最新バージョンの MadCap Central はクラウドでコンテンツを簡単に編集

MadCap Flare プロジェクトのレビュー プロセスで、Flare を使用していない同僚から意見や追加トピックが必要になったことはありませんか? そんなとき、MadCap Central で直接トピックを追加したり、編集してもらえれば便利なのにと思ったことがあるでしょう。それが可能になりました!

最新リリースの February 2023 では、クラウド上の MadCap Central で直接コンテンツをオーサリングできます。新しいトピックの追加、既存トピックの編集、新しいスニペットの追加などをすべて、Flare を使用せずに Central で行うことができます。大部分のオーサリング作業は、引き続きローカルの Flare プロジェクトで行われますが、よく行う作業は Central で行えます。

これは、Flare を使用していないユーザーだけでなく、Flare を使用しているユーザーにとっても便利な機能です。たとえば、Central を使用中に Flare プロジェクトに変更が必要になった場合、Flare を起動しなくても Central から変更し、後で Flare と同期してローカル コピーに変更を反映できます。

注: Central のオーサリング機能は、Central にのみバインドしている (シングル バインド) プロジェクトで利用できます。ソース管理で Central と他のプロバイダーの両方にバインドするように設定している場合 (デュアル バインド)、オーサリング機能は動作しません。

Central のオーサリング機能を利用して、以下の操作を行うことができます。

  • 新しいファイルの追加
  • 既存ファイルのアップロード
  • ファイルの編集
  • ファイルの名前変更と削除

オーサー権限の設定

MadCap Central の管理者は、ファイルの作成と編集、またはコードの編集権限を付与することで、特定のユーザーからチーム全体まで、コンテンツの作成と管理に必要な権限を設定できます。これらのオプションは、[Permissions] > [Files] にあります。管理者は併せて、権限を付与するユーザーが、作業するプロジェクトにアクセスできるようにする必要があります。

ユーザーが対象分野の専門家 (SME) の場合、シート タイプを [Author] に変更し、アクセス可能なプロジェクト内のコンテンツを編集する権限を付与できます。上級者向けの機能として、[Edit Code] 権限をオフにすると、ユーザーはコードを編集できなくなります。

新しいファイルの追加

MadCap Central でのファイルの追加

刷新された MadCap Central の [Files] ページ ビューで、プロジェクト ファイルの追加、アップロード、編集ができるようになりました。新しいファイルを追加するには、プロジェクトを開き、ブランチを使用している場合は、正しいブランチにいることを確認します。[Files] の隣にあるケバブ メニュー (縦の 3 つの点) をクリックし、[New File] を選択します。

新しいトピック、新しいスニペット、新しいテキスト ファイル (その他) を作成できます。次に、ファイルの保存先 (ファイル パス) を決定し、トピックの名前を追加します。[Commit] をクリックして、プロジェクトに追加するのを忘れないでください。

作成するコンテンツ用に新しいフォルダーを作成する必要がある場合は、ファイルの種類とファイル パスを選択した後、作成するフォルダーの名前を入力し、バックスラッシュ (\) とファイル名を追加します。[Add]、そして [Commit] をクリックして、新しいフォルダーとファイルをプロジェクトに追加します。

既存ファイルのアップロード

MadCap Central での既存ファイルのアップロード

MadCap Central を利用して、PDF、Word、画像などの既存ファイルをプロジェクトにアップロードできます。[Files] の隣にあるケバブ メニュー (縦の 3 つの点) をクリックし、[Upload File] を選択します。[Folder Path] でファイルを配置する場所が指定されていることを確認します。アップロードするファイルを選択したら、[Commit Message] を記入し、[Commit] をクリックすると、プロジェクトにファイルが追加されます。

ファイルの編集

MadCap Central でのファイルの編集

コンテンツ エクスペリエンス プラットフォームである MadCap Central のインターフェイスには、オーサリング機能ツールバーを備えた使いやすいエディターがあります。ファイルによって、コンテンツ エディターとコード エディターという 2 つの異なるモードで編集できます。

コンテンツ エディターのツールバーでは、変更の追跡/追跡停止、変更の取り消し/やり直し、注釈の挿入/削除、基本的なスタイル タグ、画像、テーブルなどの追加が可能です。

コード エディターでは、権限を持つユーザーがタグの追加/変更、コンテンツの追加、テキストのラップ、コードのクリーンアップを行うことができます。また、コード ファイルを右クリックして [View Raw] を選択すると、ブラウザーで別のタブを開き、独立したクリーン バージョンの HTML コードを表示できます。ファイルの編集中に変更を加えた場合は、必ず [Commit] をクリックしてください。

ファイルの名前変更と削除

MadCap Central のオーサリング機能を利用して、ファイルの名前を変更することもできます。しかし、これには注意が必要です。ほかのファイルからリンクされているファイルでは、Flare に戻すと、リンク切れになる場合があります。

オーサリング機能を利用して編集中の新しいファイルの名前を変更するには、そのファイルを右クリックして [Rename] をクリックします。新しいトピックなので、どこにもリンクされていないため、リンク切れの問題は発生しません。

既存ファイルの名前を変更するには、ファイルを右クリックし、[Rename] を選択します。[File Path] で名前を変更し、コミットして変更内容をコメントし、[Rename] を選択します。これにより、ファイル パスが変更されるため、プロジェクト内でこのファイルにリンクされているものがある場合、リンク切れが発生する可能性があります。

次にすべきこと: ファイルの同期

プロジェクト内のファイルの追加や編集が完了したら、必ず MadCap Flare に戻り、変更を Flare プロジェクトに取り込んでください。特定のブランチを使用した場合は、新しい変更/更新をプルする前に、その特定のブランチを選択します。

破損しているものがないか確認する場合は、[分析] リボンから [概要] をクリックします。Flare はプロジェクトをスキャンして、問題が発生していないかどうかを分析します。修正すべき点がある場合は赤色で表示されます。


MadCap Central の概要、新機能、価格、評価版については、こちらを参照してください。

MadCap Central と連携して、技術文書、eラーニング教材、ナレッジベースなど、複数の出力をシングルソースで実現する MadCap Flare の概要、価格、評価版については、こちらを参照してください。


この資料は、MadBlog で公開されている「Easily Author Content Directly in MadCap Central」の日本語参考訳です。

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