インテル® Trace Analyzer & Collector 2021

MPI アプリケーションのパフォーマンス分析、チューニング・ツールです。
インテル® ベース & HPC ツールキットに同梱されています。

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関連情報
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クラスターシステム向けソフトウェアのボトルネックを素早く特定し、
優れたパフォーマンスを実現

インテル® Trace Analyzer & Collector は、クラスターシステム向けのソフトウェアの動作を理解し、ボトルネックを素早く特定することで、インテル® アーキテクチャー・ベースの並列クラスター向けソフトウェアについて、ハイパフォーマンスを実現するための性能解析ツールです。アプリケーションの規模に関わらずスケーリングを実現できます。

MPI プロセスの対話処理、ノードとトポロジーのグループ、プロファイル統計とロードバランス、通信 hotspot を示し、開発者が並列アプリケーションの動作を視覚化して確認できるようにします。新しいスケーラブルな軽量のプロファイルにより 100K+ ランクのプロファイルが可能です。

詳細・新機能 技術情報

スイート製品に同梱

インテル® Trace Analyzer & Collector は単体で販売されておりません。以下製品に同梱されます。

インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット

C/C++、Fortran コンパイラーと MPI 開発ツールにより、CPU およびアクセラレーターまたはそれらのクラスターへ最適化された HPC アプリケーションの開発を支援します。

バージョン 2021.10 新機能

主に以下の変更・機能が追加されました。
詳細は、リリースノートおよび インテル社公開の情報を参照ください。

  • インテル® VTune™ プロファイラー 2023.0、インテル® Advisor 2023.0、インテル® Inspector 2023.0 のリリースに伴い、インテル® Trace Analyzer & Collector 2021.7 でも最新の機能およびセキュリティーに関するすべてのアップデートが適用されました。

特長

  • 並列アプリケーションの動作を分かりやすく可視化
  • プロファイリング統計と負荷のバランスを評価
  • サブルーチンやコードブロックのパフォーマンス解析
  • 通信パターン、パラメーター、およびパフォーマンス・データを取得
  • 通信ホットスポットを特定
  • 開発期間を短縮し、アプリケーションのパフォーマンスを向上

MPI チェック

  • MPI コードのデッドロック、データ競合およびエラーの検出 (MPI データ型、バッファー、通信、ポイントツーポイントのメッセージ、および収集操作を含みます)。
  • Correctness Checker (正当性チェッカー) は、大規模なシステムへのスケールと多数のプロセス間でのエラー検出を可能にします。

インターフェイスと表示

  • インテル® Trace Analyzer & Collector は、多くのドリルダウン表示オプションとカスタマイズ可能なフルカラー GUI を提供します。
  • Analyzer は、迅速にコールスタックをアンワインドし、ソースコードに命令アドレスをマッピングするためデバッグ情報を利用します。
  • コマンドラインと GUI の両方のインターフェイスにより、ユーザーはバッチ実行や操作を伴うデバッグを行うことができます。

スケーラビリティー

  • 低オーバーヘッドでトレースの一部にランダムアクセスできるため、大量のパフォーマンス・データの解析に最適です。
  • スレッドセーフなため、マルチスレッドのクラスター向けソフトウェアのイベントベースのトレースおよび非クラスター向けマルチスレッド・プログラムのトレースが可能です。

インストルメントとトレース

  • 影響の低いインストルメントは、C、C++、Fortran、または OpenSHMEM を使用する MPI 開発者をサポートします。
  • インテル® Trace Analyzer & Collector は、C、C++、Fortran、および OpenSHMEM の並列スレッドからパフォーマンス・データを自動記録します。

MPI パフォーマンス・スナップショット

アプリケーションのスケーラビリティーと負荷バランスのボトルネックを軽減する基となる MPI と OpenMP* のメトリックの ‘スナップショット’ 表示を提供する、低オーバーヘッドでスケーラブルな MPI 開発者向けプロファイラーです。

※ MPI パフォーマンス・スナップショット機能は、バージョン 2018 より、インテル® Trace Analyzer & Collector 製品に含まれなくなり、別ツールとなりました。 詳細は こちらのページ(英語) をご覧ください

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製品セミナーや関連イベントをご紹介。

米インテル社の製品情報を日本語に翻訳して公開中。

クラスター・アプリケーションのパフォーマンス、スケーラビリティー向上を支援するライブラリーです。

世界最大規模のクラスターユーザーの 70% が活用しているデバッガー & プロファイラーです。

プロセッサー

インテル® プロセッサー、インテル® コプロセッサー、および互換プロセッサーをサポートします。

  • インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーまたはそれ以降
  • インテル® Xeon® スケーラブル プロセッサー・ファミリー (推奨)
  • インテル® メニー・インテグレーテッド・コア・アーキテクチャーに基づいたインテル® Xeon® Phi™ プロセッサー (Linux)
オペレーティング・システム

Windows*

  • Microsoft* Windows* 10、11
  • Microsoft* Windows* Server 2019、2022

Linux*

  • Amazon* Linux 2022
  • Debian* 11.x
  • Fedora* 37、38
  • Rocky Linux* 9
  • Red Hat* Enterprise Linux* 8.x、9.x
  • SUSE* Linux Enterprise Server* 15 SP3、15 SP4
  • Ubuntu* 20.04、22.04
MPI 実装
  • インテル® MPI ライブラリー 5.0 以上
開発環境
  • インテル® C++ コンパイラー・クラシック 15.0 以上 (要 OpenMP* サポート)
  • インテル® Fortran コンパイラー・クラシック 15.0 以上 (要 OpenMP* サポート)
  • Microsoft* Visual Studio* コンパイラー 2022 (Windows*)
  • GNU*: C、C++、Fortran 77 3.3 以上、Fortran 95 4.4.0 以上、または Fortran 2008 4.4.0 以上 (Linux*)
言語

C/C++、Fortran

  • 最新の情報は、製品または評価版に同梱されているリリースノートを参照ください。

お知らせ

2019年 12月 9日、インテル® Trace Analyzer & Collector 2021 が同梱されるインテル® oneAPI 2021 の販売を開始しました。

過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2021 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。

2019年 12月 18日、インテル® Trace Analyzer & Collector 2020 が同梱されるインテル® Parallel Studio XE 2020 の販売を開始しました。

過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2020 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。

2018年 9月 13日、インテル® Trace Analyzer & Collector 2019 が同梱されるインテル® Parallel Studio XE 2019 の販売を開始しました。

過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2019 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。

FAQ

インテル® Trace Analyzer & Collector は、主に MPI ベースのプログラムに使用されるグラフィカルなツールです。ランタイム全体にわたってアプリケーションの動作を理解できるように支援します。コードのテンポラルな依存関係や MPI ランク間の通信ボトルネックを検出します。アプリケーションの正当性を検証して、潜在的なプログラミング・エラー、バッファー・オーバーラップ、デッドロックを指摘します。

いいえ。インテル® Trace Analyzer & Collector は、主要な MPICH2 ベースの実装をすべてサポートしています。インテル® Trace Analyzer & Collector を使用して独自の MPI ライブラリーをプロファイルできるかどうか知りたい場合は、mpiconstants.c ファイルをコンパイルして、 Documentation (英語) ページからアクセスできる、『インテル® Trace Collector リファレンスガイド』で値を確認することにより、単純な ABI 互換性チェックを実行してください。

はい。インテル® Xeon Phi™ プロセッサー/コプロセッサーはインテル® Trace Analyzer & Collector で完全にサポートされています。

アプリケーションのサイズは、アプリケーションの大きさや複雑さ、アプリケーションで使用している MPI 呼び出しの数、アプリケーションの実行時間に依存します。MPI ジョブのサイズに対する内部制限はありませんが、さまざまな外部の制限があります。これらの制限は、アプリケーション、MPI ライブラリー、インテル® Trace Collector プロセスにシステムで利用可能なメモリーの量や、利用可能なディスク容量に依存します。追加のフラグを有効にすると (例えば、コールスタックやソースコードの場所を格納すると)、トレースファイルのサイズは増加します。不要な情報をフィルタリングすることで、トレースファイルのサイズを減らすことができます。 インテル ® Trace Analyzer & Collector に内部制限はありませんが、システム固有の (例えば、利用可能なディスクやメモリーなどの) 制限は受けます。数千または数万コアにスケールするアプリケーションを解析する場合は、 MPI Performance Snapshot 入門 (英語) から始めることを推奨します。

これらのツールはそれぞれ個別に独自の形式で情報を収集しますが、MPI 環境でインテル® VTune™ Amplifier およびインテル® Inspector ツールを使用するのは簡単です。統合により、インテル® MPI ライブラリー・ランタイムの mpirun/mpiexec からインテル® VTune™ Amplifier を起動できます。収集した MPI データの表示については、各ツールのユーザーガイドを参照してください。 ノードレベルの解析にはインテル ® VTune™ Amplifier やインテル® Inspector のようなツールを、クラスターレベルの解析にはインテル® Trace Analyzer & Collector を使用することができます。

MPS は、低オーバーヘッドで、スケーラブルな MPI アプリケーション・プロファイラーであるインテル® Trace Analyzer & Collector の機能で、インテル® Trace Analyzer & Collector によって収集された豊富なメトリックのプロファイルを行うことができます。コマンドライン出力または HTML サマリーにより、MPI アプリケーションの重要なメトリックの「スナップショット」を表示します。

インテル® レジストレーション・センターで操作します。
操作手順やよくあるご質問、トラブルシューティングは、インテル® レジストレーション・センター操作マニュアルを参照ください。

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最新版、または旧バージョンのダウンロードは、インテル® レジストレーション・センターで行います。
詳細は以下ページを参照ください。

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