
石油およびガス業界の EPC (設計、調達、建設) プロジェクトでは、数十万件ものエンジニアリング文書が作成され、複数の専門分野や関係者間で使用および共有されています。トレーサビリティ、バージョン管理、文書管理は不可欠な要素です。
Rhyton Solutions が開発した PiNOR EDMS は、石油およびガス EPC プロジェクト向けに構築されたエンジニアリング文書管理プラットフォームです。大量の図面ワークフロー、厳格なリビジョン管理、複数関係者間のコラボレーションを管理するために設計されています。
Apryse を文書操作レイヤーに統合したことで、PiNOR EDMS はエンジニアリング チームが文書をレビューし、コラボレーションする方法を大幅に向上させました。レビュー サイクルは 30~40% 短縮され、メールによる文書交換は 60~70% 減少し、複雑な EPC プロジェクト全体で速度と透明性の両方が向上しました。
課題: 分断された、エラーが発生しやすいアドホックなワークフロー
PiNOR EDMS はすでに文書管理の中核となるワークフローを自動化していましたが、文書のレビューやマークアップについては、依然として外部ツールやメールなどの手動による交換方法に依存していました。
これにより、複数の専門分野や組織間でエンジニアリング チームが文書を操作する方法に非効率が生じていました。
よくある課題は次のとおりです。
- レビューやコラボレーションのために、図面をメールに添付して交換する
- 文書の保存に共有フォルダーやネットワーク ドライブを使用する
- マークアップや注釈のために、図面をデスクトップ アプリケーションにダウンロードする
- リビジョン管理をスプレッドシートで手動により行う
こうした分断されたアプローチにより、複雑な EPC プロジェクト全体でコラボレーションが遅れ、バージョン管理が複雑化し、エラーのリスクが高まっていました。
ソリューション: 組み込み型のブラウザーベース文書レビュー
文書操作をさらに大規模に強化するため、PiNOR は WebViewer や Server SDK を含む Apryse SDK を統合し、完全に組み込まれたブラウザーベースの文書レビュー機能を実現しました。これにより外部ツールが不要になり、チームは大規模なエンジニアリング図面をプラットフォーム内で直接操作できるようになりました。
手動によるメール中心のプロセスから脱却したことで、その効果はすぐに表れました。
「Apryse を導入する前は、手動によるプロセスとメールでの絶え間ないやり取りにより、レビュー サイクルが遅れていました。すべてが一箇所にまとまったことで、チームは以前よりもはるかに速く文書をレビューし、注釈を付けられるようになり、プロジェクト全体でターンアラウンド タイムが大幅に改善しました」
── Vincent Vos 氏、Rhyton Solutions、Head of Customer Success
PiNOR 内に組み込まれた Apryse の文書処理機能
Apryse SDK は、PiNOR 内部で文書のレンダリングと注釈処理を行う中核エンジンとして深く組み込まれています。これにより、以下が実現します。
- 大規模な PDF や CAD 図面のブラウザー上での高パフォーマンスなレンダリング
- レビュー サイクル中のリアルタイムな注釈およびマークアップ
- プラグイン不要での大規模な文書セットのシームレスなナビゲーション
- 分散したチーム間で一貫したパフォーマンス
- 文書比較、Office 形式変換、OCR および ICR、テンプレート生成、ページ操作など
こうした機能をワークフローに直接統合することで、PiNOR はより統一された効率的な文書操作環境を実現しました。
EPC 文書管理における PiNOR の役割
PiNOR EDMS は、EPC ライフサイクル全体にわたるエンジニアリング文書ワークフローの実行を支援し、文書フロー、リビジョン管理、関係者間の調整を自動化します。単なる保管にとどまらず、文書は構造化されたレビューおよび承認プロセスを通じて能動的に管理され、管理された監査可能なエンジニアリング実行を保証します。
なぜ Apryse なのか: PiNOR の SDK 評価プロセス
複数の代替候補を評価した結果、パフォーマンス、安定性、文書処理機能の幅広さの点で Apryse が際立っていました。チームによると、基本機能以外にも、Apryse を選定した理由には複数の戦略的な要因がありました。
- エンジニアリング文書を扱うために必要なパフォーマンスとスケーラビリティ
- 開発者に配慮したアーキテクチャも重要な要因の一つでした。Apryse は、文書化の行き届いた API と柔軟な SDK を提供しており、大規模なアーキテクチャの変更を必要とせずにプラットフォームへスムーズに統合できました。
- ベンダーの成熟度と信頼性も影響しました。文書処理技術における Apryse の高い評判により、PiNOR はこのプラットフォームが今後も進化を続け、自社の長期的な製品ロードマップを支えてくれるという確信を得ました。
最後に、クロスプラットフォームでの一貫性により、ユーザーはさまざまな環境で同じパフォーマンスと操作性のもと、ブラウザー経由でエンジニアリング文書にアクセスできるようになりました。
「Apryse により、プロジェクト チームは分散したチーム間での同時文書レビューを実現できています。デスクトップ アプリケーションに依存することなく、数十人規模の同時ユーザーが文書をレビューし、注釈を付けられるようになりました」
── Masoud Hassani 氏、RHYTON Solutions、Chief Marketing and Sales Officer
今後の展望
PiNOR チームによると、Apryse プラットフォームにはさらに複数の機能があり、今後の開発方針とよく合致しているとのことです。
- 高パフォーマンスな文書レンダリング エンジンは、大規模なエンジニアリング図面を扱う際に特に有用であり、複雑な文書であってもスムーズな閲覧とナビゲーションを可能にします。
- 高度な注釈機能により、構造化されたレビュー ワークフローが支援され、プロジェクト関係者はプラットフォーム内で直接コメント、マークアップ、フィードバックを追加できます。
- さらに、文書操作機能を Web アプリケーションに直接組み込めることで、外部ツールを必要とせずにエンジニアリングワークフローへのシームレスな統合が可能になります。
エンジニアリング プロジェクトがますますコラボレーティブかつ分散化していく中、PiNOR EDMS は、ドメイン固有のワークフローと Apryse による高パフォーマンスな文書操作を組み合わせることで、石油およびガス EPC プロジェクトにおけるエンジニアリング文書管理の新たな標準を確立しつつあります。
文書操作レイヤーとして Apryse を統合したことで、PiNOR EDMS は、エンジニアリング チームによる文書のレビュー、コラボレーション、そして重要なプロジェクト文書の管理方法を今後も改善し続けられる態勢を整えています。
AEC 分野向けの Apryse について詳しくは、業界別ページをご覧ください。
Apryse では無償トライアルを提供しています。ぜひお試しください。
Apryse 製品の詳細は、弊社 Web サイトをご確認ください。
記事参照:
© 2026 Apryse
「How PiNOR EDMS Cut Engineering Review Cycles by 40% with Apryse」

