新バージョン MadCap Flare 2020 r2 の新機能 – パート 2 マイクロコンテンツ オーサリングの拡張、スタイル付き変数

本シリーズのパート 1 で紹介した新機能に加えて、MadCap Flare 2020 r2 には、マイクロコンテンツと変数の更新と拡張が含まれています。

  • マイクロコンテンツ スタイル
  • スタイル付き変数

マイクロコンテンツ スタイル

Flare 2020 r2 では、検索結果や埋め込みヘルプに表示されるマイクロコンテンツの外観と、トピックに表示されるソース コンテンツの外観をカスタマイズできるようになりました。たとえば、トピックからのステップ手順をマイクロコンテンツとしてタグ付けしている場合、リスト項目間の間隔を狭くしたり、フォントの種類や色を変えたり、リスト項目間のコンテンツを非表示にしたりすることができます。埋め込みヘルプやフィールド レベルのヘルプにマイクロコンテンツを使用する場合、コンテンツの表示領域が限られるため、この機能拡張はシングル ソースでは非常に便利です。

マイクロコンテンツ ファイルを右クリックすると、ファイルのプロパティが表示され、ファイルを特定のスタイルシートに関連付けることができます。

この例では、検索結果や埋め込みヘルプにマイクロコンテンツを表示する際の h2 タグや p タグの色、間隔、フォントサイズなど特定の要素の外観が定義されたスタイルが「Micro-Content.css」にあります。

アウトプットでは、検索結果で次のように表示されます。

トピック リンクをクリックすると、トピックに同じ内容が表示されますが、次のような外観になります。

以前のバージョンでは、高度な (複雑な) セレクターを使用することで同様の効果が得られましたが、このアプローチは検索結果に対してのみ有効であり、マイクロコンテンツへの埋め込み (状況依存) ヘルプ呼び出しには利用できません。また、スタイル シートで複雑なセレクターを作成して管理するための知識を必要とします。

手法 1: マイクロコンテンツ スタイルシート 手法 2: 高度なセレクター
あらゆる種類のマイクロコンテンツに対応 (検索結果や状況依存ヘルプ呼び出しなど) 検索結果に表示されるマイクロコンテンツでのみ動作
複数のスタイル シートが必要 1 つのスタイル シートでも対応可能
多くのユーザーにとって最も簡単な方法 高度なセレクターを作成するための CSS の知識が必要

このアプローチの使用方法やスタイルシートの優先順位の詳細は、オンラインヘルプのトピック (英語) を参照してください。

スタイル付き変数

変数は、繰り返し使用される短い文字列を制御するのに最適な方法です。製品名、バージョン番号、会社名などを更新する際には、時間を大幅に節約できます。コンテンツで繰り返し使用し、将来的に変化する可能性のある短い文字列は、変数に最適です。以前は、変数は書式設定されていない情報で、挿入された要素の書式設定を継承していました。Flare 2020 r2 では、XML エディターや生成されるアウトプットに表示される変数の外観 (スタイル) を簡単に指定できるようになりました。

MadCap|variable 要素は、スタイル シートで編集できます。ルートの MadCap|variable スタイルを編集すると、すべての変数に設定内容が適用されます。特定の変数のみに設定を適用する場合は、スタイル クラス追加して変数に適用します。

スタイル付き変数を使用して、次のように外観をカスタマイズできます。

スタイル付き変数の詳細は、オンライン ヘルプ (英語) を参照してください。

次のパート 3 では、MadCap Connect for Salesforce®、MadCap Connect for Zendesk®、ターゲット ファイル機能などの機能拡張を紹介します。MadCap Flare 2020 r2 の拡張機能に関するウェビナー (英語) も是非ご覧ください。


この資料は、MadBlog で公開されている「New Release: MadCap Flare 2020 r2 Adds Micro Content Authoring Enhancements, Styled Variables and More, Part 2」の日本語参考訳です。

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