Docker がエンタープライズ向けの Docker Enterprise Edition のリリースを発表

Docker 社では、ビジネス クリティカルな運用に最適化した Docker プラットフォームの新しいブランディングとして、Docker Enterprise Edition (EE) をリリースしました。Docker EE は、Docker 社からのサポートが含まれており、Docker 社で認証済みの OS、クラウド環境で利用可能で、Docker Store から入手可能な認証済みのコンテナやプラグインを実行できます。Docker EE では、3 つのプランを提供しています。Basic プランでは、Docker プラットフォーム、サポートおよび認証済みのコンテナとプラグインが含まれ、StandardAdvanced プランでは、高度なコンテナ管理 (Docker Datacenter) と Docker Security Scanning が含まれます。

一貫性を保つために、オープンソースの無償の Docker は Docker Community Edition (CE) となり、また、Docker CE と EE で新しいライフサイクルを採用し、年月をベースとしたバージョン管理をします。今回のリリースでは、2017年 3月にリリースなので、Docker CE と EE 17.03 のリリースとなります。

Docker CE と EE は、四半期ベースで新しいバージョンをリリースする予定で、CE では月ベースで “Edge” オプションがあります。各 Docker EE のリリースは、1年間のサポートおよび保守が提供され、この間、セキュリティおよびクリティカルなバグの修正の提供が含まれます。Docker CE も保守性の向上のため、四半期ベースにリリースされる CE のリリースを 4ヶ月間の保守を提供します。Docker CE ユーザーは、一つのバージョンから次のバージョンへアップデートするのに、1ヶ月間のウィンドウがあります。

Docker CE と EE の両方とも多くの OS とクラウド環境で利用可能です。これによって、開発者はチームとエンタープライズで自由な開発環境を入手でき、ロックインのリスクなしで、好きなインフラで Docker と Docker アプリを実行できます。

無償版の Docker CE、Docker EE の評価版、Docker Store からダウンロード可能です。

Docker Enterprise Edition

Docker Enterprise Edition (EE) では、CentOS, Red Hat Enterprise Linux (RHEL), Ubuntu, SUSE Linux Enterprise Server (SLES), Oracle Linux の Linux OS と Windows Server 2016, AWS や Azure のクラウド環境のプラットフォームで認証済みで、これらのプラットフォームでの動作をサポートしています。基盤となるインフラでの Docker EE の認証に加え、Docker 社では、Docker 社のエコシステム パートナーのテクノロジーを含む Docker Certification Program を用意しています (Docker の上位で実行する ISV コンテナ、Docker のプラットフォームを拡張するストレージやネットワークのプラグイン)。

Docker と Docker 社のパートナーは Certified Containers and Plugins (認証済みのコンテナとプラグイン) の共同サポートを提供することで、ユーザーは実行環境でこれらの製品を安心して使用できます。

Docker EE では、Basic、Standard、Advanced の 3 つのプランを提供しています:

Basic: 認証済みインフラに対応した Docker プラットフォーム、Docker 社からのサポートの提供、Docker Store から認証済みのコンテナとプラグインを利用可能です。
Standard: Basic プランの内容に加え、高度なイメージとコンテナー管理、LDAP/AD ユーザー統合、Role-Based アクセス コントロール (Docker Datacenter) が含まれます。
Advanced: Standard プランの内容に加え、Docker Security Scanning と継続的な脆弱性のモニタリング機能が含まれます。

Docker EE の評価版、Docker Store からダウンロード可能です。

Docker Community Edition と Lifecycle Improvements

Docker Community Edition (CE) は、オープンソースの無償の Docker の新しいブランドです。Docker CE は Mac、Windows 10、AWS、Azure、Linux CentOS、Debian、Fedora、Ubuntu で動作し、Docker Store から入手可能です。Docker CE には、フル Docker プラットフォームが含まれており、コンテナ アプリをビルドする開発者や DIY Ops チームに最適なツールです。Docker CE と EE のリリースで、Docker のライフサイクル、保守性、アップグレード性にとって大きな拡張をもたらします。今回のリリースで、Docker では時間ベースのリリース管理に移行し、Ubuntu の Canonical で採用しているのと同じ YY.MM バージョン番号管理形式 (2017年 3月なので 1703) を採用します。

Docker CE のエクスペリエンスを Docker Cloud から提供されている無償/有償のアドオン、自動ビルド、継続的インテグレーション、パブリックとプライベート Docker イメージのレポジトリ、Security Scanning で拡張できます。

Docker CE には 2つのオプションがあります:

– Edge は、毎月リリースされ、最新の機能を直ぐに使いたいユーザー向けです。
– Stable は、四半期ごとにリリースされ、リリースのペースを維持したいユーザー向けです。

Edge のリリースは、そのバージョンの 1ヶ月の間に対応したセキュリティとバグの修正を提供します。四半期ベースの Stable のリリースは、最初のリリースの 4ヶ月の間に対応したクリティカルなバグの修正とセキュリティの問題に対するパッチを提供します。これによって、四半期ベースのリリースを利用するユーザーに、各リリースの間に 1ヶ月のアップグレード ウィンドウを提供し、修正版が出る 1ヶ月の間、古いバージョンを使い続けることができます。以前は、新しいバージョンがリリースされると、そのリリースのメンテナンスは終了となっていましたが、以前のライフサイクルよりも改善されました。

Docker EE は、4半期ごとにリリースされ、1年間、サポートと保守を提供します。セキュリティ パッチとバグの修正は、サポートするすべてのバージョンに対して、提供されます。この拡張サポート ウィンドウ (認証とサポートを含む) で、Docker EE のサブスクライバー (ユーザー) は、Docker でビジネス クリティカルなアプリを安心して使用できます。

Docker API のバージョンは、Docker プラットフォームのバージョンとは異なり、Docker 17.03 ではなく、個別に Docker 1.31.1 に続きます。今までよりも早いペースでリリースされるにしても、Docker は API の後方互換性を注意深く維持するようにし、API と機能の廃止はゆっくり徐々に行っていきます。また、Docker 1.13 では、動的な機能のネゴシエーションを含む、異なる API のバージョンを使用して、クライアントサーバー間の相互互換を改善しています。

ユーザーにとっての Docker のリリースのライフサイクルの明確化と改善に加え、新しいリリース トレインでは、Docker のプロジェクトにも利点があります。Docker で新しい機能を出荷したいパートナーにとっては、新機能が 1ヶ月以内に統合されて、Edge ユーザーの手に届くことを確保できます。

Docker EE の詳細は、こちらを参照してください。

記事参照:
2017年 3月 2日
© 2017 Docker Inc.「ANNOUNCING DOCKER ENTERPRISE EDITION」
https://blog.docker.com/2017/03/docker-enterprise-edition/

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