本記事では、Docker Desktop バージョン 4.61.0 ~ 4.65.0 における新機能、改善点、既知の問題、そして修正内容について紹介します。Docker 社が公開しているリリース ノートを基に、日本国内ユーザー向けに主要な変更点をわかりやすくまとめています。
最新バージョンがまだ利用可能でない場合は、しばらく時間をおいてから再度確認してください。通常、リリースから約 1 週間以内にアップデートが順次展開されます。
なお、最新リリースから 6 か月以上前のバージョンについてはダウンロード提供が終了しています。Docker Business を利用することで、6 か月以上前のバージョンも引き続きサポート対象として利用できます。
4.61.0 (2026/2/18)
新機能
- サイドバーのカスタマイズ: 左側のナビゲーション メニューをカスタマイズできるようになりました。必要なタブのみを表示し、不要なタブを非表示に設定できます。
アップデート
- Linux カーネル v6.12.68
- Docker Engine v29.2.1
- Docker Sandbox v0.12.0
修正および機能改善 (全プラットフォーム共通)
Docker Sandboxes に関する変更:
- イメージの自動キャッシュ機能を追加しました。これにより、不要な再ダウンロードを防止します。
- 空のコーディング エージェント サンドボックスに「シェル モード」を追加しました。
- OpenCode をサポートしました。
- 複数のワークスペースのマウントをサポートしました。
- Linux の実験的サポートを開始しました (単一ユーザー専用、UID 1000)。
- WSL 2 上での実行をサポートしました。
- パスが指定されていない場合、現在の作業ディレクトリでサンドボックスが起動するようになりました。
既知の問題
- Windows MSI インストーラーの制限: バージョン 4.59 以降がインストールされている環境では、MSI インストーラーを使用して直接アップデートすることができません。
- 回避策: 現在のバージョンを一度アンインストールしてから、新しいバージョンを再インストールしてください。アンインストールすると、関連するすべてのデータが削除されるのでご注意ください。
- 対応: 今後の MSI リリースで修正される予定です。
4.62.0 (2026/2/23)
新機能
- Docker MCP Toolkit のプロファイル機能: 「プロファイル」を使用して、MCP サーバーを名前付きのコレクションとして整理できるようになりました。また、チームや組織向けにカスタマイズされたサーバー コレクションである「カスタム カタログ」も作成可能です。
アップデート
- Linux カーネル v6.12.69
修正および機能改善
全プラットフォーム共通:
- [アップデートを自動的にチェックする] 設定をオフにしているにもかかわらず、バックグラウンドで更新チェックが実行される問題を修正しました (docker/for-mac#3908)。
Mac:
- Docker Model Runner で vLLM Metal をサポートしました。
Linux:
- QEMU 10.2.0 以降で発生していたネットワーク クラッシュの問題を修正しました。
セキュリティ
- CVE-2026-2664: grpcfuse カーネル モジュールにおける境界外読み取り (Out-of-bounds Read) の脆弱性に対処しました。
- CVE-2026-28400: Docker Model Runner におけるランタイム フラグ インジェクションの脆弱性に対処しました。
既知の問題
- Windows MSI インストーラーの制限: バージョン 4.59 以降がインストールされている環境では、MSI インストーラーを使用して直接アップデートすることができません。
- 回避策: インストール済みのバージョンをアンインストールしてから、新しいバージョンを再インストールしてください。なお、アンインストールを行うと関連するすべてのデータが削除されます。
- 対応: 今後の MSI リリースで修正される予定です。
4.63.0 (2026/3/2)
新機能
- Builds ビューでの SLSA v1 サポート: [Builds] ビューで SLSA v1 Provenance (由来情報) をサポートしました。
アップデート
- Kubernetes v1.34.3
- Linux カーネル v6.12.72
修正および細かな変更
全プラットフォーム共通:
- プロキシ設定の改善: プロキシ設定のユーザー インターフェイス (UI) を強化しました。また、コンテナー専用の個別プロキシ設定を追加しました。
- MCP カタログの修正: サーバーの構成オブジェクトに
"required": nullが含まれている場合に、コミュニティ レジストリの MCP カタログの読み込みに失敗する問題を修正しました。 - mcp-gateway の修正: Docker Desktop の仮想マシン (VM) がリソース セーバー モードの際、Secrets Engine からシークレットを取得しようとすると
mcp-gatewayがハングする問題を修正しました。 - リブランディング: 「Docker AI」に関連する表記を「Gordon」に変更しました。
Windows:
- Windows での起動時間を短縮しました。
既知の問題
- Windows MSI インストーラーの制限: バージョン 4.59 以降がインストールされている環境では、MSI インストーラーを使用して既存の Docker Desktop を直接更新できません。
- 回避策: インストール済みのバージョンをアンインストールしてから、新しいバージョンを再インストールしてください。アンインストールを実行すると、関連するすべてのデータが削除されます。
- 対応: 今後の MSI リリースで修正される予定です。
4.64.0 (2026/3/11)
アップデート
修正および細かな変更
全プラットフォーム共通:
- MCP Toolkit: プロファイル内のすべてのツールを無効にすると、逆にすべてのツールが有効になってしまう問題を修正しました。
- Docker Agent: Docker Agent のアップデート後に
docker aiコマンドが停止する問題を修正しました。 - Gordon (旧 Docker AI):
- ホバー ボタンが表示される際に、セッションのタイトルがちらつく問題を修正しました。
- 要約のレンダリングを改善し、冗長な表現を削減しました。
- CLI:
docker aiCLI コマンドが Docker Agent を正しく呼び出せない問題を修正しました。 - Docker MCP Toolkit: [OAuth] タブにすべてのカタログのエントリが表示されない問題を修正しました。
- 検索とログ:
- MCP カタログの検索機能を改善しました。
- [Build logs] タブで、タブを切り替えた際に検索ワードやフィルターが保持されない問題を修正しました。
- Kind: Kind コンテナーの起動の信頼性を向上させました。
Mac:
- アップデート時のエラー報告を改善し、より詳細な診断情報が表示されるようにしました。
- アップデートの信頼性を高めるため、更新版の
Docker.appの準備場所を/tmpからApplication Supportに変更しました。
既知の問題
- Windows MSI インストーラーの制限: バージョン 4.59 以降がインストールされている環境では、MSI インストーラーを使用して既存の Docker Desktop を直接更新できません。
- 回避策: インストール済みのバージョンをアンインストールしてから、新しいバージョンを再インストールしてください。アンインストールを実行すると、関連するすべてのデータが削除されます。
- 対応: 今後の MSI リリースで修正される予定です。
4.65.0 (2026/3/16)
新機能
- Gordon ヒントの追加:
docker build、docker run、docker composeコマンドが失敗した際に Gordon ヒントが表示されるようになりました。エラーの状況に応じた適切な解決策が提案されます。 - OAuth 認証のサポート: コミュニティ MCP サーバーにおいて、ユーザー インターフェイス (UI) から直接 OAuth 認証を行えるようになりました。
- docker dhi プラグイン: Docker Hardened Images を管理するための
docker dhiCLI プラグインを追加しました。
アップデート
修正および細かな変更
全プラットフォーム共通:
- Kubernetes: 新しいクラスターのデフォルトが kind に変更されました。
- アップデート: アップデートの進行状況バーが正しく再開されない問題を修正しました。
Windows:
- 起動時間の短縮: WSL 2 バックエンドを使用している場合、
docker-usersグループのチェックをスキップすることで、起動時間を短縮しました。
既知の問題
- Windows MSI インストーラーの制限: バージョン 4.59 以降がインストールされている環境では、MSI インストーラーを使用して既存の Docker Desktop を直接更新できません。
- 回避策: インストール済みのバージョンをアンインストールしてから、新しいバージョンを再インストールしてください。アンインストールを実行すると、関連するすべてのデータが削除されます。
- 対応: 今後の MSI リリースで修正される予定です。
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