MadCap Software 社の翻訳メモリ ツール「MadCap Lingo 11.0」が 2019 年 6 月 26 日にリリースされました。 MadCap Lingo は、ヘルプ オーサリングツール MadCap Flare とシームレスに統合でき、Flare プロジェクト ファイルを読み込み、翻訳が必要なコンテンツ、目次、キーワードを自動的に抽出します。翻訳後のアウトプットを MadCap Flare で開き、ローカライズされたヘルプをビルドできます。新バージョンでは、機械翻訳プロバイダーとして、ニューラル機械翻訳エンジン DeepL が追加されました。その他の主な新機能として、プロジェクト内の多言語を一度にエクスポート、MadCap Flare からのマイクロ コンテンツ ファイルのサポート、Adobe FrameMaker 2019 のサポートなどが追加されました。
製品概要
MadCap Lingo は、翻訳プロセスでテクニカルライター、ドキュメント専門家、プロの翻訳者を支援するために設計されたコンピュータ支援翻訳 (CAT) ツールです。翻訳メモリのサポート、用語集の管理、詳細なレポート機能を提供し、翻訳作業を効率的に改善します。
MadCap Lingo は、スタンドアローンの翻訳ツールとして利用、または MadCap Flare プロジェクトの翻訳のために利用することもできます。MadCap Lingo は、XML ベースの翻訳メモリツールであり、翻訳のためにファイルを変換する必要がないため、ドキュメントおよびローカライズの担当者は重要なコンテンツや書式を失うことがありません。
MadCap Lingo 11.0 の主な新機能
- DeepL 機械翻訳の統合
機械翻訳プロバイダーとして、ニューラル機械翻訳エンジン DeepL を使用できるようになりました。
- MadCap Flare からのマイクロ コンテンツ ファイルをサポート
- マイクロ コンテンツ ファイルは、短くて簡潔な独立した情報であり、MadCap Lingo はこのファイルを翻訳できるようになりました。
- 1 つのプロジェクトに対して有効なすべての言語をエクスポート
- 多言語プロジェクトがある場合は、すべての言語を個別にエクスポートするのではなく、そのプロジェクトで有効になっているすべての言語を一度にエクスポートできます。言語ごとに別々のフォルダにエクスポートするのではなく、エクスポートしたファイル名に言語コードを追加することもできます。
- Adobe FrameMaker 2019 サポート
- Adobe FrameMaker 2019 ファイルからのコンテンツを MadCap Lingo で翻訳できます。
- Git のソース管理の機能強化
- MadCap Lingo プロジェクトに Git ソース管理を使用している場合、ブランチマージ、コミットの取り消しができます。
製品の詳細については、弊社 Web ページをご参照ください。