BreezoMeter の指標とローカル大気質指標の違いについて

複数の大気質に関する情報を比べた時、情報が全く異なると混乱するでしょう。今回は、BreezoMeter とローカルの大気質プロバイダーが、同じ地域について同時に異なるレポートを表示することがある理由を考えてみましょう。

異なる大気質指標を見ている

国や地域によって、異なる尺度や論理に基づいた大気質指標を使用しています。そのため、同一条件下での比較は困難です。

スケールの違い

身長測定で考えてみましょう。6 フィートと 182 cm は同じ身長を示していますが、数値の見え方は大きく異なります。特定の AQI システムに馴染みがない場合、自分が参照し慣れている情報をもとに素早く解釈することは混乱を招くかもしれません。

カナダの大気質健康指数は、11 段階評価でリスクを 「最低」 から 「最高」 まで分類しています。

下記は米国の大気質指数です。

BreezoMeter のグローバル AQI は、「悪い」 から 「とても良い」 までの 100 ポイントのスケールを使用しています。

このように、さまざまなAQIシステムにおいて、数字が違えば意味も違ってきます。

  • カナダの大気質健康指数の 1 = 健康リスクは非常に低い
  • アメリカの大気質指標の 1 = 「良好な」 大気質
  • BreezoMeter の AQI の 1 = 空気質は非常に悪い

ローカルのプロバイダーは、異なる目的で大気質を報告している

大気質指標も目的別に作成されるため、表示されるカテゴリー レベルや、汚染レベルの違いによる脅威レベルおよびリスクに影響を与える可能性があります。

  • ある AQI は単に大気中の汚染レベル (「高い」 または 「低い」) を示すために設計されているかもしれませんが、別の AQI は一般市民や慢性疾患などの特定の健康問題を抱える人々の関連する健康リスクに焦点を当てている可能性があります。
  • 長期的な大気汚染の監視と規制計画に重点を置く AQI と、リアルタイムで正確な場所の大気汚染への曝露を警告し削減することを目的とする BreezoMeter のようなプロバイダーでは、リスクのレベルが異なる可能性があります。

BreezoMeter と異なるデータソースを使用しているプロバイダーについて

BreezoMeter の大気質情報と他のプロバイダーとの違いは、データソースの数と種類の違いに起因しています。

BreezoMeter: 何十万ものデータソース

BreezoMeter は、数百の異なる公式なソースから、入手可能な世界中のすべての監視ステーションの情報を、低コストセンサー情報、衛星データ、気象パターン、交通状況レポート、山火事追跡、土地被覆情報と組み合わせています。さらに、モデリングを適用して、街角レベルの大気質を 1 時間ごとにレポートします。データ入力源の総数は 11,500,000 以上にも及びます。

公式な監視ステーションのみを利用するプロバイダー

公式な監視ステーションのみのデータでは、報告の遅れが頻繁に発生するため、急激な大気質の変化を見逃す可能性があります。また、監視ステーションはその場所で起きていることしか測定しないため、超局地的な大気質の変化は、観測範囲の制限により見逃されることがあります。大気質は非常に動的であるため、これはタイムリーな意思決定のための問題となります。

低コストセンサーのみを使用するプロバイダー

監視ステーションと同様、低コストのセンサーは地理的なカバー範囲が狭く、また設置場所、温度、相対湿度の異なる要素を考慮し、定期的に個別の校正を行う必要があります。

多くの低コストセンサーは 「カウントベース」 の汚染測定方法を採用しているため、一般的に理解されている 「質量」 という言葉で報告するための変換プロセスも必要です。この変換プロセスには、常に誤差が伴います。

また、多くの低コストセンサーは、1 つの汚染物質 (最も一般的なの PM2.5) のみを測定します。このように個々の汚染物質のモニタリングが限られていることは、全体的な大気質のレポートにも影響を与えます。

地域ごとに異なる汚染物質の測定結果

BreezoMeter は、対流圏オゾン (O3)、PM2.5、PM10、一酸化炭素 (CO)、二酸化硫黄 (SO2)、二酸化窒素 (NO2) などの最も一般的な 6 つの大気汚染物質すべてをレポートします。

しかし、すべてのプロバイダーがこれらの汚染物質すべてについて常に報告しているわけではなく、全体の数値やカテゴリーに影響を与えます。

2021年 10月に異なる米国の大気質報告の間に混乱した格差が現れ、その典型的な例が確認できました。10月 11日にカリフォルニアの砂嵐が発生し、PM10 が大きく上昇しました。BreezoMeter が低い大気質を報告したのに対し、PM10 を監視していないプロバイダーは大気質を 「良好」 と報告し、混乱を招きました。

もしプロバイダーが PM2.5 を全く報告しなければ、山火事による大気質への影響を見逃すかもしれません。PM10 がなければ砂嵐の影響を見逃し、NO2 がなければ交通公害を見逃すかもしれないのです。

ローカルのプロバイダーが異なる期間をカバーしている

お住まいの地域のプロバイダーが、大気質の計算や報告を 1 時間ごとに行っていない場合(BreezoMeter は 1 時間ごとに情報を計算しています)、異なる結果が表示されるもう1つの理由となります。

ローカルのプロバイダーが異なる地理的モデルや解像度を使用している

BreezoMeter が 5 メートルまたは 16.5 フィートのストリート レベルの解像度で情報を報告するのに対し、他のプロバイダーは、測定方法に基づいて、さらにズームアウトした情報を提供します。

例えば、AirNow は、特定の場所で最も悪い測定値を基に情報を報告しています。つまり、ある監視ステーションの測定値が、この 「最悪の測定値」 の発生源から遠く離れた場所の大気質の報告に影響を与える可能性があります。

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BreezoMeter 製品の詳細は、弊社 Web サイトをご確認ください。

記事参照:
© 2022 BreezoMeter
2022 年 1 月 5 日

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