VQ Analyzer 便利機能ガイドシリーズ Part 2: フレーム・サイズ・ビュー

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VQ Analyzer – ガイドツアー Part 2: フレーム・サイズ・ビュー

VQ Analyzer が提供する隠れた便利機能を紹介するガイドツアー・シリーズ Part 2 では、フレーム・サイズ・ビューについて説明します。本シリーズの Part 1 YUV ビューアー機能に関する記事をまだご覧になられていない方は、Part 2 とあわせてぜひご一読ください。

では早速ガイドツアーを開始しましょう。

フレーム・サイズ・ビューの利用方法

フレームに関する情報は、簡単に入手できます。VQ Analyzer がサポートするすべてのコーデックにはフレームサイズに関するビューが用意されており、[Buffer] メニューを開くだけで利用できます。

ポップアップのツールバーから [Buffer] メニューを選択すると、デフォルトでフレーム・サイズ・ビューが表示されます。ここでは、フレームサイズを表す棒グラフが表示されます。それぞれの棒グラフは、フレームの種類によって色付けされます。グラフに沿ってマウスを動かすと、現在のフレームがハイライトされ、そのフレームに関する情報がツールチップに表示されます。選択されたフレームをクリックすることで、そのフレームをデコードできます。

[su_lightbox type=”image” src=”https://www.xlsoft.com/jp/blog/wp-content/uploads/2020/02/img_5e5099bdc5021.png”]pic 1. VQ Analyzer ver.4.2. Overview Buffer menu.[/su_lightbox]
画像 1: VQ Analyzer 4.2 における Buffer メニューの概要

マウスの左ボタンを押しながら動かすと、プロット全体が両方の軸に沿って動きます。キャンバス領域をダブルクリックすることで、プロット全体がデフォルトの状態にリセットされます。マウスがキャンバス領域内にある場合、両方の軸の上でマウスホイールを使用してズームインやズームアウトといった動作を実行できます。マウスが軸の上 (キャンバス領域の下にある X 軸等) にある場合、その軸に対するズームやパン操作、ダブルクリックによるリセットを実行できます。

プロットの移動は正の値の方向のみに制限されており、負の値の方向に移動またはズームすることはできません。現在、デコードされたフレームには垂直の線とフレーム番号が表示されます。

便利な機能 #1: 平均スライス QP 値

次に、フレーム・サイズ・ビューにおける便利な機能の詳細について紹介します。右の軸には、平均スライス QP 値が表示されます。ストリーム解析が完了すると、平均ブロック QP プロットが追加されます。”Moving Average (移動平均)” ラベルのアイテムをダブルクリックすることで、別のダイアログでスライドウィンドウを調整できます。

[su_lightbox type=”image” src=”https://www.xlsoft.com/jp/blog/wp-content/uploads/2020/02/img_5e509c51953d3.png”]pic 2. VQ Analyzer ver.4.2. Overview Buffer menu.[/su_lightbox]
画像 2: VQ Analyzer 4.2 における Buffer メニューの概要

[30fps] ラベルのアイテムをダブルクリックすることで、別のダイアログボックスで fps 値を調整できます。凡例のアイテムをクリックすることで、表示を切り替えられます。凡例パネルは、マウスでドラッグすることで移動できます。

[su_lightbox type=”image” src=”https://www.xlsoft.com/jp/blog/wp-content/uploads/2020/02/img_5e509cbce2f57.png”]pic 3. VQ Analyzer ver.4.2. FPS value[/su_lightbox]
画像 3: VQ Analyzer 4.2 における FPS 値

便利な機能 #2: HRD サブモード

最後に、HRD サブモードについて紹介します。これは、ストリームに HRD パラメーターが存在する場合に有効です。バッファーの充満度プロットは、フレームサイズのプロットと同様に機能します。

単調な動作が変化するプロットの各ポイントで、バッファーの状態と画像のパラメーターを取得できます。 プロットの中央にあたる領域を右クリックすると、VQ Analyzer はプロット調整の追加オプションを表示します。同じポップアップメニューから、HRD タイミングを .csv ファイルにエクスポートできます。

[su_lightbox type=”image” src=”https://www.xlsoft.com/jp/blog/wp-content/uploads/2020/02/img_5e509d313ef87.png”]pic 4. VQ Analyzer ver.4.2. Export to file[/su_lightbox]
画像 4: VQ Analyzer 4.2 におけるファイルのエクスポート

まとめ

本シリーズの Part 2 である VQ Analyzer の 「フレーム・サイズ・ビュー」の紹介は以上です。
VQ Analyzer 製品に関する詳細は、弊社の概要ページをご確認ください。
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この記事は、ViCue Soft 社の Technology Blog に公開されている「VQ Analyzer — Guided Tour. Series Two. “Frame View” Functionality.」の日本語参考訳です。

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