開発者が本番環境にセキュリティ リスクのあるソフトウェアをリリースするのを防ぐため、JFrog 社は強力なセキュリティ ソリューションの提供に力を入れています。現在、ソフトウェア サプライ チェーンのセキュリティは、ソフトウェア開発ライフサイクルのできるだけ早い段階で潜在的な脅威を発見するために、シフトレフトに移行しています。
しかし、アプリケーションがオペレーティング環境に配布された後に脆弱性が発見された場合はどうなるでしょうか。残念ながらこの段階になると、脆弱性の発見はとても難しく、チェックされないまま放置されることが多く、大きな損害を与える可能性があります。
そこで、JFrog 社はこの問題を解決する JFrog Runtime をリリースしました!JFrog Runtime は、ランタイム環境にあるアプリケーションの脆弱性を迅速に発見し、セキュリティ インシデントを事前に防ぎます。
JFrog Runtime の紹介
Runtime は、JFrog のエンドツーエンドの安全なソフトウェア サプライ チェーン管理プラットフォームにおいて、シフトレフトとシフトライトの両方を担うシフトライト ソリューションです。
ランタイム セキュリティは、アプリケーション実行中に監視および保護することで、アプリケーション セキュリティの基本的な問題に対処します。アプリケーションの動作、データ フロー、および運用環境を継続的に検査し、セキュリティの脅威が発生したときに、それを検出、通知し、必要に応じて修復します。
これにより、アプリケーション実行中における攻撃や脆弱性に迅速に対応できます。開発段階で実装される静的なセキュリティ プラクティスとは異なり、Runtime により、開発者はアプリケーションの堅牢性を向上させることができます。運用チームとセキュリティ チームは脆弱性をより効率的に処理できるため、セキュリティ体制の強化だけでなく、コスト削減も実現します。
JFrog Runtime は、開発、DevOps、セキュリティ チーム間の摩擦を軽減し、クラウド環境においてコンテナーの包括的な分析を提供します。JFrog Artifactory とネイティブに統合された Runtime により、クラスターを監視し、脆弱性の特定と修正、さらにイメージの整合性を検証して、業界基準への準拠を確保できます。
脆弱性によるリスクを排除
クラウド、セルフホスト、ハイブリッド環境においてランタイム セキュリティは、時間の経過に伴う動作パターンの変化を追跡する、動的なベースラインを確立するのに役立ちます。このベースラインを使用して、内部のコンテナー プロセス、ファイル システムの活動、そして確立した基準から外れるその他のエリアでの逸脱を検出できます。これは、急速に成長していて、オンデマンドのスケーラビリティを必要とする環境で特に効果的です。
ランタイム セキュリティを備えた JFrog Platform は、信頼できる唯一の情報源を提供することで、DevOps チームとセキュリティ チームが脆弱なパッケージのソースと所有者を簡単に特定し、リスクを軽減するための最も迅速かつ効率的な方法を提案します。
ランタイムの脆弱性をリアルタイムで可視化
アプリケーションとサービスの実行中アクティビティを継続的に監視し、確立された基準と比較することで、不正なアクション、権限の変更、その他の潜在的なインシデントを特定できます。
豊富なデータと包括的なコンテキストを備えたランタイム環境の一元的なビューにより、セキュリティ インシデントが発生したときに、迅速かつ正確に特定して対応できます。
トリアージと優先順位付けを加速
Runtime による迅速なトリアージと優先順位付けで、最も大きな被害を与える可能性のある脅威の修正に集中し、二次的な問題はその後に対応することで、潜在的な攻撃により迅速かつ効率的に対応できるようにします。
優先順位付けとコンテキスト分析、そして JFrog 社のセキュリティ リサーチ チームの洞察の組み合わせで、最も深刻なセキュリティ リスクをより深く理解できるようになります。このプロセスにより、優先度の低いアラートが除外され、損害を与える可能性に基づいてセキュリティ イベントの優先度が決まります。
本番環境でのアプリケーション安全性の検証
ソフトウェアのサプライ チェーンと本番環境のシームレスな統合により、Runtime はソフトウェアの履歴を検証し、不正なソースの導入や変更があった際にアラートで警告します。
アプリケーションの動作に対するリアルタイムかつ継続的な監視および分析で、Runtime はアプリケーションの実行を追跡し、アプリケーションが期待どおりに動作し、改ざんや不自然な変更がないかを確認できます。たとえば、ファイル アクセス パターンの予期しない変更、異常な送信ネットワーク トラフィック、アプリケーション コードやプロセスへの不正な変更などは、アプリケーションの安全性が損なわれている可能性を示している場合があります。
効率性を向上しつつ開発セキュリティを強化したい場合は、JFrog Platform の利用をおすすめします!Runtime 機能は、JFrog Platform Enterprise X または Enterprise + のプランにカスタマイズで追加いただくことで、利用できます。Runtime 機能を含む JFrog Platform 体験版をご希望の場合は、エクセルソフトまでお問い合わせください。また、製品に関するご質問、デモのご要望を承っています。
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