WinDriver アプリのデバッギング

ログから現象把握すること

不具合かもしれないとき、まずは再現パターンを見つけてください。その条件や操作手順など大事です。逆に、再現できない場合は、ほとんど何もできないと思ってください。

WinDriver には、Debug Monitor が付いてきます。GUI 版の wddebug_GUI.exe と、コマンドライン版の wddebug.exe がユーティリティーツールとして付属してきます。これらは実行環境へコピーして使用することが可能です。ドライバー本体からのエラーメッセージをキャプチャーすることができます。開発元ではこのログから、カーネルドライバーと WinDriver API の動き、そしてターゲットボードの必要な情報が把握できるので、不具合の現象確認に用いられます。開発元からアドバイスをもらうためには、何はともあれこのログ提出が必要です。

ソースコードを睨みながらデバッグトレースをする以前に、まずは Debug Monitor でチェックしてみてください。GUI 版は下記アイコンから起動です。

ログ採取の実際

実際のドライバーアプリケーションの動作で、すぐに問題再現が出来るのであれば、その環境で wddebug.exe コマンドでログ採取できるかと思います。下記、ユーザーズガイドの参考個所です。
https://www.jungo.com/st/support/documentation/windriver/12.7.0/wdpci_manual.mhtml/Debug_Monitor.html#wddebug

コマンドラインで下記のように

    wddebug drv_name on
    wddebug dump XXXX.log

としておけば、ログが生成開始されます。drv_name のところは windrvr6 など
カーネルドライバを指定してください。USB も PCI も関係なくログ採取可能です。そして、ドライバーが動作したタイミングでログが数行ずつ出力されます。

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