モバイル向けプレビュー機能を強化したプロトタイプ作成ツール Axure RP 9 ベータ版

プロトタイプ作成ツール Axure RP 9 のベータ版が先日リリースされました。Axure 8 のライセンスをお持ちの方は、そのまま Axure RP 9 ベーダ版をご利用いただけます。Axure RP 9 ベータ版のダウンロードについてはこちらよりお問い合わせください

今回は、新機能の 1 つである「A Streamlined Workflow for Mobile」について紹介します。Axure RP は、今までにモバイル向けプロトタイプ作成ツールとして多岐に渡る機能を提供してきました。Axure RP 7 では、調整可能な画面機能、Axure RP 8 では Axure Share のモバイルアプリを追加しました。

Axure RP 9 の開発段階では、モバイル向けデザインのツール機能および表示を再確認し、改善できる箇所を割り出しました。そして、今回 Axure RP 9 は、今までとは異なる、新しい、高速化されたモバイル向けプロトタイプ作成ツールとして生まれ変わりました。

  1. 新しいページ ディメンション設定は、従来の大きなキャンバスのサイズを対象のデバイスの表示領域に合わせて調整できるようになりました。iPhone、Samsung Galaxy、Gooegle Pixel などの人気なモバイルをプレセットから選択したり、高さ、幅を自分で調節したりし、キャンバスのサイズを調整できます。ページ ディメンションはページ毎に設定でき、異なるサイズを1つのプロジェクト内に設定することができます。
  2. ページをモバイルサイズにすることには成功しましたが、デザインの構築をキャンバスの左端で行うということは作業効率の低下につながりかねません。これを改善するために、画面をキャンバス上の空いているスペースにスクロールできる機能を追加しました。これにより、ズーム率に関わらず、常にモバイルのデザインをスクリーンの中央に配置し作業することができるようになりました。
  3. さらに、デスクトップ ブラウザ上でもモバイルデザインを正確に表示できる機能を追加しました。Axure RP 9 では新しいプロトタイプ プレーヤーが追加されています。この新しいプロトタイプ プレーヤーでは、ブラウザ上にも関わらずモバイルと同じ環境下でプロトタイプを確認することができます。このデザインは、特定のページ ディメンションで表示され、モバイルのスクロールを実行することができます。

    Animation showing viewing an Axure RP 9-made mobile design in the desktop browser

  4. Axure RP 9 では、調整可能な画面機能が更に改善されました。ビューセットは、ページ毎に割り振られているため、同じプロジェクト内でもページ毎に異なる調整可能な画面を設定することができます。例えば、iOS デバイス向けの調整可能な画面を1つのページに設定し、別のページには Android 向けの調整可能な画面を設定することができます。

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