AWS の節約プランやリザーブドインスタンスを購入することで EC2 のコストを 70 % まで抑えることができます。しかし 1 年から 3 年ほどの節約へのコミットメントが必要となり、オンデマンドの価格設定をしている場合よりも、必要以上のお金を費やしてしまう可能性があります。そこで今回の記事では、AWS へのコミットメントが複雑となりうる理由と、Amazon リザーブドインスタンスマーケットプレイスで短期間のリザーブドインスタンスを購入する方法について紹介します。
動的な計算がリザーブドインスタンス戦略のネックとなる可能性も
ある、何もない日にエンジニアが “r5.xlarge インスタンスが開発環境に必要だ” と尋ねてきました。そのエンジニアは “一部を 3 年分前払いでスタンダードリザベーションを購入して、必要とするインスタンスを十分カバーできれば、オンデマンド料金より 60 % 安い” と説明してきました。もちろん、そのエンジニアは損益がなくなるよう、どれくらいのインスタンスが 3 年間で必要であるか、またオンデマンドと比較して、60 % 節約するまでどれくらいの期間が必要であるかを計算しています。(下部画像参照)
しかし、もし AWS がさらに良いインスタンスのタイプを導入し、それがよりワークロードに適しており、またエンジニアがより良い開発を出来るようになったらどうなりますか?技術革新と市場への投入のスピード感は一番初めに目を向けられることです。そのため購入したリザベーションは導入後、徐々に使われなくなり、節約どころかいつまでたっても利益を上向きにすることはできないでしょう。そしてより最悪なケースは新しいインスタンスタイプをオンデマンド料金で支払うことです。
そのほかの一般的な話として、ベストなアセスメントと計画を立てたにも関わらず、すでに購入したリザーブドインスタンスのプロジェクトが予期せぬ状況により、早期に終了してしまうことです。
これらは誇張された話だと思われるかもしれませんが、とてもよくあることなのです。AWS はフレキシブルなコンバーチブル リザベーションと節約プランを提供していますが、それらには常にトレードオフがあります。
ではリスクがないリザーブド キャパシティを使う方法はないのでしょうか?
短期間のコミットメントで長期間の節約
AWS はリザーブドインスタンスマーケットプレイスを介して他の AWS カスタマーに使わなくなったスタンダード リザーブドインスタンスを販売することを認めています。あなたが買い手である場合、1 年から 3 年の金利で提供しているリザーブドインスタンスを見つけることができるでしょう。しかし、前払いの費用よりもはるかに少なく、はるかに短いコミットメント期間 (例えば残り3 カの 1 年リザーブドインスタンスなど )を見つけることができます。これは長期的なリスクなしに、クラウド使用量を全体的に大幅に削減でき、50 % から 70 % コストを節約ができることを意味します。
マーケットは常に早く動き、それに伴って定期的なリサーチが必要であるため、私たちはこれらの有益な情報を “マーケットプレイスゴールド” と呼んでいます。
Eco は定期的に AWS リザーブドインスタンスの マーケットプレイスをモニタリングしています。
Spotの製品である Eco は定期的にリザーブドインスタンスマーケットプレイスをリサーチし、リザーブドインスタンスを必要とするカスタマーに代わって、即座に購入できるようになっています。
近年、私たちは数百もの AWS リザーブドインスタンスをとても低い金利でカスタマーに代わって購入しました。Eco は 9 カ月残った 3 年リザーブドインスタンス サードパーティリストを識別することができる上、それらをすばやく購入し、63 % の金利を節約した上でカスタマーへとお届けします。
多くの場合、このように素早く得られる “マーケットプレイスゴールド” の情報は毎年のクラウド予算に大きな影響を与えるでしょう。
このような取引は双方向で行われ、Eco は使われなくなったリザーブドインスタンスを早く、より簡単にオフロードにすることでクラウドの無駄を排除する手助けもしています。
その結果、より効率的なリザーブド キャパシティ カバレッジが実現され、より短いコミットメント期間とより高いコスト削減が可能となります。もちろん、Eco はリザーブドインスタンスの計画、購入、管理のための大幅な人件費削減やコスト削減への計画に大きく貢献します。
Eco は AWS でカスタマー自身が節約の計画やリザーブドインスタンスの管理をするよりも 40% さらにコスト削減ができるよう、お手伝いします。
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記事参照 :
The Spot.io blog