SmartBear BugSnag は、モバイル、Web、サーバー、デスクトップ、TV、ゲーム コンソール上で動作するアプリケーションのエラーを監視し、安定性を管理するツールです。この記事では BugSnag の仕組み、BugSnag をアプリケーションに追加する方法、実装にかかる時間の目安を紹介します。
BugSnag の仕組み
BugSnag は、主要なモバイル、Web、サーバー、デスクトップ、ゲーム プラットフォームでアプリケーションのエラーを自動的に検出して報告し、各エラーの再現と修正に必要な診断データを取得するエラー報告ライブラリを提供します。
BugSnag のレポート ライブラリによって検出されたエラーは、リアルタイムで BugSnag ダッシュボードに送信され、各エラーのトリアージと優先順位付けを行うことができます。
さらに、フロントエンド プラットフォーム向けのパフォーマンス監視ライブラリも提供しており、Android、iOS、React Native、Unity、Flutter、Web アプリケーションのパフォーマンス情報を監視してキャプチャします。
クイックスタート
通常、15 分程度で BugSnag をアプリに追加できます。以下の手順に従って操作を行うと、クラッシュや未処理の例外が BugSnag ダッシュボードに報告されます。
ステップ 1: 無料体験版の申し込み (所要時間: 1 分)
こちらから BugSnag の 14 日間無料体験版を申し込みます。
メール アドレス、名前、会社名、パスワードを入力し、利用条件とプライバシー ポリシーを確認して同意するチェックボックスをオンにし、[Create Organization] ボタンをクリックします。
メール アドレスを確認するためのメールを受け取ったら、メール本文にある [Confirm Email] ボタンをクリックします。
これで BugSnag アカウントの作成は完了です。https://app.bugsnag.com/user/sign_in からサインインできます。
既存の BugSnag 組織への招待メールを受け取った場合は、サインイン後に BugSnag にアクセスできます。
ステップ 2: プロジェクトの作成 (所要時間: 1 分)
プロジェクトは、BugSnag がエラーを監視する単一のアプリケーションを表します。プロジェクトを作成すると、BugSnag がアプリケーションを一意に識別するための 32 文字のプロジェクト API キーが生成されます。
BugSnag に初めてサインインすると、Welcome ウィザードが表示され、画面の指示に従ってプロジェクトを作成できます。後でプロジェクトを作成する場合は、BugSnag ダッシュボードの左上にあるメニューから [New Project] をクリックすると、プロジェクトの作成ウィザードが表示されます。
まず、アプリケーションの種類 (モバイル、ブラウザー、サーバー、TV、コンソール) を選択します。
次に、プラットフォームの種類を選択します。前の画面で選択したアプリケーションの種類に応じて、選択可能なプラットフォームが表示されます。
画面上部に表示されているアプリケーションの種類の x マークをクリックすると、前の画面に戻ります。
アプリケーションの名前を指定します。
画面上部に表示されているアプリケーションの種類の x マークをクリックすると、アプリケーションの選択画面に戻り、プラットフォームの種類の x マークをクリックすると、プラットフォームの選択画面に戻ります。
ステップ 3: メンバーの招待 (所要時間: 1 分)
共同作業するメンバーをプロジェクトに招待できます。
招待するメンバーのメール アドレスを入力し、組織の管理者権限を付与する場合はチェックボックスをオンにし、[Continue] ボタンをクリックすると、メンバーに招待メールが送信されます。
招待メールを受け取ったメンバーは、BugSnag によって検出されたエラーを表示してトリアージできます。
メンバーを追加しない場合や、後で追加する場合は [Skip] をクリックして次に進みます。メンバーの追加は、BugSnag ダッシュボードからいつでも行うことが可能です。
ステップ 4: エラー レポート ライブラリのダウンロードとインストール (所要時間: 5 分)
BugSnag は、主要なソフトウェア プラットフォームでアプリケーションのエラーを自動的に検出して報告するエラー レポート ライブラリを提供します。
ライブラリはプラットフォームごとに異なります。使用しているプラットフォームの「プラットフォーム統合ガイド」のインストール手順に従って、適切なライブラリをダウンロードしてインストールしてください。
※「プラットフォーム統合ガイド」は英語ですが、ブラウザーの翻訳機能等を使用することで日本語で表示できます。たとえば、Google Chrome の場合、右クリックして [日本語に翻訳] を選択すると日本語で表示されます。
ステップ 5: BugSnag の初期化 (所要時間: 5 分)
プロジェクト API キーを設定して、アプリケーションで BugSnag を初期化する必要があります。
使用しているプラットフォームの「プラットフォーム統合ガイド」の基本設定手順に従ってください。
※「プラットフォーム統合ガイド」は英語ですが、ブラウザーの翻訳機能等を使用することで日本語で表示できます。たとえば、Google Chrome の場合、右クリックして [日本語に翻訳] を選択すると日本語で表示されます。
パフォーマンス監視
エラーに加えてパフォーマンスを監視するには、追加で以下の手順を実行する必要があります。
ステップ 6: パフォーマンス監視ライブラリのダウンロードとインストール (所要時間: 5 分)
BugSnag は、フロントエンド プラットフォームでアプリケーションのパフォーマンスを監視して報告するパフォーマンス監視ライブラリを提供します。
ライブラリはプラットフォームごとに異なります。使用しているプラットフォームの「パフォーマンス統合ガイド」のインストール手順に従ってください。
※「パフォーマンス統合ガイド」は英語ですが、ブラウザーの翻訳機能等を使用することで日本語で表示できます。たとえば、Google Chrome の場合、右クリックして [日本語に翻訳] を選択すると日本語で表示されます。
ステップ 7: BugSnag Performance の初期化 (所要時間: 5 分)
アプリケーション内で BugSnag Performance を初期化します。BugSnag Error Monitoring と同じプロジェクト API キーを使用します。
使用しているプラットフォームの「パフォーマンス統合ガイド」の基本設定手順に従ってください。
※「パフォーマンス統合ガイド」は英語ですが、ブラウザーの翻訳機能等を使用することで日本語で表示できます。たとえば、Google Chrome の場合、右クリックして [日本語に翻訳] を選択すると日本語で表示されます。
これで、BugSnag を使ってアプリケーションのエラーとパフォーマンスの監視を開始できます。
この資料は、SmartBear の Web サイトで公開されている「BugSnag Docs: Getting Started Guide」を参考に作成したものです。