DeepL翻訳 – 無償版と有償版の違いとは?ビジネスで選ぶべきプランを解説

世界中で利用されている翻訳ツール DeepL翻訳 (ディープエル ホンヤク) は、その高い精度と自然な表現で、多くのビジネス パーソンや企業に支持されています。
無料で気軽に使える一方、ビジネス利用に最適化された有料版 DeepL Pro も提供されています。
では、無償版と有償版は具体的にどのような違いがあり、皆さまの利用シーンでは、どちらのプランを選ぶべきなのでしょうか。
本記事では、そのような問いにお答えしながら、無償版 DeepL翻訳と有償版 DeepL Pro の違いをわかりやすく整理し、法人やビジネスで有償版を導入するメリットについて解説いたします。

無償版 DeepL翻訳と有償版 DeepL Pro の違いについて

まず押さえておきたいポイントは、翻訳の精度自体は無償版と有償版で変わらない!という点です。
DeepL翻訳が評価されている「自然で正確な翻訳」は、どちらのプランでも同じように利用できます。
では、無償版と有償版には具体的にどのような違いがあるのでしょうか。主に次の 3 点です。

  • セキュリティ(暗号化・情報保護)
  • 翻訳できる文字数の上限
  • ファイル翻訳の制限

それぞれの違いを、詳しく見ていきましょう。

セキュリティ(暗号化・情報保護)

企業が翻訳ソフトを導入する際に特に注意すべきなのが、入力した情報の扱いです。すなわちセキュリティの問題です。
無償版の DeepL翻訳で入力されたテキストは、翻訳精度向上のための学習データとして利用されるため、一時的に DeepL 社サーバーに保存されます。
一方、有償版 DeepL Pro ではセキュリティが大幅に強化されています。入力されたデータは暗号化通信によって、送受信され、翻訳処理後もサーバーに一切のデータも保存されません。
この仕組みにより、機密文書や契約書、顧客情報といった外部に漏れてはならないデータも、安心して翻訳にかけることができます。
企業が DeepL Pro を導入する最大の理由の 1 つが、このセキュリティ (情報保護) の安心感です。
とりわけ法務文書や顧客対応など、外部に漏れてはいけない情報を扱う場面では、セキュリティが確保された有償版 DeepL Pro を利用することが望ましいといえます。

翻訳できる文字数の上限

一度に翻訳できる文字数の上限も無償版 DeepL翻訳と有償版 DeepL Pro で大きく変わってきます。
無償版 DeepL翻訳では 1 度に翻訳できる文字数が 5000 文字までとなりますので、長文を翻訳したい場合は、文章を分けて翻訳する必要があります。そのため、ユーザーは文章を分ける手間がかかるうえに、不自然な区切りによって翻訳精度が低下してしまう可能性があります。
一方、有償版 DeepL Pro では翻訳の文字数に制限がない、もしくは十分な上限が設けられているため、レポートや契約書、マニュアルといった長大な文書でも 1 度に翻訳ができます。
文書を分割する必要がなく、業務効率を大幅に向上させることが可能ですな有償版 DeepL Pro は特にビジネスの現場では大きなメリットとなり、作業効率を高められるでしょう。

ファイル翻訳の制限

DeepL翻訳で大きな特徴のひとつが、ファイルをそのままに、一括で翻訳する機能です。弊社 Blog リンク (ワンクリックでドキュメントを翻訳。ファイルの翻訳作業に革命を起こす 5 つの方法)
無償版 DeepL翻訳では 1 か月間で一括翻訳できるファイルの数が 1 件となります。使用回数が少なく大まかな内容が把握できればいいという場合においてはDeepL翻訳でも十分かもしれません。
有償版 DeepL Pro では 1 か月間で一括翻訳できるファイルの数が 20 件以上 (プランによります) となります。無償版 DeepL翻訳とは違い、翻訳したファイルを後から編集することができるため、レイアウトを変えたかったり、翻訳された表現を手直ししすることが可能となっています。特に、大量の資料を扱う企業にとっては大きなメリットであり、翻訳作業に時間をかけず、別の業務にリソースを割くことができます。
さらに、無償版 DeepL翻訳では word、power point、PDF 形式のファイル翻訳が可能なのに対し、有償版 DeepL Pro では前述の 3 つの拡張子に加えて txt、html、excel、xliff、srt 形式にも対応しています。

無償版 DeepL翻訳と有償版 DeepL Pro の違いまとめ

無償版有償版 (プランによる)
文字数5000文字 / 110万文字以上 / 1
ファイル数1 ファイル / 月20 ファイル以上 / 月
ファイルサイズ5 MB まで30 MB まで
対応フォーマットword、power point、PDF無償版 + txt、html、excel など
ファイル編集可能
用語集の数1 個5 個以上
用語集の用語ペア数5 ペア100 ペア以上
セキュリティ入力データは学習データとされる入力データは即時削除される
そのほかの機能語調の切り替え

まとめ

DeepL翻訳の無償版と有償版(DeepL Pro)の違いは、セキュリティ・翻訳可能な文字の上限・ファイル翻訳の制限といった業務利用に直結するポイントにあります。翻訳の精度そのものは変わりませんが、情報保護や長文翻訳、効率的なファイル翻訳といった機能面では、有償版 DeepL Pro が大きく優れています。
特に、機密情報を扱う企業や、大量の資料を正確かつ効率的に翻訳する必要がある環境では、DeepL Pro を導入するメリットは非常に大きいといえるでしょう。

エクセルソフトは、言語 AI の世界的な先進企業である DeepL 社と販売代理店契約を締結し、DeepL 翻訳を販売開始いたしました。世界中のビジネスや個人における言語の障壁を取り払うという理念のもと、見積書の発行や請求書払いに対応し、日本国内のエンタープライズ企業や販売パートナーが購入しやすい販売体制を提供します。
エンタープライズ企業が言語の障壁を取り払い、グローバルにビジネスを拡げていけるように、DeepL翻訳の購入と導入を支援します。

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