レガシーアプリケーションをクラウドへ Docker MODERNIZE TRADITIONAL APPS PROGRAM

Docker 社は、2017年 4月 19日に開催された Dockercon にて、ハイブリットなクラウド インフラストラクチャに対して既存のレガシー アプリケーションのセキュリティ、効率、およびポータビリティの向上を図る Modernize Traditional Applications (MTA) プログラムの提供開始を発表しました。Avanade、Cisco、HPE、そして Microsoft がパートナー企業として開発に参加した MTA プログラムは、コンサルティング サービス、Docker Enterprise Edition、既存の .NET Windows や Java Linux アプリケーションを 5日以内で Modernization (現代化、コンテナ化) することが可能なパートナー企業のハイブリットなクラウド インフラストラクチャを含みます。

MTA プログラムでは、既存のレガシー アプリケーションのソース コードの変更やアプリケーションの再設計を一切必要としないで、レガシー アプリケーションを Modernization でき、既存のアプリケーションが IT 予算の 80%を消費してしまうという現状と、既存のアプリケーションを担当するほとんどのエンタープライズ企業はハイブリット クラウドへの取り組みにも追われているという現状を打破する IT 運用チームのための最適なソリューションです。

本プログラムの主な内容は、既存の .NET Windows や Java Linux アプリケーションをソースコードやアプリのアーキテクチャを変更することなくコンテナ化する方法や自動化のツールの提供となります。IT 運用チームは、Docker の Containers-as-a-Service (CaaS) が提供する Docker Enterprise Edition (Docker EE) を使用して、新たにコンテナ化されたアプリケーションを、パートナー企業のハイブリット クラウド インフラストラクチャ上に展開および管理ができます。

6ヶ月に渡るプライベートのベータ版の使用に参加した顧客は、以前まで、高い失敗率と共に何ヶ月という月日を要した既存のアプリケーションのハイブリット クラウド インフラストラクチャへの移行を数週間で達成したポータビリティの改善、Docker Enterprise Edition (Docker EE) によって実現したセキュリティの向上、そして CapEx および OpEx の両方で見られた TCO (Total Cost of Ownership, 総所有コスト) 削減による効率化を体験しました。

本プログラムのゴールは、顧客の付加価値を創造する時間を短縮することです。そのために、パートナー各社と緊密に協力し、コンサルティング サービス、Docker Enterprise Edition (Docker EE) ソフトウェア、ハイブリッド クラウド インフラを構成するターンキー ソリューションを提供します。

これらのターンキー バンドルで、MTA プログラムを活用して、IT 運用チームがマイクロサービス化へ進む最初のステップを素早く、効果的に進めます。10 年前のレガシー アプリケーションから最近の新しいマイクロサービスベースのアプリケーションまで、すべてのコンテナ化されたアプリケーションのライフサイクルを管理できる Docker Enterprise Edition (Docker EE)  の技術によって、開発速度やマイクロサービスに対応させたい機能を自由に選び、作業をすることができます。

Docker 製品の詳細は、こちらの弊社 Web ページからご覧ください。

記事参照:
2017年 4月 19日 Scott Johnston
© 2017 Docker Inc.「INTRODUCING THE MODERNIZE TRADITIONAL APPS PROGRAM」

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