インテル® デベロッパー・クラウドで AI へのアクセスが容易に


この記事は、インテル® コミュニティーのブログに公開されている「Democratizing AI Access with Intel® Developer Cloud」の日本語参考訳です。原文は更新される可能性があります。原文と翻訳文の内容が異なる場合は原文を優先してください。


Intel® Partner University’s Cloud Technical Professional Competency helps a CEO at Sundac Inc advise his clients more effectively

大規模言語モデル (LLM) などの集約的な人工知能モデルの構築、トレーニング、または推論には、高価なリソース、時間、専門知識が必要です。最新の進歩を革新する開発者にとって、ワークロードを実行できるハードウェアの調達や開始点の特定は障壁となる場合があります。クラウド・プラットフォームを利用すれば、開発者はどこからでもプロジェクトにアクセスでき、セットアップ時間を最小限に抑え、ワークフローを最適化することで、迅速に市場に投入することが可能です。また、ハードウェア障害によるデータ損失リスクを軽減することで、データの安全性も確保できます。さらに、コンテンツをクラウドからエッジに効率良く配信できるだけでなく、コンテナやすぐに使える関連ソフトウェアを利用してプロジェクトをさらに最適化し、より優れたソリューションとイノベーションを構築できます。価格競争力のあるクラウド・プラットフォームは、最新のプロジェクトを効率良く構築するため新しいハードウェアとソフトウェア・ツールキットを試したいと考えている開発者に AI へのアクセスを提供します。

インテル® デベロッパー・クラウドとは?

インテル® デベロッパー・クラウドは、開発者、データ・サイエンティスト、AI 愛好家が、AI および HPC アプリケーションを低コストかつ低オーバーヘッドでビルド、テスト、実行、最適化できるように、最先端のインテルのハードウェアおよびソフトウェア・ソリューションへのアクセスを提供するクラウドベースのプラットフォームです。インテルの CPU、GPU、AI アクセラレーター上の小規模または大規模なワークロードと、oneAPI (英語) などの AI に最適化されたソフトウェア (英語) を利用して、イノベーションを容易に行えるように支援します。インテル® デベロッパー・クラウドの一般提供は、2023年9月に開催された Intel Innovation 2023 で発表 (英語) されました。

この記事では、インテル® デベロッパー・クラウドの利用方法と、開発プロジェクトの開始方法を説明します。

インテル® デベロッパー・クラウドを利用するメリット

インテル® デベロッパー・クラウドは、革新的な AI および HPC アプリケーションの構築を目指す開発者にさまざまなメリットをもたらします。インテル® Xeon® CPU、インテル® データセンター GPU、インテル® Gaudi®2 AI アクセラレーターなど、最新のインテル® ハードウェアへのアクセスを提供します。このプラットフォームには、大規模な AI トレーニング、推論、ハイパフォーマンス・コンピューティングを実行できる柔軟なソフトウェアとサービスが用意されています。また、必要に応じて、フルシステムまたはクラスター上の仮想マシンまたはベアメタルを選択できます。さらに、ワークフローを強化し、プロセスを高速化する最新の AI ツール (英語)、フレームワークの最適化 (英語)、リファレンス実装 (英語) も利用できます。

実際に使ってみる

利用するには、cloud.intel.com (英語、日本語版ページはこちら) にアクセスします。インテル® デベロッパー・クラウドを開始する詳しい手順については、このビデオを視聴するか、以下に説明する手順に従ってください。

アカウントの作成

無料の Standard から有料の Premium や Enterprise まで、いくつかの異なる種類のアカウントが用意されています。ニーズに合わせて最適なアカウントを選択し、ニーズの変換に応じて、いつでもアカウントをアップグレードできます。

希望するサービスの種類に申し込み、登録プロセスに従ってメールアドレスといくつかの基本情報を入力し、入力内容を確認します。

アカウントの作成と認証が完了すると、ツールやリソースをすぐに利用できるプラットフォーム・コンソールにアクセスできます。

トレーニング用の無料の Jupyter* Notebook の起動

インテル® デベロッパー・クラウド・プラットフォーム内の左側のメニューから Training (角帽) アイコンを選択すると、Training and Workshops ページが表示されます。

このページには、AI モデルの構築、生成 AI の基礎の学習、SYCL* C++ による最適化に関するいくつかのトレーニング・ワークショップがあります。ページの右上には、各ユーザー専用の JupyterLab* を起動するオプションもあります。そこでは、さまざまなノートブックやコンソールを操作して独自のマシンラーニング・モデルを作成し、インテル® デベロッパー・クラウド上の不特定のハードウェアで実行できます。JupyterLab* は、各種ツールを試し、効率良く開発する方法を学ぶのに役立ちます。

開始点として、Training and Workshops ページの右上から JupyterLab* セッションを起動し、Python 3 カーネルを選択して独自の Python* コードを作成するとよいでしょう。

インテル® デベロッパー・クラウド上の JupyterLab* でビルドできるモデルについては、この記事の最後にあるデモを参照してください。

計算インスタンスの起動

インスタンスの起動手順

インテル® デベロッパー・クラウドの Console の Home から [Hardware Catalog] を選択すると、さまざまなハードウェア構成にアクセスできます。この例では、インテル® マックス・シリーズ GPU を使用します。
カタログからこのオプションを選択し、インスタンス・ファミリー、インスタンス・タイプ (デフォルトは 4x GPU マシン)、マシンイメージ (デフォルトは Ubuntu*) を確認します。インスタンスに名前を付けて、アクセス用の SSH キーを設定します。

キーの設定

インテル® デベロッパー・クラウドでは、SSH キーの設定とインスタンスへのリモートアクセスの詳しい手順とコマンドラインを提供しています。ローカルマシンで SSH キーを生成し、公開鍵をインテル® デベロッパー・クラウドに提供します。

公開鍵の作成手順は、オペレーティング・システムにより異なります。[Create a Key] をクリックして、以下の OS ごとの手順に従ってください。

Linux* および MacOS*

システムでターミナルを起動し、以下をコピーしてターミナルにペーストします。

ssh-keygen -t rsa -b 4096 -f ~/.ssh/id_rsa

上書きを確認するメッセージが表示されたら、[No] を選択します。メッセージが表示されたら、パスフレーズを入力して、確認のため再入力します。

以下をコピーしてターミナルにペーストし、SSH キーを開きます。

vi ~/.ssh/id_rsa.pub

生成されたキーをターミナルからコピーして、インテル® デベロッパー・クラウドのインスタンスの設定にある [Key contents] フィールドにペーストします。

Microsoft* Windows*

システムで PowerShell* ターミナルウィンドウを起動します。まだキーを生成していない場合は、以下をコピーしてターミナルにペーストします。

mkdir $env:UserProfile\.ssh

以下をコピーしてターミナルにペーストし、SSH キーを生成します。

ssh-keygen -t rsa -b 4096 -f $env:UserProfile\.ssh\id_rsa

上書きを確認するメッセージが表示されたら、[No] を選択します。メッセージが表示されたら、パスフレーズを入力して、確認のため再入力します。

以下をコピーしてターミナルにペーストし、SSH キーを開きます。

cat $env:UserProfile\.ssh\id_rsa.pub

生成されたキーをターミナルからコピーして、インテル® デベロッパー・クラウドのインスタンスの設定にある [Key contents] フィールドにペーストします。

キーの生成方法の詳細は、「SSH キーの生成」 (英語) を参照してください。アップロードしたキーがキー画面に表示され、インスタンスの設定を続行できるようになります。

マシンの実行

[Launch] をクリックすると、インスタンスのプロビジョニングが開始され、すぐに準備が整います。インスタンス名をクリックすると、マシンの仕様と [How to Connect] ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、Windows*、macOS*、または Linux* を実行しているローカルデバイスからこのマシンに接続する手順が表示されます。ローカルデバイスのコマンドライン・インターフェイスで次の手順に従って、インテル® デベロッパー・クラウドに SSH 接続したら準備完了です。

ウィンドウで次のコマンドを実行すると、インスタンス内のデバイスを表示して確認できます。

sycl-ls
oneAPI の設定

インテル® デベロッパー・クラウドのインスタンスに接続したら、最初のステップは、マシン上で oneAPI を初期化することです。コマンドラインで以下を実行します。

source /opt/intel/oneapi/setvars.sh --force

oneAPI (英語) は、アプリケーションを作成するためのライブラリーやコンパイラーなどを提供します。

チャットボット・サンプルのデモ

プラットフォーム上で独自の AI アプリケーションを開発して実行するのは、非常に簡単です。インテル® デベロッパー・クラウドで Hugging Face Transformers とインテルの AI ソフトウェアを利用する Neural Chat を使用して、数行のコードで AI チャットボットを構築することが可能です。Neural Chat は、インテル® ニューラル・コンプレッサーを使用した最適化を実装する単一行の API 呼び出しを提供します。

Neural Chat チャットボットは、たった 3 行のコードで構築できます。

from intel_extension_for_transformers.neural_chat import build_chatbot
chatbot = build_chatbot()
response = chatbot.predict("Tell me about Intel Xeon Scalable Processors.")

以下は、上記のコードを使用して、インテル® デベロッパー・クラウド上の第 4 世代インテル® Xeon® プロセッサー・インスタンスで Neural Chat チャットボットを実行する例です。このチャットボット・モデルは、指定されたテキストプロンプト命令に応答します。

NeuralChat_IDC.gif

このビデオでは、Neural Chat を使って独自のチャットボットを実行し、カスタマイズする方法について詳しく説明します。

インテル® デベロッパー・クラウドをチェックして、最新のシリコン・ハードウェアと最適化されたソフトウェアにアクセスし、次の革新的な AI プロジェクトの開発と強化に役立ててください。インテルの AI ツール (英語) とフレームワークの最適化 (英語) を確認し、インテルの AI ソフトウェア・ポートフォリオ (英語) の基盤である、オープンで標準ベースの統一された oneAPI プログラミング・モデルについて詳しく学ぶことを推奨します。

インテル® デベロッパー・クラウド有償サービスのご案内

エクセルソフトでは、日本語での購入サポートを通して、ご希望の利用期間やハードウェア構成に合わせた有償サービスプランを提供しています。エクセルソフトの購入サポートをご利用いただいた場合、通常のクレジットカードでの支払い (米国ドル) に代わり、日本円かつ請求書払いでご購入いただけます。

インテル® ソフトウェア開発ツール日本語サポートのご案内

エクセルソフトでは、インテル® デベロッパー・クラウドで利用可能な一部のハードウェア構成でもインストールされている、インテル® ソフトウェア開発ツールの優先サポートを日本語で提供しています。