インテル® VTune™ プロファイラー 2024

C/C++、Fortran、Python、Go、Java 対応の高度なパフォーマンス/スレッド・プロファイラーです。
インテル® oneAPI ベース・ツールキット以上に同梱されます。

詳細はこちら 評価版はこちら
関連情報
[お知らせ一覧]

精度の高いデータで高速なアプリケーションを素早く開発

統一されたクロスアーキテクチャー・プログラミング・モデル oneAPI

初めてのチューニングから高度な最適化にわたって、インテル® VTune™ プロファイラー は CPU と GPU パフォーマンス、スレッドのパフォーマンスとスケーラビリティー、バンド幅、キャッシュ利用など、パフォーマンス向上のための豊富な情報を収集します。一般的なスレッド化モデルをサポートし、解析を支援するハイレベルな情報を提供するため、素早く簡単にチューニングを行うことができます。解析結果をタイムラインとソースコード上でソート、フィルターして可視化できます。

シングルコード・プロファイラーとは異なり、C/C++、Fortran、Python*、Go*、Java* が混在したコードの hotspot を正確に特定します。

詳細・新機能 技術情報

最新のプロセッサーのパフォーマンス解析

最新のプロセッサーのパフォーマンスを解析する場合、シングルスレッド・パフォーマンスを最適化するだけでは十分ではありません。ハイパフォーマンスなコードには、次のものが求められます。

  • 複数の CPU を利用するためのスレッド化とスケーラビリティー
  • 複数の FPU を効率良く使用するためのベクトル化
  • NUMA とキャッシュを利用するためのチューニング

メディア・アプリケーションでは、OpenCL* と GPU のチューニングも必要になります。インテル® VTune™ プロファイラー では、これらの高度なプロファイル機能をフレンドリーな 1 つのインターフェイスから利用できます。

インテルのツールキットに含まれる解析ツール、ランタイム、 コンパイラーとの連携

インテル® VTune™ プロファイラー は、インテルのソフトウェア開発ツールキットに含まれる次の解析ツールと連携可能です。

インテル® Advisor

ベクトル化の最適化とスレッドのプロトタイプ生成に役立ちます。

インテル® Trace Analyzer & Collector

MPI アプリケーションを検証し、スレッド化より最も大きな利点が得られるループをインテル® VTune™ プロファイラー に知らせます。

スイート製品に同梱

インテル® VTune™ プロファイラーは単体で販売されておりません。以下製品に同梱されます。

インテル® oneAPI ベース・ツールキット

1 つのプログラミング・モデルで複数のアーキテクチャー (CPU、GPU、FPGA) にわたって高いパフォーマンスを発揮できるコードの開発を支援します。

インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット

C/C++、Fortran コンパイラーと MPI 開発ツールにより、CPU およびアクセラレーターまたはそれらのクラスターへ最適化された HPC アプリケーションの開発を支援します。

インテル® oneAPI ベース & レンダリング・ツールキット

さまざまなレンダリング・ツールにより、優れたビジュアライゼーション・アプリケーションやソリューションの開発を支援します。

バージョン 2024 新機能

主に以下の変更・機能が追加されました。
詳細は、リリースノートおよび インテル社公開の情報を参照ください。

  • GPU アクセラレーター
    • GPU プロファイリング結果におけるストール要因情報の表示
      GGPU Compute/Media Hotspots (GPU 計算/メディア・ホットスポット) 分析を実行して、インテル® データセンター GPU マックス・シリーズ (開発コード名 Ponte Vecchio) デバイスで実行されているアプリケーションをプロファイルする場合、Xe Vector Engines (XVE) (旧称 Execution Units (EUs)) でストールの要因を確認できるようになりました。
    • 複数の GPU に対応したメトリックスのグループ化
      GPU Compute/Media Hotspots (GPU 計算/メディア・ホットスポット) 分析を実行して、複数のインテルの GPU で実行されるアプリケーションをプロファイリングする場合、インテルのマイクロ・アーキテクチャー・ファミリーごとにグループ化されたメトリクス情報を確認できるようになりました。
    • 複数の GPU に対応したメトリクスの更新
      HPC Performance Characterization (HPC 特性解析) ビューのサマリータブにある GPU メトリック情報が強化され、複数の GPU から収集されたデータをより適切に表現できるようになりました。
  • アプリケーション・パフォーマンス・スナップショット
    • 複数の GPU に対応したメトリクスの更新
      アプリケーション・パフォーマンス・スナップショットの HTML レポートにおける GPU メトリック情報が強化され、複数の GPU から収集されたデータをより適切に表現できるようになりました。
  • 言語サポート
    • 新しい言語バージョンに対応
      Windows* および Linux* システムの Hotspots Analysis (ホットスポット解析) タイプに Python 3.9.0 のサポートを追加しました。
  • プラットフォーム・サポート
    • レガシー・プロセッサーへのサポートを追加
      インテル® VTune™ プロファイラーは、クライアントおよびサーバー・プラットフォームとして、以下の世代のプロセッサーに対するサポートを追加しました。
      • サーバー CPU: インテル® Xeon® プロセッサー・ファミリー v3 またはそれ以降
      • クライアント CPU: 第 4 世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーまたはそれ以降
    インテル® VTune™ プロファイラー 2023 では、上記に記載されたバージョンよりも古いプロセッサーはサポートされていません。上記よりも古いプロセッサーでパフォーマンス解析を行う場合、古いバージョンのインテル® VTune™ プロセッサーをご使用ください。
  • ハードウェア・サポート
    • 新しいアーキテクチャーへのサポートを追加
      インテル® VTune™ プロファイラーは、クライアントおよびサーバー・プラットフォームとして、以下の世代のプロセッサーに対するサポートを追加しました。
      • 第 4 世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー (開発コード名 Sapphire Rapids)
      • 第 13 世代インテル® Core™ プロセッサー (開発コード名 Raptor Lake)
      • インテル® データセンター GPU マックス・シリーズ (開発コード名 Ponte Vecchio)
      • 第 1 世代インテル® Arc™ ハイパフォーマンス・ディスクリート GPU (開発コード名 Alchemist)
        • SYCL*、DirectX*、インテル® Media SDK、OpenCL™、および OpenMP* オフロードを含むソフトウェア技術向けの明示的なサポート
        • 複数の GPU を搭載したシステムのサポート。インテルの内蔵および外付け GPU を含むすべてのインテルの GPU デバイスのプロファイリングが可能になりました。
        • ソースレベルのカーネル内のプロファイリングを含む GPU オフロードおよび GPU ホットスポット解析のサポート
      • インテル® Xeon® CPU マックス・シリーズ (開発コード名 Sapphire Rapids HBM) (Update 1)

最初にチューニングすべきことは?
多くの時間を費やしているコードを素早く特定

hotspot 解析結果では、多くの CPU 時間を費やしている関数のリストがソートして表示されます。これにより、チューニングによって最大の効果が得られる箇所を確認できます。[+] をクリックするとコールスタックが表示され、ダブルクリックで該当するソースコードが表示されます。

結果を素早く解析 – プロファイルデータをソース上に表示

関数リストをダブルクリックすると、関数で最も時間を費やしているソースコード内の該当箇所に移動します。

C/C++、Fortran、Python*、Go*、Java* 混合コードをプロファイル

シングルコード・プロファイラーとは異なり、C/C++、Fortran、Python*、Go*、Java* が混在したコードの hotspot を正確に特定します。

最新プロセッサー上でパフォーマンスを発揮する 3 つのポイントを参照

最新ハードウェアのパフォーマンスを発揮するための 3 つの重要な要素の概要を取得するには、新しい HPC パフォーマンスの特徴付けを使用します: CPU 使用率(スレッド)、メモリーアクセス、および FPU 使用率 (FLOPS)。それから、各要素に対して、詳細な分析をドリルダウンします。

マルチコアの世界ではスレッドのパフォーマンスが重要な課題

インテル® VTune™ プロファイラーは、インテル® TBB、OpenMP* などのスレッド化モデルをサポートします。タスクの開始/終了、同期、待機時間などマルチスレッドの概念を簡単に理解することができます。待機時間を確認する "Lock & Wait" 解析 (次にあるイメージ) は便利な機能の 1 つです。タイムラインの可視化 (以下の 2 番目のイメージ) では、ロック競合 (黄色のトランジション)、負荷インバランス、そして不用意なシリアル化など、並列処理のパフォーマンスを低下させるすべての原因を容易に検出できます。

"locks and waits" 解析で遅いスレッドのコードの一般的な原因を特定

ロックでの長時間の待機は、待機中のコアが十分に活用されず、並列プログラムのパフォーマンスを低下させる一般的な原因となります。"basic hotspots" と "locks & waits" プロファイルは、インテルおよび互換プロセッサーの両方で動作するソフトウェア・コレクターを利用しています。

素早く結果を確認可能 – タイムラインのフィルター処理で必要なデータを得る

タイムラインで time range を選択し、情報をマスクして必要なデータをフィルターする (例えばアプリケーションの起動時間)。タイムラインを選択してフィルターすると、選択された範囲のグリッドの CPU 時間を多く消費している 関数リストが更新されます。黄色の線は低速なトランジションです。過度のトランジションは、ロック競合と低い並列パフォーマンスを示すことがあります。スピンロックの問題を診断するため CPU 時間のマークを無効にする – スレッドが実行中もしくは待機中の時間だけを表示し、必要のないシリアル化を特定します。

リモートシステムを簡単にプロファイル – ライセンスはホストのみに必要で、ターゲットには不要

現在のホストまたはリモートシステム上で簡単にデータを収集できます。もしくは、リモートシステム上でコマンドラインを使用してデータを収集し、その後ホストでインポートしてローカルでデータを解析できます。

ヒント: 最適なパフォーマンスを達成するには、VNC スロー・グラフィックスは避けましょう。UI をローカルで実行してください。リモートターゲットからデータをインポートしましょう。リモートシステムへのインストールとデータの収集にはライセンスは必要ありません。ライセンスは、収集したデータを分析もしくは表示する場合にのみ必要です。リモートデータ収集については、 こちらの iSUS の記事もご覧ください。

ドライバーをチューニング。低いオーバーヘッドで高い精度を得る

インテル® プロセッサーは、オンチップのパフォーマンス・モニタリング・ユニット (PMU) を搭載しています。インテルおよび互換プロセッサーで動作する "basic hotspots" 解析に加え、インテル® VTune™ プロファイラーには、インテル® プロセッサー上のパフォーマンス・モニタリング・ユニット (PMU) を使用した非常にオーバーヘッドの少ない収集を行う "advanced hotspots" があります。システム全体の解析では、ドライバーも分析できます。高解像度 (~1 ミリ秒対 ~10 ミリ秒) で小さな関数中のホットスポットを検出できます。

"あらかじめプリセットされた" バンド幅とメモリー解析で簡単にセットアップ

あらかじめプリセットされたプロファイルで、簡単に解析の設定が可能。複雑なイベント名を覚えることなく、バンド幅をチューニングしキャッシュ効率を最適化できます。

パフォーマンスが向上する可能性がある箇所をハイライト

ピンク色にハイライト表示された項目は、チューニングでパフォーマンスが向上する可能性がある事を示します。マウスオーバーすることでチューニングのためのアドバイスが表示されます。

簡単で、より効率良い OpenMP* と MPI マルチランクのチューニング

サマリーレポートは、効率良く OpenMP* のパフォーマンスを改善するための上位 4 つの問題を表示します。リンクをクリックすると詳しい情報を取得できます。

OpenMP* のパフォーマンスをどのように改善できるか素早く参照可能

それぞれの OpenMP* 領域のチューニングでパフォーマンスが向上する可能性をハイライトします。例えば、参考画面のイメージでは、バランスを調整することで 34% 高速になる可能性があります。

MPI + OpenMP* のマルチランクを簡単に解析

インテル® VTune™ プロファイラーのサマリー表示には、改善された OpenMP* パフォーマンスによって、パフォーマンスが向上する上位の MPI ランクのテーブルがまとめられています。

MPI と OpenMP* のハイブリッド・アプリケーションでは、ランク間の MPI 通信とともに OpenMP* が非効率である部分を探すことが重要です。少ない通信スピン時間で多くのランクが実行され、そしてより多くの OpenMP* チューニングがアプリケーションの実行時間に影響します。MPI のチューニングには、 インテル® Trace Analyzer & Collector を使用し、通信スピン時間が低いランクを選択してインテル® VTune™ プロファイラーで分析します。インテル® VTune™ プロファイラーはクラスターにインストールできます。

ストレージデバイス解析 (HDD、SATA または NVMe SSD)

I/Oバウンドまたは CPU バインドが起こっていますか? I/O 操作(非同期および同期)と計算の間のインバランスを調査しましょう。 CPU が I/O を待っているときに、ソースコードにマッピングされたストレージアクセスを参照してください。

使いやすい OpenCL™ と GPU プロファイル – Windows* と Linux で利用可能!

新しいプロセッサー上で OpenCL* をチューニングする場合、GPU アーキテクチャーのダイアグラムによって GPU ハードウェアのメトリックを簡単に確認することができます。

GPU とプラットフォームのデータを解析

最新のプロセッサーでは、必要に応じて OpenCL* とメディア・アプリケーション向けの GPU とプラットフォーム・データを収集できます。GPU/CPU アクティビティーを関連付けることが可能です。

特殊なコンパイラーやビルドは不要

低オーバーヘッドの収集は、データの精度を高めます。

コマンドラインを使用して自動化

コマンドライン・ツールを使用して回帰テストを自動化できます。また、簡単にリモート収集を行うためリモートシステムに軽量コンポーネントをインストールできます。

システム全体の解析

ドライバー、カーネルモデル、そしてマルチプロセス・アプリケーションをチューニング。

Microsoft* DirectX* フレームの自動識別

Windows* ゲーム中の低速な部分は? 開発者は、ゲーム中で時間がかかりフレームレートの低い場所を特定するために多くの時間を費やす必要はありません。インテル® VTune™ プロファイラーを使うことで、Microsoft* DirectX* のフレームを自動的に認識し、遅いフレームで何が起こっているかを見るためのフィルター処理が可能です。DirectX* を使用していない場合は? 時間がかかる場所に API を追加してフレーム解析を行うことで、遅延を解析することができます。

低オーバーヘッドの Java* プロファイル

Java* コードもしくは Java* とネイティブ・コードが混在したコードの解析結果を元の Java* のソースにマッピングします。インストルメント・コードを使用するほかの Java* プロファイラーとは異なり、インテル® VTune™プロファイラーは、ハードウェアとソフトウェア収集による低オーバーヘッドの統計的なサンプリングを行います。ハードウェアによる収集は、プロセッサーのパフォーマンス・モニター・ハードウェアを使用するため、非常に低オーバーヘッドです。

ユーザータスクの解析

タスク・アノーテーション API は、インテル® VTune™ プロファイラーが実行されたタスクを表示できるよう、ソースに注釈をつけるために使用されます。例えば、パイプラインのステージに API でラベルを付け、タイムラインに表示させることで、領域の詳細を明らかにします。これにより、プロファイルされたデータが分かりやすくなります。

本ページに、ドキュメント一覧が表示されない場合は、ご利用のブラウザの JavaScript を ON にしていただくか、 こちらのドキュメント・ページをご覧ください。

HPC アプリケーションに役立つハイパフォーマンス解析

このセッションは、インテル® デベロッパー・ゾーンに公開されている「 HPC Applications Need High-Performance Analysis」の日本語版です。

このセッションでは HPC の分野に特化したパフォーマンス解析技術を性能解析ツール「インテル® VTune™ プロファイラー」を使用してご紹介します。
まず最初に、現在の HPC 業界における一般的なパフォーマンス解析の状況をご紹介します。そして次に、インテル® VTune™ プロファイラーに搭載される HPC Performance Characterization (HPC 特性解析) について、その概要を説明します。これは、HPC アプリケーションのパフォーマンス特性を解析する機能となります。 さらに、HPC 特性解析を使用したパフォーマンス解析の例もご紹介します。

HPC アプリケーションに役立つハイパフォーマンス解析

製品トレーニング

  1. 製品概要
  1. Hotspot 解析
  1. Concurrency (コンカレンシー) 解析
  1. Locks & Waits (ロックと待機) 解析
  1. Advanced Hotspots 解析 (前編)
  1. Advanced Hotspots 解析 (後編)

製品セミナーや関連イベントをご紹介。

米インテル社の製品情報を日本語に翻訳して公開中。

マルチスレッド化、ベクトル化のアドバイスツールです。

クラスターシステムの性能解析ツールです。

世界最大規模のクラスターユーザーの 70% が活用しているデバッガー & プロファイラーです。

ハードウェア要件

容量
  • 8GB RAM (最小構成)
  • 1.6GB RAM (すべてのアーキテクチャー向けにすべての製品機能をインストールする場合)
ユーザー・インターフェイスとすべてのデータ収集による一般的な操作 (ハードウェア・イベントベース・サンプリング分析を除く)
  • インテル® Streaming SIMD Extension 2 (インテル® SSE2) 命令をサポートするインテル® 64 アーキテクチャー・ベースのプロセッサー (インテル® Pentium® 4 プロセッサー以降、または互換性のあるインテル以外のプロセッサー)。
  • 機能を最大限に活用できるよう、マルチコアまたはマルチプロセッサー・システムの使用を推奨します。
  • インテル® VTune™ プロファイラーは、アセンブリー・レベルの命令に関する特定の知識を必要とするため、プログラムにインテル以外の命令が含まれている場合、解析が正しく機能しない可能性があります。この場合、インテルの命令のみを含むターゲット実行可能ファイルを使用して解析を実行します。インテル® VTune™ プロファイラーを使用した後、インテル以外の命令を提供するアセンブラー・コードまたは最適化コンパイラー・オプションを使用できます。
ハードウェア・イベントベース・サンプリング (EBS) 分析
  • EBS 分析は、オンチップのパフォーマンス・モニタリング・ユニット (PMU) を利用し、収集には純正のインテル® プロセッサーが必要です。インテル® Xeon® プロセッサー・ファミリー v3 またはそれ以降および第 4 世代またはそれ以降のインテル® Core™ プロセッサーでサポートされています。古いプロセッサーのサポートは、インテル® VTune™ プロファイラー 2022.0 リリースで非推奨となり、今後削除される予定です。既存の EBS 結果を開いて表示する場合、システムによる EBS 分析コレクションのサポートは必要ありません。結果を表示するには、制限の少ない一般的な操作要件を満たすシステムで十分です。
  • 仮想マシン内での EBS 分析は、オンチップのパフォーマンス・モニタリング・ユニット (PMU) を仮想化する VMware*、KVM*、XEN*、Hyper-V*、Parallels Desktop* 環境で利用できます。こちらの記事から、サポートの詳細を参照してください。
  • ハードウェア・イベントベース・サンプリング (EBS) 分析では、Linux* Perf ツールを介してドライバレス・サンプリング・コレクションを実行できます。インテル® VTune™ プロファイラーは、Software Heritage のアーカイブに掲載されています。
プラットフォーム・プロファイラー解析
  • プラットフォーム・プロファイラー解析は、オンチップのパフォーマンス・モニタリング・ユニット (PMU) を利用し、収集には以下を含む純正のインテル® プロセッサーが必要です。
    • インテル® Xeon® プロセッサー (Haswell ベースまたはそれ以降)
    • インテル® Core™ プロセッサー (第 5 世代、第 6 世代、第 7 世代、第 8 世代、第 9 世代またはそれ以降)
  • 以下のハイパーバイザーは、プラットフォーム・プロファイラーをサポートします。
    • KVM*
    • XEN*

    プラットフォーム・プロファイラー解析は、仮想マシンマネージャー (ホストのみ) でも利用できます。ゲストマシンでは解析はサポートされません。

CPU 解析

クライアントおよびサーバー・プラットフォームで以下の世代のプロセッサーをサポートします。

  • サーバー CPU: 第 3 世代インテル® Xeon® プロセッサー・ファミリーまたはそれ以降
  • クライアント CPU: 第 4 世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーまたはそれ以降

バージョン 2023 では、上記に記載されたプロセッサーよりも古い世代のプロセッサーはサポートされていません。

GPU 解析
  • 第 9 世代のインテル® HD またはインテル® Iris® グラフィックス (開発コード名 Skylake) またはそれ以降を搭載したインテル® プロセッサー
  • インテル® データセンター GPU マックス・シリーズ (開発コード名 Ponte Vecchio)
  • インテル® Arc™ A-シリーズ グラフィックス (DG2)
  • インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズ (開発コード名 Arctic Sound-M)

FPGA 解析

FPGA 解析は、外付けのインテル® Arria® 10 FPGA およびインテル® Stratix® FPGA でサポートされています。

Android* ターゲット
  • インテル® Atom® E39XX プロセッサー (開発コード名 Apollo Lake)
  • データ収集
    • データ収集に用いられるユーティリティーは、パフォーマンス・モニタリング・ユニット (PMU) とアーキテクチャー・モデル固有のレジスター (MSR) を利用するため、純正のインテル® Atom® プロセッサーが必要です。
    • 一般的な運用要件を満たす任意のシステムを使用して、収集した結果を分析できます。

ソフトウェア要件

ホスト/ターゲット OS

Linux*

  • Red Hat* Enterprise Linux* 8.X、9.X
  • SUSE* Linux* Enterprise Server (SLES) 15 SP3、15 SP4、15 SP5
  • Fedora* 36、37、38、39
  • Ubuntu* 20.04 LTS、22.04 LTS、23.04
  • Amazon Linux* 2022
  • Debian* 11.0
  • Rocky* 9
  • WSL* 2
  • Yocto Project* 2.7 および 3.0 に基づいた環境 (組み込み Linux* のターゲット)
  • Wind River* Linux* 8 および 9 に基づいた環境 (組み込み Linux* のターゲット)

※ Amazon Linux*、Clear Linux*、組み込み Linux* 環境では、プラットフォーム・プロファイラーを使用してデータを収集することができません。

※ プラットフォーム・プロファイラーのホスト機能 (ビューおよび結果の解析) は、Debian* または SUSE* Linux* Enterprise Server ではサポートされていません。

Windows*

  • Microsoft* Windows* Pro および Enterprise 10、11
  • Microsoft* Windows* 10 22H2、11 22H2、11 23H2
  • Microsoft* Windows Server* 2019、2022

FreeBSD* (ターゲットのみ)

  • Broadwell サーバーまたはそれ以降における FreeBSD* 11 および 12 に基づいた環境

Android* (ターゲットのみ)

  • Android* 6.x またはそれ以降の環境

仮想マシン (ターゲットのみ)

Windows* または Linux* のホストマシンでは、インテル® VTune™ プロファイラーを使用して、これらのマシンの仮想環境で実行されているターゲットをプロファイリングできます。利用可能なサポートは、ホストマシンとゲストマシンの特定の組み合わせによって異なります。

コンパイラー

下記のインテル® コンパイラー、そのほか標準に準拠するコンパイラーで動作します。

  • インテル® C/C++、Fortran コンパイラー・クラシック 11.0 またはそれ以降 (Windows*、Linux*)
  • インテル® Parallel Composer (Windows*)
  • Microsoft* Visual Studio* C/C++ コンパイラー (Windows*)
  • Cygwin (Cygwin 1.7.17 と GCC 4.5.3 でテスト済み) (Windows*)
  • MinGW (MinGW と GCC 4.6.2 でテスト済み) (Windows*)
  • GNU* C/C++ コンパイラー 3.4.6 またはそれ以降 (Linux*)
  • GNU* C/C++ コンパイラー 4.2 またはそれ以降 (Android*)
開発環境

スタンドアロン、下記の Microsoft* Visual Studio* バージョン (Windows*)、Eclipse* 統合環境

  • Microsoft* Visual Studio* 2019 (v16.11 またはそれ以降)
  • Microsoft* Visual Studio* 2022 (v17.5 またはそれ以降)
  • Eclipse* 2022-12 (4.26)
  • Eclipse* 2022-9 (4.25)
Linux* カーネル
  • スタック要件とハードウェア・イベントベース・サンプリング分析
    • Linux* カーネル・バージョン 2.6.32 ~ 5.0
  • ドライバーレスのハードウェア・イベントベース・サンプリング分析要件
    • Linux* カーネル・バージョン 2.6.32 ~ 5.0 (/sys/bus/event_source/devices/cpu/format ファイルシステムを介して CPU PMU プログラミングの詳細をエクスポート)
言語

C、C++、C#、Fortran、Java*、OpenCL™、Python*、Go

スレッド化モデル: 完全なスレッド情報

OpenMP*、インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® oneTBB)、Win32* スレッド (Windows*)、Posix* Threads (Linux*)、インテル® C/C++ 並列言語拡張

.NET 環境
  • .NET (Windows* のみ)
  • .NET Core 2.0 またはそれ以降
Java* 環境
  • Oracle* JVM 13 またはそれ以降 (ホットスポットおよびハードウェア・イベントベースの分析タイプ)
  • OpenJDK* 13 またはそれ以降 (ホットスポットおよびハードウェア・イベントベースの分析タイプ、Linux のみ)
OpenCL™ 環境
  • OpenCL™ アプリケーション 18.1 またはそれ以降向けのインテル® CPU ランタイム
  • OpenCL™ 向けインテル® グラフィックス・コンピュート・ランタイム

Windows* システムの場合、OpenCL™ 向けインテル® グラフィックス・コンピュート・ランタイムは GPU ドライバーに同梱されています。Linux* システムの場合、GitHub* からダウンロードできます。

グラフィカル・ユーザー・インターフェイス (GUI) 要件
  • GTK+ (2.10 またはそれ以降、2.18 またはそれ以降を推奨します)
  • Pango (1.14 またはそれ以降)
  • X.Org (1.0 またはそれ以降、1.7 またはそれ以降を推奨します)

Windows* システムの場合、OpenCL™ 向けインテル® グラフィックス・コンピュート・ランタイムは GPU ドライバーに同梱されています。Linux* システムの場合、GitHub* からダウンロードできます。

Linux* カーネル要件
  • CPU ターゲットのプロファイリングには、2.6.32 またはそれ以降の Linux* カーネルを使用します。ハードウェア PMU イベントベース・サンプリング分析を実行するには、カーネルドライバーまたは解析ツールが有効である必要があります。
  • GPU ターゲット・プロファイリングでは、Linux* カーネル 4.14 またはそれ以降を使用します。GPU 解析要件に沿ってシステムを構成する必要があります。
FPGA 解析要件

FPGA 向けに設計された DPC++ アプリケーションは、-Xsprofile オプションを使用してコンパイルすることで、パフォーマンス・データをソースレベルでマッピングできます。

DPC++ アプリケーションのコンパイル要件

-gline-tables-only および -fdebug-info-for-profiling オプションを使用して DPC++ アプリケーションをコンパイルすることで、パフォーマンス解析向けにデバッグ情報を入手できます。

グラフィックス・ドライバーのインストール

Windows* 向けインテル® グラフィックス・ドライバー

ご利用中のデバイスに適したリンクの手順に沿って、ドライバーをインストールしてください。

Linux* オペレーティング・システム向けの汎用 GPU ドライバー

インテルの GPU につきましては、こちらの記事からご利用中のデバイスに適した手順をご確認ください。

  • 最新の情報は、製品または評価版に同梱されているリリースノートを参照ください。

お知らせ

2023年11月24日、インテル® VTune™ プロファイラー 2024 が同梱されるインテル® ソフトウェア開発ツールに対応する有償サポートサービスの提供を開始しました。

過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2024 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。

2022年12月19日、インテル® VTune™ プロファイラー 2023 が同梱されるインテル® oneAPI 2023 の販売を開始しました。

過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2023 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。

2021年 12月 23日、インテル® VTune™ プロファイラー 2022 が同梱されるインテル® oneAPI 2022 の販売を開始しました。

過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2022 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。

2020年 12月 9日、インテル® VTune™ プロファイラー 2021 が同梱されるインテル® oneAPI 2021 の販売を開始しました。

過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2021 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。

2019年 12月 18日、インテル® VTune™ プロファイラー 2020 の販売を開始しました。

本バージョンより、製品名が 「インテル® VTune™ Amplifier」 から 「インテル® VTune™ プロファイラー」 に変更となりました。

過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2020 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。

開発元の方針により、2019年 8月 6日を以って、インテル® VTune™ Amplifier Windows/Linux OS 共通ライセンスへの特別アップグレード製品の販売を終了いたします。

バージョン 2017 以前のインテル® VTune™ Amplifier 各 OS 向けライセンスをお持ちの場合、今後 Windows/Linux OS 共通ライセンスをご利用を希望される場合は、インテル® VTune™ Amplifier の新規ライセンスをご購入ください。

2018年 9月 13日、インテル® VTune™ Amplifier 2019 の販売を開始しました。

過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2019 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。

バージョン 2017 以前のインテル® VTune™ Amplifier 製品では、Windows、Linux 各ホスト OS 向けのライセンスを販売しておりましたが、インテル社の意向により、2017年 9月 14日のバージョン 2018 リリースより、Windows、Linux 両 OS でご利用いただける「OS 共通製品」へと変更されました。
また、製品名についても、インテル® VTune™ Amplifier XE for Windows および for Linux から、「インテル® VTune™ Amplifier」 へと変更されました。

この変更により、これまでのインテル® VTune™ Amplifier for Windows または for Linux (各ホスト OS 向け製品) をお持ちのお客様が、サポートサービスの更新を希望される場合には、以下いずれかの特別アップグレード製品を購入いただくことにより、OS 共通ライセンスへアップグレードいただく必要がございます。


  • インテル® VTune™ Amplifier 特別アップグレード (OS 共通ライセンスへのアップグレード)

  • インテル® VTune™ Amplifier for Windows または for Linux (各 OS 向け製品) のサポートサービスが有効な場合、本特別アップグレードをご購入いただくことで、OS 共通ライセンスへアップグレードいただけると共に、インテル® VTune™ Amplifier のサポートサービス更新用製品「SSR (期限内更新用)」よりも安価にて、サポートサービスの期間を 1 年間延長いただけます。詳しくは こちらのページをご覧ください。


  • インテル Parallel Studio XE への特別アップグレード

    インテル® VTune™ Amplifier OS 共通ライセンスを含む上位製品へのアップグレードです。詳しくは こちらのページをご覧ください。

iSUS では、皆様のご要望にお応えして、インテル® VTune™ Amplifier 2019 for Windows* Initial Release、Update 1、Update 2、Update 3 の日本語版を提供しています。日本語版では、GUI/CLI メッセージ、およびヘルプ (ドラフト版) やドキュメント類が日本語化されています。こちらの iSUS のページからお申し込みいただけます。

FAQ

基本的な hotspot (以前の「hotspot」)

  • ソフトウェア・コレクターを使用します。
  • ドライバーは必要ありません。
  • インテル® プロセッサーおよび互換プロセッサーで利用できます。
  • 分解能は ~10 ミリ秒。
  • コールスタックを収集して呼び出しシーケンスを表示します。
  • 仮想環境で動作します。

高度な hotspot

  • ハードウェア・コレクターおよびオンチップのパフォーマンス・モニタリング・ユニットを使用します。
  • インストールに管理者権限が必要なソフトウェアに含まれるドライバーが必要です。
  • 収集にはインテル® プロセッサーが必要です。
  • 分解能は ~1 ミリ秒 (より小さな関数を検出できます)。
  • 最適なコールスタック収集。
  • VM ベンダーでサポートされている場合のみ仮想環境で動作します (VMware vSphere* 5.1 など)。

はい。インテル® VTune Amplifier は、インテルの命令セットを含むアプリケーションを解析する場合、インテル® プロセッサーと互換プロセッサーの両方で動作します。ソフトウェア・コレクターを使用するプロファイル機能 (「基本的な hotspot」および「ロックと待機」など) は、インテル® プロセッサーと互換プロセッサーの両方で動作します。ハードウェア・コレクターおよびオンチップのパフォーマンス・モニタリング・ユニットを使用するプロファイル機能 (「高度な hotspot」および「マイクロアーキテクチャー解析」など) は、データ収集にはインテル® プロセッサーが必要ですが、収集後の結果は互換プロセッサーで解析できます。

いいえ。インテル® VTune Amplifier でプロファイルを行うために再コンパイルする必要はありません。しかし、最も完全で有用な結果が得られるように、最適化されたアプリケーションでデバッグおよびシンボル情報を有効にすることを推奨します。このため、リリースビルドのプロセスはデバッグ情報を追加するように修正する必要があります。

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いいえ。製品を入手した後、CLI インストーラー (コマンドライン・インストーラー) から同じ OS のほかのシステムでのデータ収集を設定できます。リモートシステムでは、データの収集はできますが、収集したデータの表示にはライセンスが必要です。データを表示するには、製品をインストールしたシステムに結果ディレクトリーをコピーします。詳細については、ドキュメントの「Remote Tuning Workflow (リモート・チューニング・ワークフロー)」を参照してください。インストールの詳細については、リリースノートの「リモートシステムでのコレクターのインストール」を参照してください。

インテル® VTune Amplifier にソースコードが表示されない理由はいくつかあります。

ソースコードを表示するには、デバッグ情報が利用可能になるようにコードをコンパイルする必要があります。例えば、Linux* では、"-g" オプションを指定してコンパイルしていることを確認します。

インテル® VTune Amplifier にソースファイル、バイナリーファイル、シンボルファイルの場所を知らせる必要もあります。既存のプロジェクトを開くか新規プロジェクトを作成して、[Project Properties (プロジェクト・プロパティー)] ボタンをクリックします。[Project Properties (プロジェクト・プロパティー)] ダイアログで、[Search Directories (検索ディレクトリー)] タブをクリックします。プルダウンメニューで、[All files (すべてのファイル)] をクリックして、ファイルが含まれているディレクトリーを指定します。サブディレクトリーが含まれる場合は、[Search subdirectories (サブディレクトリーを検索)] ボックスをオンにします。

いいえ。Linux* では、ハードウェア・コレクターのドライバーをインストールするには root 権限が必要ですが、ドライバーをインストールした後は root 権限は必要ありません。プリインストールされる perf ドライバーを使用することもできますが、perf では一部の機能はサポートされていません。Linux* では、ハードウェア・コレクターを使用するには、ドライバー・アクセス・グループ (デフォルトは 'vtune') に属している必要があります (選択されるインストール・オプションに依存します)。ハードウェア・コレクターは、高度な hotspot 解析や高度な解析に使用されます。詳細については、ドキュメントの「Installing the Sampling Driver (サンプリング・ドライバーのインストール)」を参照してください。

ハードウェアベースの (「高度な」) サンプリング解析タイプではプロセッサーのパフォーマンス・モニタリング・ユニット (PMU) との通信が必要になるため、インストーラーはデバイスドライバーをインストールしようとします。Windows® では、ドライバー (署名されています) をインストールするユーザーは管理者グループに属している必要があります。Linux* では、ドライバーをインストールするユーザーは、root ユーザーまたは sudo を利用可能なユーザーである必要があります。Linux* ユーザーは、デバイスドライバーなしでソフトウェアをローカルにインストールして、ユーザーモード・サンプリング解析タイプ (基本的な hotspot、コンカレンシー、ロックと待機) を使用できます。ユーザーはプリインストールされる perf ドライバーを使用することもできますが、perf では一部の機能はサポートされていません。ユーザーが root としてソフトウェアをインストールできる場合、ハードウェアベースのサンプルを収集するユーザーは、インストール中に定義されるユーザーグループに属している必要があります (インストール中に選択されるオプションに依存します)。デフォルトは 'vtune' グループですが、インストーラー (install.sh) の高度なオプションにアクセスして変更または省略することができます。

結果をインテル® VTune Amplifier にインポートするには、最初にインポートする結果を含めるプロジェクトを作成する必要があります。インテル® VTune Amplifier で、[File (ファイル)] > [New (新規)] > [Project (プロジェクト)] メニューをクリックします。プロジェクト名を指定するダイアログが表示されます。プロジェクト名を指定して、[OK] をクリックします。インテル® VTune Amplifier の [Project Properties (プロジェクト・プロパティー)] ダイアログが表示されます。結果をプロジェクトへインポートするときにアプリケーションを指定する必要はありません。しかし、インポートした結果のソースを表示する場合は、ソースおよびバイナリーの場所を検索ディレクトリーに追加する必要があります。[Project Properties (プロジェクト・プロパティー)] ダイアログで、[Search Directories (検索ディレクトリー)] タブをクリックします。プルダウンメニューで、[All files (すべてのファイル)] をクリックして、ファイルが含まれているディレクトリーを指定します。サブディレクトリーが含まれる場合は、[Search subdirectories (サブディレクトリーを検索)] ボックスをオンにします。

検索ディレクトリーは、通常はデータ収集が完了した後に行われるファイナライズ中に使用されます。新しい検索ディレクトリーのパスを有効にするには、提供される新しい情報を使用してインテル® VTune Amplifier で結果を再解決する必要があります。[Analysis Type (解析タイプ)] タブをクリックした後、[Start (スタート)] ボタンおよび [Project Properties (プロジェクト・プロパティー)] ボタンの下にある [Re-resolve (再解決)] ボタンをクリックします。

サンプルカウントは、実行可能なコードと通常関連付けられていないソース行 ('for' ループや 'while' ループの閉じ括弧など) に表示されることがあります。間違っているように見えるかもしれませんが、これはコンパイラーによって生成された命令の結果です。アセンブリー・コードを見ると、そのソース行に属するものとしてタグ付けされた (閉じ括弧)、サンプルが関連付けられたアセンブリー命令のデバッグ情報を明らかにすることができます。一方で、アセンブリー命令を見ると、特定のハードウェア・イベントが本来そのイベントを生成しない命令で収集されることがあります (例えば、ジャンプ命令のメモリーイベントやメモリー命令の算術イベント)。これは「イベントスキッド」と呼ばれ、命令ポインターをサンプリングする前にプロセッサーがいくつかのマイクロオペレーションを停止できないことが原因です。つまり、サンプルを処理している間に命令ポインターが後の命令を指してしまうのです。一般に、命令フローを調べることにより、そのイベントの原因となった命令を判断することができます。

アプリケーションが I/O をブロックしている場合、ファイルアクセスに起因する関数呼び出しが基本的な hotspot 解析に表示されます。また、1 つのファイルへのアクセスを待つ複数のスレッドがある場合、ファイルを保護する同期オブジェクト (クリティカル・セクションなど) がロックと待機解析に表示されます。

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操作手順やよくあるご質問、トラブルシューティングは、インテル® レジストレーション・センター操作マニュアルを参照ください。

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