Photoshop といえば画像編集ソフトの代名詞、多くのデザイナーにとって欠かせない、最も普及しているツールではないでしょうか。そんな Photoshop で作ったアセットをプロトタイプ作成ツール Justinmind 上で使用できたらどうでしょう。今回リリースされた最新版 Justinmind 8.7 では、多くのユーザーが待ちに待ったこれらの要望を実現します。
Android UI キットは新たに更新され Android Material Design 2.0 となりました。新しい Android ウィジェット ライブラリとなり、新しい見た目と高度なレスポンシブ デザイン機能を提供します。新しいライブラリで最も便利な機能として、モバイルとタブレットのプロトタイプでライブラリ内のコンポーネントを共有できることが挙げられます。これにより、Android プロトタイプ作成をより楽しく、簡単にします。
それだけではありません。Justinmind 8.7 は、モバイル アプリケーション機能も向上しています。プロトタイプを数週間かけて作成している際に、「今すぐに、このプロトタイプを本当のアプリに変更することができたら、、、」とふと思うことはないでしょうか。最新版 Justinmind 8.7 では、iOS や Android 向けのネイティブなアプリケーションを生成することができます。
それでは、新しい機能をひとつひとつ詳しく見ていきましょう。
新しい Photoshop プラグイン
多くのプロトタイプのデザインには Photoshop が利用されています。デザイナーにとって、プロトタイプ上でより多くのコントロールを持つことは魅力的ではないでしょうか。
デザインをするにあたり、好きなようにカスタマイズできることはよりよいデザインを作成するために非常に重要です。Justinmind 最新版では、Photoshop でより簡単に自身のアセットを作成することができます。グラフィックデザインの細部に亘りより多くのコントロールを持ちながら、完全に機能するアプリケーション プロトタイプを作成することができるようになります。
最新版の Justinmind では、Photoshop からすべてのレイヤーをコンポーネントにウィジェット ライブラリ内で変換することができます。画像やテキストを使用可能なコンポーネントにウィジェット ライブラリ内での変換、好きなサイズへのサイズ調整、他のプロジェクト内に保存やテキスト編集などをすることができるようになります。
詳しくは、以下開発元 Web サイト (英語) をご確認ください。
Android Material Design 2 UI キット
Android Material Design 2.0 は、Android プロトタイプです。最新版では、ボタン、バー、メニュー、タブ、スクリーンなどの新しい UI アセットを含みます。すべてのアセットはよりクリアに、空白を貴重にしたよりミニマリスト風になりました。
すべてのウィジェットは、モバイルおよびタブレット間で使用することができます。モバイルとタブレットのウィジェットの要素は、ひとつのライブラリになりコンポーネントはデバイスのサイズに調整することができるようになりました。
レスポンシブ デザインにも多くのアップデートが加えられました。ウィジェット要素からコンポーネントをプロトタイプ デバイスにドラッグすると、自動でデバイス スクリーンのサイズにサイズが調整されます。
プロトタイプから本当のネイティブ アプリケーションの作成
最新版 Justinmind 8.7 は、完成したプロトタイプからネイティブ アプリケーションを生成する機能を提供します。プロトタイプを変換するには、[File] – [Export to native app] を選択するだけです。これにより、zip ファイルが Adonbe PhoneGap にアップロードされます。アプリケーションは、モバイルデバイス上にインストールすることや iOS App Store や Android Play Store にアップロードすることができます。
さらに、アプリケーションに表示アイコンを追加することができます。Simulation ボタンの横にあるアイコンをクリックし [Simulation Settings] で行うことができます。
Justinmind に関する詳細は、弊社 Web サイトをご覧ください。
また、30 日間無償評価版も弊社 Web サイトからダウンロードできます。
参考資料 「More power to Photoshop users with Justinmind 8.7」2019/1/22