エンタープライズ向けの Docker Enterprise 3.0 GA 版のリリースを発表
Docker 社は、エンタープライズ向けの Docker Enterprise 3.0 の GA (General Availability、一般公開) 版のリリースを発表しました。Docker Enterprise 3.0 は、ハイブリッドクラウドからエッジまで、あらゆるアプリケーションを構築および共有し、どこでも安全に実行できるようにする、デスクトップからクラウドへの唯一のエンタープライズ コンテナ プラットフォームです。
Docker Enterprise 3.0 デモ
GA に至るまで、2,000 人以上の人々が Docker Enterprise 3.0 パブリック ベータ プログラムに参加し Docker Enterprise 3.0 を試しました。ベータ プログラムの参加者から最新版 Docker Enterprise フィードバックを集めると共に、参加者が一番期待している 3つのサポート機能を以下でご紹介したいと思います。
Kubernetes の簡素化
Kubernetes は素晴らしいオーケストレーション システムですが、その複雑さのために、多くの企業 (Docker のユーザーを含む) は自分自身で Kubernetes 最大限に活用するのに苦労しています。Kubernetes が複雑と思われる主な理由は、多くの企業が本番環境で動かすグレードのソフトウェアに期待しているような直感的なセキュリティと管理し易い構成に欠けているためかと思われます。Docker では、Docker Enterprise 3.0 に含まれている Certified Kubernetes ディストリビューションである Docker Kubernetes Service(DKS)を使用して、この問題に対処しています。Kubernetes を開発者デスクトップから本番サーバーに統合する唯一の製品で、デフォルト設定の状態で安心してご利用できます。
コンテナと Kubernetes の自動展開
お客様から最も多く寄せられた要望の1 つは、コンテナ環境の展開と管理を容易にすることです。 そのため、1 日目と2 日目の運用に新しいライフサイクル自動化ツールを導入し、お客様が選択したインフラ上でコンテナと Kubernetes の展開を加速および拡張できるようにしました。 運用チームは、一連の単純な CLI コマンドを使用して AWS、Azure、または VMware 上でのハイブリッドおよびマルチクラウドの展開にわたって、Docker Enterpriseクラスターを簡単に展開、拡張、バックアップ、復元、およびアップグレードできます。
モダン アプリケーションのビルド
開発者にとって、より簡単により早く進めることが重要になっても、Docker Desktop Enterprise と Docker Application がベータプログラムに参加した開発者に興奮と楽しさをもたらしたことは驚きではありません。Docker Desktop Enterpriseは、「開発までの時間」を短縮する新しい開発者ツールです。 CNAB 標準に基づいた Docker Application は、最新のアプリケーションを構成する多数の分散リソースを単一のオブジェクトにし、どこでも簡単に共有、インストールを実行できる新しいアプリケーション形式です。 Docker Desktop Enterprise では、どの言語またはフレームワークでもサポートする事前定義済みのアプリケーション テンプレートを利用して、迅速かつ簡単に Docker Application を作成することもできます。
Docker Application の詳細については、こちらを参照してください。
Docker Enterprise 3.0 を始めよう
Docker Enterprise 3.0 の 3 つのサポート機能はいかがでしたか? Docker Enterprise 3.0 を試したい場合には 「Start Your Docker Enterprise Hosted Trial」
から Docker に登録するだけで無償評価版のご利用が可能となりますので、本ブログ記事で紹介した高度な機能をお試しください。
記事参照
© 2019 Docker Inc.「Announcing Docker Enterprise 3.0 General Availabilit」