多くの新機能と改良を追加した Kong Enterprise の最新バージョン Kong Enterprise 0.34 がリリースされました。また、ユーザー エクスペリエンスを向上する修正も含まれています。
以下、本リリースの主な新機能を紹介します。これから Kong Enterprise を始める人、既に導入済みの人にも興味深い内容となっていると思います。詳細は、Kong の changelog をご覧ください。Happy Konging!
主な新機能
Kong Manager
Kong Enterprise には、チームやサービスを管理する UI を大幅に改良した Kong Manager が追加されました。0.34 の Kong Manager には、以下の機能が含まれています:
- 新しいナビゲーション システムで、ワークスペース間の移動やワークスペース内のセクション間の移動を簡素化
- Super Admin コントロールを拡張し、すべてのワークスペース間または個々のレベルで、ワークスペースを作成、ユーザーを割り当て、グローバルな権限を割り当て
- Swagger ファイルで Kong Enterprise を自動設定
- デフォルトで Vitals を拡張し、ワークスペースごと、またはグローバルで利用可能
- Eagle-eye ビューで、一目でワークスペースごとのサービス ボリュームやクラスター間のヘルス データを確認
- Vitals を一般的なサード パーティ ツール、Prometheus、StatsD、InfluxDB などに拡張可能
Workspaces
Kong Manager には、チーム間で Kong Enterprise の実装を管理できる Workspaces 機能が追加されました。以下、主な機能です:
- 各ワークスペースでデフォルトのルールを作成したり、必要に応じてカスタムのルールを作成してチーム管理を簡素化
- 簡単にワークスペースに新しいユーザーを作成、割り当てができ、必要に応じて色やイメージでブランディングも可能
- サービス、プラグイン、消費量を管理し、さらに特定の仕様に応じた管理も可能
- Enhanced RBAC を使用して、チームのアクセスを制限したり、必要な機能のみの参照に制限可能
- ワークスペース独自の管理者を指定し、ガバナンスを管理し、一方でシングル管理者によるボトルネックを回避
開発者ポータル
Kong 開発者ポータルと Kong Manager の統合をより強化し、各ワークスペースに対して個別の開発者ポータルを作成し、シングル ペインのグラスで開発者を管理できるようになりました。以下、主な機能です:
- 各チームに対して、開発者ポータルを簡単に作成し、ワークスペースで管理可能
- Kong Manager のインターフェイスから特定の開発者ポータル内でサービスの可視化を制限
- Kong Manager 内からさまざまな開発者ポータルの実装の違いをコントロール (enable/disable、auth など)
- Global Search を使用して、開発者は、より簡単に、サービス間、特定の開発者ポータル内で検索が可能
その他、重要な新機能
- Forward Proxy プラグイン用に HTTPS をサポート
- ヘルス チェック用に HTTPS をサポート
- Admin API Audit Log を利用可能
- Request Termination プラグインを改良
- ログ プラグインで、リクエストに関するワークスペースの情報を記録
- API Endpoint で、OAPI 仕様で Routes/Services を自動設定
記事参照:
© Kong Inc. 2018
2018 年 12 月 10 日
「Kong Enterprise 0.34 Released!」