インテル® oneAPI ツールキット製品版への移行について

2020 年 12 月に、インテル社はインテル® oneAPI ツールキットの製品版を公開しました。これまでのインテル® Parallel Studio XE またはインテル® System Studio の機能は対応するインテル® oneAPI ツールキットへ移行されます。

過去に購入されたインテル® Parallel Studio XE またはインテル® System Studio いずれかの有償製品について、インテル® oneAPI ツールキットの製品版の公開以降で、各ライセンスのサポートサービス期間が有効であるものは、対応するインテル® oneAPI 製品への無償アップグレードが可能です。

本ページにて、無償アップグレードの適用による変更点および注意点を説明します。お持ちの製品に当てはまる内容を良くお読みになったうえで、適用の可否をご判断ください。


概要および適用方法

インテル® レジストレーションセンターから提供される最新のソフトウェアについて、メジャー・バージョンアップにより従来と異なるパッケージ構成に変更される際には、それらを使用可能にするための無償アップグレードが選択できるようになります。無償アップグレードは適用手続きを行う必要があります。無償アップグレードを適用すると、ライセンスのシリアル番号 (XXXX-XXXXXXXX) は新しいライセンスを示すシリアル番号で置き換えられ、対応するインテル® oneAPI ツールキットを使用できるようになります。

適用期限

無償アップグレードを適用する場合は、各ライセンスのサポートサービスの期限までに適用してください。サポートサービス期間を過ぎてしまった場合には、SSR (期限切れ更新用) 製品を購入することで再度サポートサービスを有効にする必要があります。

適用後のサポートサービス期間

アップグレード元ライセンスのサポートサービス期間が引き継がれます。ただし以後のサポートサービス更新は、アップグレート元ライセンスに適用できた SSR (期限内更新用) 製品ではなく、対応するインテル® oneAPI ツールキットの SSR (期限内更新用) 製品を購入することで行います。

アップグレード以前のソフトウェアについて

ダウンロード済みのオフライン・インストーラーや、インストール済みのインテル® Parallel Studio XE またはインテル® System Studio の各ソフトウェアは、ライセンスファイルを用いて新たにインストールしたり、引き続き恒久的に使用したりすることができます。

インテル® Parallel Studio XE またはインテル® System Studio は、旧バージョンのソフトウェアとして、サポート対応の終了が予定されています。インストール用ファイルのダウンロード提供についてはライセンス & サポートサービス - お知らせ/FAQ より「旧バージョンのインテル® コンパイラーあるいはライブラリーを使用するための製品はありますか」をご参照ください。

  • インテル® Parallel Studio XE 2020 の次のバージョンは、インテル ® oneAPI ベース & HPC ツールキット 2021 です。
  • インテル® System Studio 2020 の次のバージョンは、インテル ® oneAPI ベース & IoT ツールキット 2021 です。

インテル® oneAPI ツールキットでの変更点

  • 新しい EULA (使用許諾) が適用されます。
    詳細はインテル社 ウェブページの使用許諾/EULA (英語) を参照してください。

  • 開発者数サポートのライセンス形態へ変更されます。

    • 特定ユーザーライセンスは「特定ユーザー」に対応します。
    • 「Floating 2-pack」ライセンスは「ワークグループ (開発者 10 人サポート)」に対応します。
    • 「Floating 5-pack」ライセンスは「デパートメント (開発者 25 人サポート)」に対応します。
    • すべてのインテル® oneAPI ツールキットのソフトウェアは、ライセンス情報無しにすべての機能が恒久的に動作します。
    • アップグレード後も、既設のライセンスサーバーはインテル® Parallel Studio XE またはインテル® System Studio 向けに引き続き機能します。
    • アップグレード後のライセンスでは、サーバー情報の登録を行えません。発行できるライセンスファイルは、インテル® Parallel Studio XE またはインテル® System Studio を、コンピューターおよび OS を問わず、ライセンスサーバーへの接続を行うことなくアクティベートできます。

  • 各コンポーネントでサポートされるすべての OS 向けのソフトウェアがダウンロード可能となります。

  • インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキットでは、ターゲット・プラットフォームとしてサポートされるメモリーシステムの種類により、マルチノードとシングルノードの 2 つの製品があります。分散メモリーシステム向けにアプリケーションを開発される場合には、マルチノード製品への特別アップグレードをご検討ください。

    以下のような状況でサポートを提供するには、マルチノード製品が必要です。

    「コンピューター Dev で開発したあるプログラムを、コンピューター A とコンピューター B にコピーしました。そのプログラムは A または B のどちらかのみで実行すると、問題なく動作します。しかし、A と B の双方を使用するようにそのプログラムを実行すると、問題が発生します。どうすればよいでしょうか。」

  • インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキットには、C++ と Fortran 両方のコンパイラーが含まれます。インテル社の方針により、今後のリリースにおいて「日本語版」コンパイラーの提供予定はありません。

  • Windows* でお使いの場合、Microsoft* Visual Studio* への統合機能が上書きされます。インテル® oneAPI ツールキットについてインストールする前に、これまでのバージョンのインテル® コンパイラーをすべてアンインストールすることを推奨します。

以下のリストより、該当する項目をご確認ください。

インテル® Parallel Studio XE

  • Cluster Edition for (Windows/Linux)

    • アップグレード先は「インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット (マルチノード)」です。
    • アップグレード後もサポートサービス更新費は変わりません。
  • Professional Edition for (Fortran & C++/C++/Fortran) (Windows/Linux)

    • アップグレード先は「インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット (シングルノード)」です。
    • アップグレード後のサポートサービス更新費は下がります。
  • Composer Edition for (Fortran & C++/C++/Fortran) (Windows/Linux) 、および Composer Edition for (C++/Fortran) macOS

    • アップグレード先は「インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット (シングルノード)」です。
    • アップグレード後のサポートサービス更新費は上がります。アップグレード前の1回に限り、アップグレード・プロモーションによりお得な価格で更新とアップグレードが可能です。
    • これまで複数のプログラミング言語や OS 対応のためにいくつかのライセンスをお持ちであった場合は、サポートサービスを更新するライセンスを減らすことも可能です。
    • 現在、Apple シリコン搭載の Mac コンピューターについてサポート予定はありません。
      参考: Apple シリコン搭載の Mac コンピュータ - Apple サポート

  • インテル® VTune™ プロファイラー

  • インテル® MPI ライブラリー for (Windows/Linux)

インテル® System Studio

  • Ultimate Edition for (Windows/Linux)

    • アップグレード先は「インテル® oneAPI ベース & IoT ツールキット」です。
    • 「インテル® oneAPI ベース & IoT ツールキット」では「インテル® System Debugger」は同梱されません。「インテル® System Debugger」の今後のバージョンは Intel Corporation との CNDA 締結を前提とする Intel® System Bring-up Toolkit (英語) によってのみ提供されます。
    • アップグレード後もサポートサービス更新費は変わりません。
  • Professional Edition / Composer Edition for (Windows/Linux)

    • アップグレード先は「インテル® oneAPI ベース & IoT ツールキット」です。
    • アップグレード後のサポートサービス更新費は上がります。無償アップグレード適用前に、サポートサービス期間の更新をご検討ください。