リリース 4.8 で登場
新しいコンテナをゼロから立ち上げることは、大企業もしくは個人でプロジェクトを始めるかにかかわらず、圧倒されるように感じられるかもしれません。docker run nginx と書いたのに、なぜ動かない?コンテナリストに表示されているのに、まだ何も起こっていないのはなぜ?と思うことがあるかもしれません。
Docker の最新の Docker Desktop リリースは、Docker Desktop の新しいホームページのおかげで、これらの質問に答える手助けをしてくれます。新しいホームページでは、開発者がより早くコンテナを立ち上げて実行できるように、基本的なコンセプトを分かりやすく紹介し、アプリケーションのコンテナ化を支援します。
Docker Desktop を最新版にアップデートすると、コンテナの使用時に直面する一般的な課題に対処する、最も人気のある 4 つの Docker Official Images をワンクリックで実行できるようになります。新しいホームページの一番の特長は、Docker Desktop を離れ、CLI に飛ばされることなく、最初のイメージを実行するための明確なパスができるようになったことです。
これは、コミュニティからのフィードバックを収集することを目的とした、新しいホームページの最初のリリースに過ぎません。今後のリリースでは、さらに注目のイメージや、イメージを検索する機能などを追加する予定です。
ワンクリックで NGINX の静的サイトを立ち上げる
注目のイメージをご紹介します。NGINX は世界で最も人気のある Web サーバーの 1 つであるため、ワンクリック ラン オプションとして搭載しました。ワンクリック実行機能を導入する前は、カスタム静的コンテンツを提供するには、ユーザーがコマンドラインに移動して、 $ docker run -it –rm -d -p 8080:80 –name web -v ~/site-content:/usr/share/nginx/html nginx のような文字列を入力する必要がありました。
ですが、ローカルマシンで静的ウェブサイトを実行したい場合は、RUN をクリックして、静的コンテンツが存在するローカルフォルダを選択するだけとなりました。新しいホームページから NGINX を実行すると、Docker は自動的に静的コンテンツをボリュームにマウントし、ホストにポートを公開し、リンクをクリックしてブラウザでウェブページを表示できるように実行を開始します。
このイメージをホームページ以外で利用する方法については、過去のブログをご覧ください。
前述したように、ホームページの最初のイテレーションでは、ワンクリックで実行できるイメージを 4 つ用意します。
Docker Desktop 4.8 には、他にどのような機能がありますか?
- Extensions を使って、Docker Desktop に独自の機能を追加可能。
- Docker Desktop for Linux が利用可能。
- 8 では、Docker Desktop は HTTP/HTTPS プロキシ設定を検出し、自動的に Docker に反映させるので、手動での設定は不要。
- Docker ダッシュボードが中断した場所を記憶、ダッシュボードを閉じて戻ったときに、中断することなく作業していた内容に戻ることが可能。
- ボリューム管理のユーザーエクスペリエンスの向上 (近日中にこの機能をコンテナやイメージタブなど、ダッシュボードの他の部分にも導入する予定)。ボリュームタブに新しいフォーマットを導入し、以下が可能に:
- マルチセレクト チェックボックスによる簡単なボリュームのクリーンアップ。
- カラムのサイズ変更により、ボリューム名全体を表示。
- カラムのソート、テーブルの状態の保持により、タブを離れても元の状態に戻すことが可能。
- カラムを隠してスペースを確保する機能。
- この機能は、近日中にダッシュボードの他の部分にも導入する予定。
Docker Business の詳細は、弊社 Web サイトをご確認ください。
記事参照:
© 2022 Docker
2022 年 5 月 12 日