電子カルテシステムにデータ準備ツールが必要な 11 の理由

今回は、アルテアエンジニアリング社のブログから医療現場の個人医療データの処理効率を改善するための情報を紹介します。

電子カルテ (EMR / EHR) により、医療現場の個人医療データへのアクセス性は大幅に改善されてきました。より効率的な収益サイクル管理 (RCM) のためには、膨大なデータを業務や既存の医療 IT の仕様に合わせて整備する必要がありますが、これには時間も手間もかかり収益管理を遅らせているのが現状です。

データ準備ツール Altair Monarch (アルテア モナーク) で、繰り返し作業や業務プロセスを自動化すれば、事務的ミスを減らし、医療従事者の時間を効率的に使うことができます。ここでは、Monarch が電子カルテシステムに必要な 11 の理由をご紹介します。

データ準備ツール Monarch とは

Altair® Monarch® は医療機関の PDF、CSV、ログファイル、テキストファイルなどのアクセスしづらく構造性の低いソースからもデータを抽出し、分析用に変換できます。また、データベースのデータや、データ抽出モデルで自動生成したログファイルからも変換でき、時間がかかりエラーが発生しやすい作業の自動化もできます。

  1. コーディング、スプレッドシート関数が不要
    表計算ソフトに似たインターフェースで、操作性に優れ、マウス操作だけでデータ準備コマンドを使用できます。コーディングもプログラミング知識も必要なく、これまで Excelで数式やマクロ、VLOOKUP を書いていた時間を短縮できます。

 

  1. EMR や EHR システムへの優れた接続性
    ネイティブ型データベースや電子カルテシステムEpicなど 28 以上のサードパーティ製品とのコネクターがあらかじめ搭載されており、財務管理システムへ接続するための ODBC や OLEDB ドライバーも用意されています。これらを接続すれば、システムに保管されたデータの抽出から準備、結合、エクスポートまでを自動化し、手作業による無駄を省きます。

  1. 請求書の自動再フォーマットとデータブレンド
    煩雑な請求書も、Monarch に取り込めば瞬時に行と列に変換できます。事前定義されたデータ変換コマンドを使用すれば、共通のアカウントへの請求データを結合し、売掛金をスピーディーかつ包括的に把握することができます。アカウント、支払者、年齢、患者タイプ、提供サービスをフィルタリングやグループ化して確認することもでき、以前の請求も簡単に探せます。

 

  1. 適切な請求書の提出、請求却下率の低下
    Monarch の変更履歴機能は、すべてのデータ変換コマンドを記憶、保存しています。例えば、未払い金を特定するためのプロセスを一度確立してしまえば、今後は Monarch が必要なデータ変換をすべて自動で行い、数秒でレポートを整えます。未払い金の確認に費やしていた時間は、未払い金の回収に回せるようになります。

  1. EMR データと社内外の情報との照合を容易にする
    EMR システムは、EHRや外部システムと常に接続されていることはほとんどなく、一般的に各病院がテクノロジースタックの下に 200 もの異種システムを抱えていると言われています。ここで活躍する Monarch の JOIN(結合)機能です。異なるシステムから異なる形式のファイルをマウス操作だけで結合することができ、Excel で VLOOKUP やマクロ、関数を書く必要はありません。患者の名前や ID 番号を使ってシステム間のデータを紐づけし、患者の医療データや財務データをあっという間にまとめることができます。もちろんこれも一度プロセスを構築すれば、結合プロセスを自動化できます。

  1. エラーによる請求を減らす
    米国では「2016 年にメディケア回復監査プログラム審査された 10 件の請求のうち 6 件が過払いと認定されたにもかかわらず、実際は過払いではなかった。請求異議申立てのために 2016 年第 1 四半期には 43% もの病院で 10,000 ドル以上のコストがかかって」います (RevCycle Intelligence)。Monarch は、請求書作成を自動化し、ヒューマンエラーのリスクを排除することで請求が却下される可能性を低減します。また、関連するコスト負担も減らします。

  1. データを実用化する
    KPI である入院患者数、処置数、病床利用率は、それぞれを単一データとしてではなく、まとめてひとつのデータとして見ることでビジネスの全容を的確に把握することができます。患者、請求書、支払い、クレーム情報などのデータをクレンジングし、ひとつに結合するといった煩雑な作業を自動化し、KPIに必要なデータだけでなく投資回収率や売掛債権残高などの重要なレポートも、数分で更新できます。

  1. データの正確性を確保する
    健全な財務管理のためには、請求書やレポートの作成に使用した特定のファイルや手順のログを取ることが重要ですが、患者、組織、支払者の間で送られるすべてのファイルや支払い、注文、請求を追跡することはほぼ不可能と思われます。Monarch の「データリネージ」と「変更履歴」には、エラーの特定や修正、作業手順が残されているため、必要時にすべての手順を見直すことができます。

  1. Web ページからデータを抽出
    医療機関は、患者のケアを向上させるために、データのデジタル化と一元化を推進しています。徐々に日本でも、予約、処方箋、支払いなどにウェブベースの患者ポータルを活用するケースが増えていますが、多くの場合、重要な情報はこれらのポータル内に存在するため、院内の医療ITシステムと照合させる必要があります。Monarch のウェブスクレイピング(ウェブ抽出)機能で、ウェブ上のデータへ簡単にアクセスできます。

  1. エクスポート機能の活用
    医療記録は適切な人に適切なタイミングで共有される必要があります。Monarch は、各レポートのエクスポートを事前に定義できるため、適切な人やシステムへのレポート配信が自動化され、スムーズな業務遂行と意思決定、効果的なデータガバナンス環境を実現します。

  1. ペーパーレス化の推進
    医療機関はペーパーレス化に向けた取り組みが進められていますが、専門家によるとペーパーレスのための EMR や EHR システムがあっても医療機関の年間印刷量は毎年 11% 前後増加と推定しており、いかに医療機関におけるペーパーレス化が難しいかが伺えます。Monarch でレポート作成からデジタル化を進め、最終的には物理的なペーパーワークの量を減らしていきましょう。

アクセス – Monarch はシステムのベンダーを問わないプラットフォームです。データ入力やコーディングを手入力することなく、様々なソースのデータに即座にアクセスし、データクレンジングやフォーマットを行うことができます。

データクレンジング – データが抽出され、行や列にセットされた後、事前構築済みの 80 以上のデータ準備関数により、Excelにコードやスクリプト、マクロを一切書くことなく、マウスだけでデータを操作できます。

データブレンド – Monarch の「結合」は、あらかじめ組み込まれたアルゴリズムを使用して、共通項に基づき関連性のある異なるデータセットを適切に結合します。VLOOKUP も必要ありません。

監査 – Monarch の「変更履歴」と「データリネージ」機能により、生データに何が起こったかを正確に追跡できます。これらのログは、データガバナンスの強化とプロセスの再現性の両方に役立ちます。

エクスポート – Monarch は、整理されたデータを Excel や CSV、さまざまな BI ツールにエクスポートし、収益回収を見える化します。

自動化 – データ準備に関するすべての繰り返しプロセスを自動化できます。

今回ご紹介したデータ準備ツール Monarch は無料でダウンロードが可能です。

Altair Monarch 製品の紹介ページはこちら。

Altair Monarch は現在 30 日間の試用版を現在無償で提供しております。この機会にぜひお試しください。

*本記事は、アルテアエンジニアリング株式会社のブログ投稿文を抜粋・転載したものです。