問題を修正しました。
- 起動時に Docker Debug が
'chown'エラーを表示する問題を修正しました。 - 一部の転送済み UDP ポートがハングする不具合を修正しました。
macOS
- 別の Kubernetes コンテキストが有効な状態で Kubernetes が起動時にハングする問題を修正しました (docker/for-mac#7771)。
- Rosetta のインストールがキャンセルまたは失敗した場合、Rosetta が Docker Desktop 上で無効化されるようになりました。
- macOS で Docker Desktop をインストールまたはアップデートする際の対応 OS の下限バージョンが macOS Sonoma (バージョン 14) 以降 になりました。
4.50.0 (2025/11/6)
新機能
- 新しいウェルカム アンケートを導入しました。
新規ユーザーはアンケートに回答することで、Docker Desktop の体験を自分の利用目的に合わせて最適化できるようになりました。
コンポーネントのアップデート
不具合修正と改善
すべてのプラットフォーム
- Docker Desktop が「Docker サブネット」と実際の物理ネットワークとの競合を自動的に検出し、回避を試みるようになりました。
たとえば、ホストに 192.168.65.0/24 と重複する独自ルートが設定されている場合、Docker Desktop は自動的に代替ネットワークを選択します。
なお、従来どおり Docker Desktop の設定画面または管理者設定から、手動で上書き指定することも可能です。 - Stargz Snapshotter のエラーを致命的エラーとして扱わないようになりました。
失敗が発生しても、Docker Desktop は Stargz Snapshotter を無効化した状態で動作を継続します。
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