現代のワークロードの多様性から、単一のアーキテクチャーではすべてのワークロードに対応するのは困難になっており、アーキテクチャーも多様化しています。必要とするパフォーマンスを達成するには、CPU、GPU、AI、およびその他のアクセラレーターに配置されたスカラー、ベクトル、行列、および空間 (SVMS) アーキテクチャーの組み合わせが求められます。インテル® oneAPI ツールキット製品は、アプリケーションとソリューションを SVMS アーキテクチャーに展開する開発ツールを提供することで、プログラミングを簡素化し、効率と革新を促進します。
ベース・ツールキットは、ダイレクト・プログラミングと API プログラミングをサポートし、インテル® プロセッサーおよび互換プロセッサー、第 9 世代および第 11 世代インテル® プロセッサー・グラフィックス、インテル® Iris® Xe MAX グラフィックス、インテル® Arria® 10 FPGA およびインテル® Stratix® 10 SX FPGA を含む多様なハードウェアにわたって、ネイティブコードを完全にサポートする統一された言語とライブラリーを提供します。ダイレクト・プログラミング・モデルと API ベースのプログラミング・モデルに対応しており、開発とパフォーマンス・チューニングを支援する解析およびデバッグツールも備えています。
詳細・新機能 技術情報インテル® oneAPI ツールキットは、ベース・ツールキットの他にも、ベース・ツールキットのアドオンとして開発用途に合わせて 4 種類ご用意しています。
ベース・ツールキット | データ並列 C++ コンパイラーとパフォーマンス・ライブラリー |
ベース & HPC ツールキット | ベース・ツールキット + C/C++、Fortran コンパイラー & MPI 開発ツール |
ベース & IoT ツールキット | ベース・ツールキット + IoT 開発ツール |
ベース & レンダリング・ツールキット | ベース・ツールキット + レンダリング・ツール |
開発者数サポート、ノード数サポートが提供されています。
ライセンス規定の詳細はライセンスページを参照ください。
64 ノード以下の開発システムに対して、購入ライセンスで指定される数のユーザーを含む開発チームに製品を使用する許可を与えます。
64 ノード以上の開発システムを利用するすべてのユーザーに製品を使用する許可を与えます。
お客様の用途に応じて、4 種類のツールキットからお選びいただけます。
データ並列 C++ コンパイラーとパフォーマンス・ライブラリー
1 つのプログラミング・モデルで複数のアーキテクチャー (CPU、GPU、FPGA) にわたって高いパフォーマンスを発揮できるコードの開発を支援します。
ベース・ツールキット + C/C++、Fortran コンパイラー & MPI 開発ツール
C/C++、Fortran コンパイラーと MPI 開発ツールにより、CPU およびアクセラレーターまたはそれらのクラスターへ最適化された HPC アプリケーションの開発を支援します。
ベース・ツールキット + IoT 開発ツール
さまざまな IoT 開発ツールにより、スマートなコネクテッド・デバイスを構成する優れた IoT アプリケーションの開発を支援します。
ベース・ツールキット + レンダリング・ツール
さまざまなレンダリング・ツールにより、優れたビジュアライゼーション・アプリケーションやソリューションの開発を支援します。
製品 | ツールキット | ライセンス |
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インテル® oneAPI | ベース・ツールキット | 特 / 開 |
ベース & HPC ツールキット | 特 / 開 / ノ / サ | |
ベース & IoT ツールキット | 特 / 開 | |
ベース & レンダリング・ツールキット | 特 / 開 |
主に以下の機能をご利用いただけます。詳細は、リリースノートおよび インテル社公開の情報を参照ください。
同梱ライブラリー、ツールの新機能については各製品ページを参照ください。
インテル® oneAPI |
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ベース・ツールキット (旧製品: インテル® VTune™ プロファイラー、インテル® DAAL、インテル® MKL、インテル® IPP、インテル® TBB、インテル® System Studio for FreeBSD) |
ベース & HPC ツールキット | ベース & IoT ツールキット (旧製品: インテル® System Studio) |
ベース & レンダリング・ツールキット | インテル Fortran コンパイラー向けサポートサービス | |||
シングルノード (旧製品: インテル® Parallel Studio XE Composer Edition、Professional Edition) |
マルチノード ※2 (旧製品: インテル® Parallel Studio XE Cluster Edition) |
シングルノード | マルチノード ※2 | ||||
インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | |
インテル® DPC++ 互換性ツール | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | |
インテル® ディストリビューションの Python* | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | |
インテル® oneAPI ベース・ツールキット用インテル FPGA アドオン | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | |
インテル® oneAPI DPC++ ライブラリー | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | |
インテル® oneMKL 数値演算ライブラリー |
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インテル® oneDAL データ解析ライブラリー |
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インテル® oneTBB マルチスレッド・ライブラリー |
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インテル® oneVPL ビデオ処理ライブラリー |
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インテル® oneCCL コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー |
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インテル® oneDNN ディープ・ニューラル・ネットワーク・ライブラリー |
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インテル® IPP 画像処理ライブラリー |
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インテル® VTune™ プロファイラー パフォーマンス分析ツール |
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インテル® Advisor 並列化アドバイスツール |
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インテル® ディストリビューションの GDB システム全体のデバッグツール |
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インテル® C++ コンパイラー・クラシック | ■ | ■ | ■ | ||||
インテル® Fortran コンパイラー | ■ | ■ | ■ | ||||
インテル® (Visual) Fortran コンパイラー・クラシック | ■ | ■ | ■ | ||||
インテル® Cluster Checker クラスター診断エキスパート・システム |
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インテル® Inspector エラー検出ツール |
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インテル® MPI ライブラリー メッセージ・パッシング・ライブラリー |
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インテル® Trace Analyzer & Collector MPI アプリケーションのパフォーマンス分析ツール |
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Eclipse* IDE | ■ | ||||||
Linux カーネル・ビルド・ツール | ■ | ||||||
IoT 接続ツール | ■ | ||||||
インテル® Embree | ■ | ■ | |||||
インテル® OSPRay | ■ | ■ | |||||
インテル® Open Image Denoise | ■ | ■ | |||||
インテル® オープン・ボリューム・カーネル・ライブラリー | ■ | ■ | |||||
インテル® OpenSWR | ■ | ■ | |||||
取り扱い OS 環境 ※1 | W / L | W / L / M | W / L | W / L | W / L | W / L | W / L |
※1 | W: Windows* (Visual Studio*)、L: Linux* (GNU*)、 M: macOS* (XCode*) |
※1 | 対応動作環境の詳細は各製品のリリースノートを参照してください |
※1 | macOS* については、一部製品のみにて対応しています (※ バージョン 2024 のリリースに伴いサポートが終了いたします) |
※2 |
インテル®oneAPI ベース & HPC ツールキット、およびインテル®oneAPI ベース & レンダリング・ツールキットでは、ターゲット・プラットフォームのメモリーシステムの種類により、シングルノードとマルチノードの 2 つの製品が提供されます。
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本製品に含まれるコンパイラーとライブラリーを使用することで、 AI アクセラレーション向けインテル® ディープラーニング ・ブースト (インテル® DL ブースト) を含むインテル® アドバンスト ・ ベクトル ・ エクステンション 512 (インテル® AVX-512) 対応の第 3 世代インテル® Xeon® スケーラブル ・プロセッサー等、最新のハードウェアの最先端の機能をすべて活用し、インテルの CPU、 GPU、 FPGA のパフォーマンスを最大限に引き出すことで、 計算を高速化します。
製品には、ハードウェア・ターゲット間でコードを再利用し、CPU、GPU、および FPGA アーキテクチャーで高い生産性とパフォーマンスを実現するインテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー、インテル® oneAPI DPC++ 互換性ツール、インテル® oneAPI DPC++ ライブラリー、スレッド/数学/マルチメディア/信号処理パフォーマンス・ライブラリー、解析/エラー検出/並列化アドバイス/デバッグツール、数学パフォーマンス・ライブラリーを活用した Python* パッケージが含まれています。
データ並列 C++、 C++、 C、 SYCL、 および OpenMP* をサポートする標準ベースのクロスアーキテクチャー ・ コンパイラーです。実績のある LLVM コンパイラー ・ テクノロジーとコンパイラーを主導してきたインテルの経験を活用して、 優れたパフォーマンスを実現します。 主要なコンパイラー、 開発環境、 オペレーティング ・ システムとのシームレスな互換性を提供します。
OpenMP* 並列プログラミング仕様を利用して、スレッド化とベクトル化を行うことでパフォーマンスをさらに向上できます。
ツールは主要な開発環境とシームレスに統合され、開発者の生産性を高めます。また、拡張された最適化レポートとインテル® VTune™ プロファイラーおよびインテル® Advisor の統合により、開発者はコードのプロファイルを制御できます。
CUDA ソースコードを DPC++ コードへ移行するのを支援します。
生産性を高めるアルゴリズムと関数によりデータ並列ワークロードを高速 化します。
再構成可能なハードウェア・アクセラレーターをプログラムして、特殊なデータセントリックのワークロードを高速化します。インテル® oneAPI ベース・ツールキットをインストールする必要があります。
効率良くコードをトラブルシューティングするのに役立ちます。
インテル® ディストリビューションの Python* は、パフォーマンス指向の統合型ディストリビューションで、Python* アプリケーションを高速化します。
強力なインテル® パフォーマンス・ライブラリーを使用して、最適化されたアルゴリズム、スレッド化、ベクトル化機能を活用し、NumPy*/SciPy*/scikit-learn のような Python* 計算パッケージのパフォーマンスを向上できます。
別の方法として、Numba* で (LLVM) JIT コンパイル、Cython* で Python* を C コンパイルしてパフォーマンスを引き出すこともできます。
ディストリビューションは pip および conda と互換で、Windows*、macOS*、Linux* で利用可能です。
インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) には、アプリケーションのパフォーマンスを向上して開発時間を短縮します。
最新のプロセッサーは、コア数が増加し、ベクトルユニットがより広くなり、改良されたアーキテクチャーを採用しています。すべての処理能力を活用する最も簡単な方法は、この高度に最適化された算術演算ライブラリーを使用することです。
インテル® oneMKL には、線形代数、高速フーリエ変換、ニューラル・ネットワーク、ベクトル演算、統計、その他の高度な関数を含む、さまざまなルーチンが含まれています。単一の C または Fortran API 呼び出しにより、最適なコードパスが選択され、これらの関数は、現在、将来のプロセッサー・アーキテクチャーに合わせて自動的にスケーリングします。
インテル® oneAPI データ・アナリティクス・ライブラリー (インテル® oneDAL) は、高度に最適化されたマシンラーニングと高速なビッグデータ解析を実現します。
この包括的なライブラリーは、データ解析処理のすべての段階 (前処理、変換、解析、モデリング、意思決定) を高速化し、エッジからクラウドまで、オフライン、ストリーミング、分散型使用モデルをサポートします。
インテル® oneDAL は、スレッド化とベクトル化を最大限に活用し、最高のパフォーマンスを引き出せるようにデータの取り込みとアルゴリズムの計算を最適化します。
アルゴリズムの透明性を示しコミュニティーに貢献するためオープンソース・バージョンも提供されています。
インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ (インテル® IPP) を使用して、高度に最適化された画像処理、信号処理、セキュリティー、ストレージ・アプリケーションを作成できます。
この高度なツールは、最新の命令セットを活用してインテル® プロセッサーの能力を引き出す、最適化された低水準 API を提供します。これらの最適化は、多くの計算ドメイン (特に信号処理、画像処理、データ処理) を高速化します。
クロス OS のサポートおよび最良の最適化パスを選択する内部ディスパッチャーにより、複数の世代のプロセッサーで機能する移植性に優れたコードを素早く作成することができます。
インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® oneTBB) は、ループやタスクベースのアプリケーションで並列パフォーマンスとスケーラビリティーを簡単に利用できます。
このツールにより、コア数の増加に伴ってパフォーマンスがリニアにスケーリングする、プラットフォームの詳細やスレッド化のメカニズムが抽象化された強固なアプリケーションを開発することができます。
マルチコアおよびメニーコア・ハードウェアの電力とパフォーマンスを効率良く使用する最適なスレッド・スケジュールとワーク分割を自動的に決定します。
インテル® oneAPI ビデオ・プロセシング・ライブラリー (インテル® oneVPL) は、ブロードキャスト、ライブ・ストリーミング、VOD、クラウドゲームなどに高速で、高品質な、リアルタイムのビデオデコード、エンコード、トランスコード、処理を提供します。
インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー (インテル® oneCCL) は、最適化された通信パターンを実装して、ディープラーニングやマシンラーニング・モデルのトレーニングを複数のノードに分散します。
インテル® oneAPI ディープ・ニューラル・ネットワーク・ライブラリー (インテル® oneDNN) は、パフォーマンスを最適化したビルディング・ブロックを使用して、インテルの CPU および GPU 上で高速なニューラル・ネットワークを開発できます。
最近のプロセッサーでは、ベクトル化とスレッド化を行ったコードは非常に高速に実行できます。しかし、コードがベクトル化できない理由を理解することは容易ではありません。
インテル® Advisor は、C、C++、C#、Fortran ソフトウェア・アーキテクト向けの高性能ベクトル化/スレッド化プロトタイプ生成ツールです。
新しいルーフライン解析機能は、パフォーマンスへの影響が大きく、最適化が不十分なループを特定して最適化を単純化します。安全に効率良くベクトル化できるように、反復回数、データ依存性、メモリー・アクセス・パターンなどの必要なキーデータを取得します。
インテル® AVX-512 対応ハードウェアがない場合でも、最新のインテル® AVX-512 命令セット向けの最適化を行えます。
OpenMP* は、ハイパフォーマンスな並列化およびベクトル化されたアプリケーションの作成を単純化するディレクティブ・ベースのコンパイラー拡張機能です。OpenMP* を使用すると、SIMD 命令を活用した移植性に優れたアプリケーションを作成できます。
OpenMP* はインテル® C/C++ コンパイラーとインテル® Fortran コンパイラーにシームレスに統合されます。Windows* および Linux* でサポートされています。
OpenMP* 関連の情報については、以下を参照ください。
インテル® oneAPI ツールキットによる MLPerf™ DeepCAM のベンチマークのテスト結果は、HPC データセンターにおいて、気候データからハリケーンや大気の川を検出する際に一般的に使用されます。
インテル® アドバンスト・マトリクス・エクステンション (インテル® AMX) によるハードウェア・アクセラレーションと、int8 (推論) および bfloat16 (トレーニング/推論) データ型のサポートにより、前世代のインテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーと比較して、AI およびディープラーニングの推論とトレーニングのワークロードのパフォーマンスが大幅に向上します。第 4 世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーで実行される TensorFlow* および PyTorch* フレームワークは、インテル® AMX のサポートとインテル® oneAPI ディープ・ニューラル・ネットワーク・ライブラリー (oneDNN) によって拡張された最適化機能により、最先端の AI パフォーマンスを提供します。
インテル® oneAPI ツールキットによる LAMMPS (液晶ワークロード) のベンチマークのテスト結果は、ライフサイエンスの分野や材料工学の分野において、一般的な分子動力学コードです。
このベンチマークは、DDR と高帯域幅メモリーの両方を使用して、インテル® Xeon® プロセッサー・マックス・シリーズおよびインテル® データセンター GPU マックス・シリーズの組み合わせで実行されました。脳機能マッピング向けのコードの多くは C++ で記述されているため、インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー (SYCL* を使用した C++ の oneAPI 実装) を使用して並列処理とベクトル化情報を公開し、GPU を効果的に使用します。コードの他の部分の並列処理のために、コンパイラーでインテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (oneMKL) と OpenMP* も使用されました。
CPU プロセッサー |
次のインテル® 64 アーキテクチャーに基づくシステムは、ホスト・プラットフォームとターゲット・プラットフォームの両方としてサポートされています。
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GPU |
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アクセラレーター |
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ディスク空き容量 |
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RAM |
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インテル® 64 アーキテクチャーでサポートされているオペレーティング・システムは以下の通りです。個々のツールは、その他のオペレーティング・システムやアーキテクチャーをサポートしている場合があります。詳細は、各ツールのリリースノートを参照してください。
GPU や FPGA などのアクセラレーターへオフロードするアプリケーションを開発する場合、サポートされるオペレーティング・システム用に特定のバージョンの GPU ドライバーが必要です。最新の情報は、「インテル® oneAPI ツールキット・インストール・ガイド」 (英語) の「インテル® GPU ドライバーのインストール」セクションを参照してください。
インテル® oneAPI 2023.1 では、以下のドライバーバージョンで Windows* および Linux* での動作テストが行われました。
ご利用中のデバイスに適したリンクの手順に沿って、ドライバーをインストールしてください。
インテルの GPU につきましては、こちらの記事からご利用中のデバイスに適した手順をご確認ください。
注: これらの OS ディストリビューションはインテルによってテストされたもの、または動作が確認されているものです。その他のディストリビューションは、動作する場合としない場合があり、推奨されません。質問がある場合は、インテル・コミュニティー・フォーラムでサポートを受けることができます。商用サポートを利用可能な場合は、サポートチケットを作成いただくか、エクセルソフト株式会社までお問い合わせください。
ローカル・インストールとツールキットを使用するための環境設定に GNU* Bash が必要です。
CPU ホスト/ターゲットサポート
CPU ホスト/ターゲットの Linux* ディストリビューション | サポートされるコンポーネント |
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Red Hat* Enterprise Linux* 8、9 | すべてのコンポーネント |
Rocky Linux* 8、9 | インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーを除くすべてのコンポーネント |
SUSE* Linux Enterprise Server 15 SP3、SP4 | すべてのコンポーネント |
Ubuntu* 20.04, 22.04 | すべてのコンポーネント |
Debian* 9、10 | すべてのコンポーネント |
Amazon Linux* | すべてのコンポーネント |
WSL* 2 | インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー (インテル® oneCCL) を除くすべてのコンポーネント |
GPU アクセラレーター・サポート (GPU)
GPU アクセラレーターの Linux* ディストリビューション | サポートされるコンポーネント | 追加のソフトウェア要件 |
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Red Hat* Enterprise Linux* 8、9 | インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® oneTBB) を除くすべてのコンポーネント | カーネル 4.11 またはそれ以降 |
Ubuntu* 20.04、22.04 | インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® oneTBB) を除くすべてのコンポーネント | カーネル 4.11 またはそれ以降 |
SUSE* Linux Enterprize Server* 15 SP3、SP4 | インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® oneTBB) を除くすべてのコンポーネント | カーネル 4.11 またはそれ以降 |
CPU サポート
OS (CPU) | サポートされるコンポーネント |
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Windows* Pro および Enterprise 11 | インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー (インテル® oneCCL) を除くすべてのコンポーネント |
Windows* Pro および Enterprise 10 | インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー (インテル® oneCCL) を除くすべてのコンポーネント |
Windows Server* 2019 | インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー (インテル® oneCCL) を除くすべてのコンポーネント |
Windows Server* 2022 | インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー (インテル® oneCCL) を除くすべてのコンポーネント |
GPU アクセラレーター・サポート (iGPU)
OS (GPU) | サポートされるコンポーネント |
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Windows* 11 | インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー (インテル® oneCCL)、インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® oneTBB) を除くすべてのコンポーネント |
Windows* 10 | インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー (インテル® oneCCL)、インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® oneTBB) を除くすべてのコンポーネント |
Windows Server* 2019 | インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー (インテル® oneCCL)、インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® oneTBB) を除くすべてのコンポーネント |
Windows Server* 2022 | インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー (インテル® oneCCL)、インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® oneTBB) を除くすべてのコンポーネント |
Windows* では、第 6 世代 ~ 第 10 世代インテル® Core™ プロセッサーおよび関連するインテル® Atom®、Pentium®、および Celeron® プロセッサーに含まれているインテグレーテッド・グラフィックス・プロセッサーのドライバー向けサポートが非推奨となり、メンテナンス・モードに移行しました。今後は、セキュリティーおよび重大なバグ修正のみアップデートが適用されます。
インテル® oneAPI ツールキットに同梱されたツールは、前述のプロセッサーで既存のインテグレーテッド・グラフィックス・プロセッサーが提供する機能を使用する場合に動作することがありますが、サポート対象から外れています。これらのプロセッサー向けに提供される CPU の機能は、今後も完全にサポートされ、影響を受けることはありません。詳細は、oneAPI のフォーラムやリリースノートをご確認ください。
CPU のみ | サポートされるコンポーネント |
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macOS* 12、13 |
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注: インテル® oneAPI ツールキットでは、インテル® プロセッサーを搭載した Mac* コンピューターのみサポートします。macOS* (x86) 向けのインテル® oneAPI ツールキットは非推奨となり、2024.0 のリリースで提供が終了します。oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (oneTBB) やインテル® インプリシット SPMD プログラム・コンパイラーなど、いくつかのインテル主導のオープンソース開発者ツールプロジェクトでは、Apple Silicon 上の macOS* のサポートを継続し、将来的にはより多くのツールにサポートを拡大する予定です。
インテル® oneAPI ツールキット向け診断ユーティリティーは、インテル製品を使用するためシステムの状態を診断するように設計されています。このユーティリティーを使用することで、以下のようなエラーを見つけることができます。
詳細は、「インテル® oneAPI ツールキット向け診断ユーティリティー・ユーザーガイド」 (英語) を参照してください。
インテル® oneAPI ツールキット向け VS Code 拡張は、oneAPI アプリケーションを作成、デバッグ、およびプロファイルする開発者を支援します。詳細は、「Visual Studio* Code とインテル® oneAPI ツールキットの使用ユーザーガイド」 (英語) を参照してください。
VS Code Marketplace (英語) から以下の VS Code 拡張を利用できます。
関連情報:
2022年12月19日、インテル® oneAPI 2023 の販売を開始します。
過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2023 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。
インテル® oneAPI 2023 の初期リリースには、最新のインテル® DPC++/C++ コンパイラー 23.0 およびインテル® Fortran コンパイラー 23.0 の英語版が含まれます。
技術サポートが提供される対象バージョンは製品ごとに異なりますので、サポート対象のバージョンに関する記載をご確認ください。
2021年 12月 23日、インテル® oneAPI 2022 の販売を開始しました。
過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2022 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。
2021年 12月 23日に提供が開始されたインテル® oneAPI 2022 の初期リリースには、最新のインテル® DPC++/C++ コンパイラー 22.0 およびインテル® Fortran コンパイラー 22.0 の英語版が含まれます。日本語版のインテル® コンパイラーをご利用いただく場合、インテル® Parallel Studio XE 製品を引き続きご使用ください。
技術サポートが提供される対象バージョンは製品ごとに異なりますので、サポート対象のバージョンに関する記載をご確認ください。
バージョン 2021 より、インテル® Parallel Studio XE、インテル® System Studio が「インテル® oneAPI」に名称統一され、ベース・ツールキット、ベース & HPC ツールキット、ベース & IoT ツールキット、ベース & レンダリング・ツールキットの 4 つのツールキットとなりました。
新旧名称の対比については、 こちらを参照ください。
2020年 12月 8日、インテル® oneAPI 2021 の販売を開始しました。過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、インテル® oneAPI ツールキット製品を無料でダウンロードしてご利用いただけます。
インテル® oneAPI ツールキット製品には、最新インテル® コンパイラー 21.1 の英語版が含まれています。インテル® コンパイラーの日本語版は同梱されていません。日本語版をご利用いただく場合、インテル® Parallel Studio XE 製品を引き続きご使用ください。
また、インテル® oneAPI 2021 をご利用、ご評価いただき、新機能などの新バージョンに関するご意見をお聞かせいただいた方の中から抽選で 30 名様にプレゼントが当たるキャンペーンを実施中です。この機会に、ぜひ最新バージョンをお試しください。
キャンペーンの応募条件に関する詳細につきましては、こちらのキャンペーン専用ページをご参照ください。
これらのライブラリーは、oneAPI イニシアチブと連携して、コミュニティーによる仕様策定や定義が進められている oneAPI ライブラリー仕様の一部であるためです。
次世代のインテル® コンパイラー・テクノロジーは LLVM ベースで、データ並列 C++ または OpenMP* オフロードでアクセラレーター・テクノロジーをターゲットにすることができます。
インテル® Fortranコンパイラー・クラシックおよびインテル® C++ コンパイラー・クラシックは、インテル® Parallel Studio XE およびインテル® System Studio (C++ のみ) の一部として提供されているコンパイラーで、CPU に特化した開発を行うユーザー向けに引き続きサポートされます。
ベータ版インテル® Fortran コンパイラーは CPU をターゲットとする開発とインテルの GPU への OpenMP* オフロードをサポートし、インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーはインテルの CPU、GPU、FPGA をターゲットとする開発をサポートします。
いいえ。サポートされている言語ごとに (C++、Fortran、または C++ と Fortran のバリエーション) 製品が販売されていたのはインテル® Parallel Studio XE までです。インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキットでは、サポートされているすべての言語が製品に含まれています。
いいえ。インテル® oneAPI ベース・ツールキット、インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット、インテル® oneAPI ベース & IoT ツールキット、インテル® oneAPI ベース & レンダリング・ツールキットの商用製品では、各ツールキットはサポートしているすべての OS に対応しており、OS による製品のバリエーションはありません。ホストおよびターゲット・プラットフォーム向けにサポートされているすべての OS にアクセスできます。OS サポートについては、各ツールキットのシステム要件を参照してください。すべてのコンポーネントがすべての OS でサポートされているわけではないことに注意してください。
インテル®oneAPI ベース & HPC ツールキット、およびインテル®oneAPI ベース & レンダリング・ツールキットでは、ターゲット・プラットフォームのメモリーシステムの種類により、シングルノードとマルチノードの 2 つの製品が提供されます。
インテル® Parallel Studio XE とインテル® oneAPI ツールキットの対応については、新旧製品名一覧を参照してください。
いいえ。これらの「アドオン」ツールキットは、インテルの最新プラットフォームを対象とする開発ニーズを満たす完全なツールスイートの一部として、インテル® oneAPI ベース・ツールキットとともに使用するものです。スタンドアロンでは購入できません。
データ並列 C++ は C++ ベースで Khronos の SYCL* を統合しており、データ並列処理とヘテロジニアス・プログラミングをサポートします。言語拡張は、データ並列プログラミングを簡素化する拡張とともに、コミュニティー・プロジェクトを通じて推進されます。これらの拡張は、短期的には SYCL* 仕様の将来のバージョンに、長期的には ISO C++ 標準規格に含めることが提案されています。
データ並列 C++ は、CPU とアクセラレーターに並列プログラミングの生産性とパフォーマンスを提供する oneAPI の主要言語です。DPC++ の目標は、プログラミングを簡素化し、さまざまなハードウェア・ターゲットでコードを再利用できるようにしつつ、特定のアクセラレーター向けのチューニングも可能にすることです。データ並列 C++ は C++ ベースで Khronos SYCL* を統合しており、データ並列処理とヘテロジニアス・プログラミングをサポートします。言語拡張は、データ並列プログラミングを簡素化する拡張とともに、コミュニティー・プロジェクトを通じて推進されます。これらの拡張は、短期的には SYCL* 仕様の将来のバージョンに、長期的には ISO C++ 標準規格に含めることが提案されています。
oneAPI DPC++ コンパイラーを含む、多くのライブラリーとコンポーネントはすでにオープンソースであるか、間もなくオープンソースになる可能性があります。オープンソースの要素は、oneapi.com (英語) で確認できます。
oneAPI の言語、DPC++、およびライブラリーの仕様は、ほかのハードウェア・ベンダーが使用できるように公開されており、インテルでは各社に oneAPI の採用を推奨しています。独自の oneAPI 実装を作成して特定のハードウェア向けに最適化するかどうかは、各ベンダーや業界関係者次第です。例えば、Codeplay* は、NVIDIA* GPU 向けのハイパフォーマンス・コードを生成するため、オープンソースの DPC++ コンパイラーに NVIDIA* コンパイラー・バックエンドを提供しています。
oneAPI 仕様は、複数のベンダーの幅広い CPU とアクセラレーターをサポートするように設計されています。ベータ版インテル® oneAPI リファレンス実装は、現在、インテル® CPU (インテル® Xeon® プロセッサー、インテル® Core™ プロセッサー、Intel Atom® プロセッサー)、インテル® Arria® FPGA、インテル® Stratix® 10 FPGA、および将来のインテル製ディスクリート・データセンター GPU 向けプロキシー開発プラットフォームとして第 9 世代および第 11 世代インテル® プロセッサー・グラフィックスをサポートしています。今後も、その他のインテルのアクセラレーター・アーキテクチャーが追加される予定です。
いいえ。直接実行することはできませんが、1 つのハードウェア・アーキテクチャーに「固定」されていると感じ、ハードウェアをより自由に選択できる言語にコードを移行したいと考えている CUDA* 開発者を支援するため、インテル® DPC++ 互換性ツールを提供しています。
oneAPI は、インテルのハードウェアだけでなく、さまざまな種類のプロセッサーとアクセラレーターの開発を簡素化するように構築されています。ダイレクト・プログラミング・コンポーネントと API ベースのプログラミング・コンポーネントの両方を含む標準およびオープン仕様に基づいており、広範なエコシステムの採用およびイノベーションを可能にします。
インテルは、コラボレーションを促進し、新しい機能と拡張機能を構築するため、DPC++ (oneAPI で使用されるダイレクト・プログラミング言語) のオープン・コミュニティー・プロジェクトを立ち上げました。イニシアチブに参加している企業は、オープン仕様を使用して、oneAPI ベースの独自の実装を構築できます。
oneAPI には、Khronos Group の SYCL* 仕様を統合した C++ ベースのデータ並列 C++ (DPC++) と呼ばれる、ダイレクト・プログラミング向けの統一された言語が含まれています。また、サポートされるすべてのプラットフォームで、並列処理を実装して高水準言語のネイティブ・パフォーマンスを実現する各種パフォーマンス・ライブラリーを含む API ベースのプログラミングも含まれています。
いいえ。oneAPI は、C、C++、Fortran、Python*、MPI、OpenMP* などの既存の言語やプログラミング・モデルと共存できます。アプリケーションが CUDA* で記述されている場合は、一部のコードの書き直しが必要になることがあります。CUDA* から oneAPI への移行を支援するため、CUDA* 開発者向けにインテル® DPC++ 互換性ツールを提供しています。移行できなかったコードは、ツールの実行後に手動で編集する必要があります。
データセントリックな分野の特殊なワークロードには、強力な CPU から専用の AI シリコンまで、多様なコンピューティング・エンジンが必要となります。現在、データセントリックなハードウェアでは、異なる言語、ライブラリー、ソフトウェア・ツールを使用してプログラムされた個別のコードベースを維持しなければならないのが一般的です。これは複雑で、開発者は多くの時間を費やす必要があり、アクセラレーションとイノベーションの妨げとなります。インテルとそのエコシステムは、oneAPI を利用して、クライアントからデータセンター、エッジ、5G 通信など、さまざまな処理エンジンをサポートする統一されたソフトウェア・アーキテクチャーを構築しています。
最新のマルチコア・プラットフォーム向けに最適化を行うことが、インテル® プロセッサーの性能を最大限に引き出すための最良の方法です。インテル® ソフトウェア開発ツールと最新のプログラミング・モデルを採用することにより、プログラミングの投資を無駄にすることなく、新しいプロセッサー・テクノロジーを導入することができます。C/C++ プログラマーは、インテル® oneAPI ツールキットに含まれているインテル® スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® TBB) から始めると良いでしょう。インテル® TBB は、並列処理を活用するタスクベースの抽象化を、移植性とスケーラビリティーに優れ、安定性を備えた、将来にも対応できるタスク/データ並列モデルのセットとともに提供します。これらのモデルは既存のアプリケーションに簡単に統合でき、ソフトウェアおよびハードウェアの投資を保護します。
Fortran プログラマーおよび多くの C プログラマーは、OpenMP* に注目すべきです。
インテル® oneAPI ツールキット製品の 30 日間の評価版をダウンロードできます。評価ライセンスをリクエストした後、評価版ダウンロード専用フォームから発行される 13 桁のシリアル番号を添えて弊社までお問い合わせいただいた場合、評価期間中に無料のサポートを受けることができます。
インテル® oneAPI の評価版は、 こちらからダウンロードできます。
インテル® oneAPI ツールキットにおける macOS の対応状況について以下に記載します。
最新の情報については、リリースノート、および
Compatibility of Intel® Compiler for macOS* and Xcode* (インテル社、英語) も参照ください。
Xcode*11,x,12.4
(C++ コンパイラーのみ) |
バージョン 2020 update1 までの時点ではサポートされていません。 旧バージョンの Xcode* は、Apple 社 Web ページ (Downloads for Apple Developers) よりダウンロードすることができます。 ※ この Web ページへのアクセスには、Apple ID が必要になります。 |
Xcode*11.x、12.2 (C++ コンパイラーのみ) |
バージョン 2021.1 Initial Release で統合されました。 |
購入時の製品シリアル番号を用いてインテル® レジストレーション・センターで製品の登録を行い、ライセンス・ファイル (拡張子が .lic のファイル) を取得します。その後、取得したライセンス・ファイルを所定のディレクトリーに配置すれば製品版として使用することができます。
具体的な手順、ライセンスファイルの配置場所は 製品登録 & ダウンロードページのシリアル番号の登録方法を参照ください。
インテル® レジストレーション・センターで操作します。
操作手順やよくあるご質問、トラブルシューティングは、インテル
® レジストレーション・センター操作マニュアルを参照ください。
インテル® レジストレーション・センターで操作します。
操作手順やよくあるご質問、トラブルシューティングは、インテル
® レジストレーション・センター操作マニュアルを参照ください。