PhotoModeler のヒント動画では、プログラム使用上のお役立ち機能を短い時間で 1 つずつ紹介しています。 これまでにもたくさんのヒントを公開してきましたが、今後も引き続き便利な情報を共有していく予定です。
PhotoModeler のヒント動画は、より便利でパワフルな機能を取り上げていますが、これらの機能は一見わかりづらい場所に隠れている場合があるため、PhotoModeler の常用ユーザーにも参考になるかと思われます。また、ソフトウェアの可能性を知る機会でもあるため、新しいユーザーや体験版ユーザーにとっても役立ちます。ヒント動画は短く、わかりやすい構成になっています。今回新しく紹介する動画の長さは 3 分強で、”open photos showing selected” (選択したポイントを表示する写真を開く) 機能をカバーしています。
フォトグラメトリにおいては、写真を操作し、複数の写真間に存在するマーキングの関係性を理解することは非常に重要です。あるポイントを 3D ビュー、表、または写真上で観察する場合、そのポイントがどの写真で定義またはマーキングされているかを知る必要性が出てきます。
“Open photos showing selected” (選択したポイントを表示する写真を開く) 機能を使って (3D ビュー、表、または写真上で) ポイントをクリックすると、該当するポイントを表示する写真がすべてプログラム上で開きます。この機能は、エラーの検出や追加のリファレンスの検討、ポイント付近の他のポイントの検出、またはコンテキストを取得するのに役立ちます。ここでいうポイントとは、手動で付けたポイント、SmartMatch 機能によるポイント、またはコード ターゲットを使ったポイントのいずれかを指します。
写真を開くツール
ヒント動画で紹介している3 つのツールについてそれぞれ説明します。
Show Marked Point with Highest Residual (最高残差値でマーキングされたポイントを表示)
「残差」とは、あるポイントが写真上でどれだけうまくマーキングされているかを示す指標です。残差の値が高いポイントについては、マーキングのエラーが発生していないか確認する必要があります。このツールを使うと、最高残差値でマーキングされたポイントを表示する写真を開くことができます。この機能では、写真は常に 1 枚だけ開きます。
Open Photos Showing Selected (選択したポイントを表示する写真を開く)
この機能では、選択したポイントが表示されるすべての写真 (9 枚以上ある場合にはそのうちから選択) が開きます。このツールには次のふたつのバリエーションがあります。
- Open Oriented Photos Showing Selected (選択したポイントを表示する*オリエンテーション済みの写真を開く) – オリエンテーション済みの写真のみを開きます。
- Open Photos In Use Showing Selected (選択したポイントを表示する使用中の写真を開く) – オリエンテーション済みかどうかに関わらず、選択したポイントを表示する「使用中」の写真を開きます。 プロジェクトをセットアップする最初の段階でポイントをレビューするのに便利です。
*オリエンテーション = プロジェクトの処理中、各写真におけるカメラの位置と角度を算出するプロセスのことを指します。
Open Photos Showing Projected (投影されたポイントを表示する写真を開く)
このツールは、選択されている 3D ポイントが (マーキングの有無にかかわらず) 写真のフレーム内に投影される、すべての写真を開きます。ポイントをリファレンスする追加の写真を検出するのに役立ちます。
ヒント動画 (英語): “Ways to open photos showing a point” (「ポイントを表示する写真を開く方法」)
PhotoModeler は、写真をもとに高確度の測定を行い、3D データを作成できる、フォトグラメトリの主要なツールです。
PhotoModeler の特長、使用手順、またその原理などの製品概要については、こちらをご参照ください。
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「PhotoModeler Tip Videos and Open Photos Showing Selected」
「Tip – Ways to Open Photos Showing a point」