インテル® oneAPI データ並列 C++ (DPC++/C++) コンパイラー

データ並列 C++、C++、C、SYCL、および OpenMP* をサポートする標準ベースのクロスアーキテクチャー・コンパイラーです。

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関連情報
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ダイレクト・プログラミングを実現するインテル® oneAPI データ並列 (DPC++/C++) コンパイラー

ハイパフォーマンス・コンピューティングに最適化されたインテル oneAPI ベース & HPC ツールキット

インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーは、データ並列 C++、C++、C、SYCL、および OpenMP* をサポートする標準ベースのクロスアーキテクチャー・コンパイラーです。

実績のある LLVM コンパイラー・テクノロジーとコンパイラーを主導してきたインテルの経験を活用して、優れたパフォーマンスを実現します。主要なコンパイラー、開発環境、オペレーティング・システムとのシームレスな互換性を提供します。

詳細・新機能 技術情報

コンパイラーを利用する

インテル ® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーは、さまざまな最適化向けコンポーネントを含むスイート製品にて提供されています。

インテル® oneAPI ベース・ツールキット

1 つのプログラミング・モデルで複数のアーキテクチャー (CPU、GPU、FPGA) にわたって高いパフォーマンスを発揮できるコードの開発を支援します。

インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット

C/C++、Fortran コンパイラーと MPI 開発ツールにより、CPU およびアクセラレーターまたはそれらのクラスターへ最適化された HPC アプリケーションの開発を支援します。

インテル® oneAPI ベース & IoT ツールキット

さまざまな IoT 開発ツールにより、スマートなコネクテッド・デバイスを構成する優れた IoT アプリケーションの開発を支援します。

インテル® oneAPI ベース & レンダリング・ツールキット

さまざまなレンダリング・ツールにより、優れたビジュアライゼーション・アプリケーションやソリューションの開発を支援します。

バージョン 2023 新機能

主に以下の機能をご利用いただけます。詳細は、リリースノートおよび インテル社公開の情報を参照ください。

  • SYCL* 2020 仕様サポート範囲の拡大により、マルチアーキテクチャー・プログラミングにおける CPU および GPU オフロードのパフォーマンスを向上し、アプリケーションの高速化を実現します。
  • 第 4 世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー (開発コード名 Sapphire Rapids) およびインテル® データセンター GPU マックス・シリーズ (開発コード名 Ponte Vecchio) をサポートします。
  • OpenMP* 5.0 および 5.1 への準拠を強化し、パフォーマンスが向上しました。また、C20、C++20、C++23 向けに新しい標準機能が追加および強化されました。
  • 実行時に特定のイントリンシックへ効率的にディスパッチするための auto cpu_dispatch や、効率的にハイパフォーマンスなコードを書くための SYCL* 用カーネル・プロパティー、生産性を向上して CPU や GPU オフロードのパフォーマンスを引き出すための SYCL* 2020 のサポートを強化します。Bfloat16 は、最新のプラットフォームで機械学習 (特にディープラーニングの学習) アルゴリズムを高速化するために、コンパイラーの機能としての提供が開始されました (Update 1)。
  • OpenMP* 5.0 および 5.1 への準拠を強化し、新しい標準機能を追加し、パフォーマンスを向上します(Update 1)。
  • SYCL* および OpenMP* コードに対するコンパイラーのエラーメッセージとエラー処理の改善により、開発の効率を向上します (Update 1)。

多様なハードウェア・ターゲット間でコードを再利用

データ並列 C++ (DPC++) は、SYCL* とコミュニティーによる拡張を組み込んだ C++ の進化版です。ハードウェア・ターゲット間でコードを再利用し、CPU、 GPU、および FPGA アーキテクチャーで高い生産性とパフォーマンスを実現する一方、アクセラレーター固有のチューニングも可能にします。統合されたインテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーには、完全な最新の C++ も含まれています。

  • 開発の生産性: カスタムのチューニングを可能にし、単一のソースコードを介して CPU、GPU、FPGA、AI アクセラレーターなどの多様なアーキテクチャーをターゲット
  • 言語標準のサポート: C++17 や SYCL* などの最新の標準や C++20 の初期サポートに基づいて構築され、汎用ラムダ式や可変テンプレートなどの機能の移植性とサポートを保証
  • 業界標準のサポート: GPU オフロード向け OpenMP* 4.5 および 5.0 のサブセットをサポート
  • 信頼できるテクノロジー: 実績のある LLVM コンパイラー・テクノロジーとコンパイラーにおけるインテル社のリーダーシップを活用

FPGA エミュレーションとコンパイル

  • 経験豊富な FPGA 開発者によるアクセラレーション・ワークロードのフィールド・プログラマブル・プラットフォームへのターゲティング
  • インテル® oneAPI ベース・ツールキットのアドオン・オプション

ベンチマーク

本ページに、ドキュメント一覧が表示されない場合は、ご利用のブラウザの JavaScript を ON にしていただくか、 こちらのドキュメント・ページをご覧ください。
インテル® コンパイラー・クラシックの仕様/動作環境については、こちらをご確認ください。

ハードウェア

CPU
  • インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーまたはそれ以降
  • インテル® Xeon® プロセッサー・ファミリー
  • インテル® Xeon® スケーラブル・ プロセッサー・ファミリー
アクセラレーター
RAM
  • CPU および GPU 開発: 16GB
  • インテル® FPGA 開発: 64GB

注: インテル® FPGA 開発では、デザインの処理に推奨される物理 RAM と同等の仮想メモリーをもつシステムを構成することを推奨します。


ソフトウェア


注: これらの OS ディストリビューションはインテルによってテストされたもの、または動作が確認されているものです。その他のディストリビューションは、動作する場合としない場合があり、推奨されません。質問がある場合は、インテル・コミュニティー・フォーラムでサポートを受けることができます。商用サポートを利用可能な場合は、サポートチケットを作成いただくか、エクセルソフト株式会社までお問い合わせください。


Linux*

CPU ホスト/ターゲット
  • Ubuntu* 20.04 LTS、22.04
  • Red Hat* Enterprise Linux* 8.x、9.x
  • SUSE* Linux* Enterprise Server (SLES)* 15 SP3、SP4
  • Fedora⋆ 36、37
インテル® インテグレーテッド・グラフィックス (GPU)
  • Ubuntu* 20.04、22.04
  • Red Hat* Enterprise Linux* 8.x、9.x
  • SUSE* Linux* Enterprise Server (SLES)* 15 SP2、SP3、SP4
  • Linux⋆ カーネル 4.11 またはそれ以降
  • Rocky Linux* 8、9
FPGA
  • Red Hat* Enterprise Linux* 8.x、9 (※ v8.6 はサポートされていません。)
  • Ubuntu* 20.04 LTS、22.04 LTS
  • SUSE* Linux* Enterprise Server (SLES)* 15 SP3、SP4

FPGA 開発に関する注意事項:

  • FPGA でハードウェア・コンパイルを行う場合、インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア・プロ・エディションおよび BSP を別途入手する必要があります。詳細につきましては、インテル® FPGA 開発手順 (英語) に関するページをご参照ください。
  • Ubuntu* Server 18.04 with Hardware Enablement (HWE) カーネルはサポートされておらず、今後のリリースでもサポートの予定はありません。
開発ツール
  • コンパイラーが構築されている分散ライブラリーの最小サポートバージョン:GCC – 7.5.0、BINUTILS- 2.30、GLIBC-2.28
  • Eclipse* 開発: Eclipse 4.20 または 4.21
  • GPU 開発:
  • インテル® FPGA 開発:
  • インテル® oneAPI DPC++ ライブラリーによる開発:
    • レンジベースの API を使用する場合、GCC 8.1 以降、または Clang 7 以降に含まれる C++17 と C++ 標準ライブラリーが必要です。
  • RHEL でリンク時の最適化 (LTO) を使用すると、リンクエラーが発生する既知の問題があります。この問題を解決するには、次の最小バージョンの binutils がインストールされていることを確認してください。
    • RHEL 8: binutils 2.30-82.el8
  • OpenMP* 開発
    • libffi.so.6 (Ubuntu* 18.04 のデフォルトバージョン)。新しいバージョンの OS を使用する場合、libffi.so.6 をインストールする必要があります。
インテル統合グラフィックス (GPU) 開発の概要
  • サポートされる Linux* カーネル: 4.11 以降のデプロイメントが必要です。
  • サポートされる Linux* OS:
    • Ubuntu* LTS 20.04.3、RHEL 8.x、SUSE 15.x
  • コンパイラーが構築されている分散ライブラリーの最小サポートバージョン:GCC⋆ 7.5.0、BINUTILS 2.30、および GLIBC 2.28
  • Linux* オペレーティングシステム用の汎用 GPU ドライバー (英語) で最新のインテル® GPU ドライバーを入手できます。
  • ハードウェアにアクセスするには、”video” グループに属している必要があります。次のコマンドでグループにユーザーを追加します。
    $ usermod -a -G video $USER

Windows*

CPU ホスト/ターゲット
  • Windows* 10、11 (64 ビット)
  • Microsoft Windows Server* 2019、2022
GPU
  • Windows* 10、11 (64 ビット)
  • Microsoft Windows Server* 2019、2022
FPGA
  • Windows* 10、11 (64 ビット)
  • Microsoft Windows Server* 2019、2022
開発ツール
  • GPU 開発:
  • IA-32 またはインテル® 64 アーキテクチャー対応アプリケーションのビルドに Microsoft* Visual Studio* 開発環境、またはコマンドライン・ツールを使用する場合は、次のいずれかが必要です。
その他の開発ツール

インテル® oneAPI 2023.0 では、以下のドライバーバージョンで Windows* および Linux* での動作テストが行われました。

Windows* 向けインテル® グラフィックス・ドライバー

ご利用中のデバイスに適したリンクの手順に沿って、ドライバーをインストールしてください。

Linux* オペレーティング・システム向けの汎用 GPU ドライバー

インテルの GPU につきましては、こちらの記事からご利用中のデバイスに適した手順をご確認ください。


開発ツール

インテル® oneAPI ツールキットの Visual Studio* Code (VS Code) 拡張

インテル® oneAPI ツールキットの VS Code 拡張は、oneAPI アプリケーションの作成、デバッグ、プロファイルを行う開発者を支援します。詳細は、「Visual Studio* Code とインテル® oneAPI ツールキットのユーザーガイド」 (英語) を参照してください。

VS Code マーケットプレース (英語) では、次の VS Code 拡張が提供されています。

  • インテル® oneAPI ツールキット向けサンプルブラウザー
  • インテル® oneAPI ツールキット向け環境コンフィグレーター
  • インテル® oneAPI ツールキット向け解析コンフィグレーター
  • インテル® oneAPI ツールキット向け GDB GPU サポート
  • インテル® oneAPI ツールキット向けインテル® DevCloud コネクター

関連情報:

お知らせ

2022年12月19日、インテル® oneAPI 2023 の販売を開始します。

過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2023 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。

インテル® oneAPI 2023 の初期リリースには、最新のインテル® DPC++/C++ コンパイラー 2023.0 およびインテル® Fortran コンパイラー 2023.0 の英語版が含まれます。

技術サポートが提供される対象バージョンは製品ごとに異なりますので、サポート対象のバージョンに関する記載をご確認ください。

開発元であるインテル社の方針により、2023 年後半の oneAPI リリースでインテル® C++ コンパイラー・クラシック (icc) の提供終了が予定されています。今後も Windows* および Linux* サポート、新しい言語サポート、新しい言語機能、最適化をご利用いただくために、LLVM ベースのインテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー (icx) へ移行することを推奨しています。

インテル® Parallel Studio XE 製品のサポートサービスが有効なお客様は、アップグレード・プロモーション製品を購入いただくことで、インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー (icx) が同梱されたインテル® oneAPI ツールキット製品にアップグレードするとともに、アップグレード元製品のサポートサービス期間から、お得な価格でサポートサービスの期間を 365 日分更新いただけます。

インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー (icx) への移行などの提供終了に関する詳細は、技術ポータル iSUS の技術記事をご覧ください。

2021年 12月 23日、インテル® oneAPI 2022 の販売を開始しました。

過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2022 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。

2021年 12月 23日に提供が開始されたインテル® oneAPI 2022 の初期リリースには、最新のインテル® DPC++/C++ コンパイラー 22.0 およびインテル® Fortran コンパイラー 22.0 の英語版が含まれます。日本語版のインテル® コンパイラーをご利用いただく場合、インテル® Parallel Studio XE 製品を引き続きご使用ください。

技術サポートが提供される対象バージョンは製品ごとに異なりますので、サポート対象のバージョンに関する記載をご確認ください。

2020年 12月 8日、インテル® oneAPI 2021 の販売を開始しました。過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、インテル® oneAPI ツールキット製品を無料でダウンロードしてご利用いただけます。

インテル® oneAPI ツールキット製品には、最新インテル® コンパイラー 21.1 の英語版が含まれています。インテル® コンパイラーの日本語版は同梱されていません。日本語版をご利用いただく場合、インテル® Parallel Studio XE 製品を引き続きご使用ください。

また、インテル® oneAPI 2021 をご利用、ご評価いただき、新機能などの新バージョンに関するご意見をお聞かせいただいた方の中から抽選で 30 名様にプレゼントが当たるキャンペーンを実施中です。この機会に、ぜひ最新バージョンをお試しください。

キャンペーンの応募条件に関する詳細につきましては、こちらのキャンペーン専用ページをご参照ください。

FAQ

本ページの「技術情報」タブのリリースノートをご覧ください。

インテル® DPC++/C++ コンパイラーは、インテル® oneAPI ベース・ツールキット以上に含まれています。詳細は、 インテル® oneAPI 製品ページを参照してください。

本ページの「製品機能」タブ、および「技術情報」タブの各種ドキュメントをご覧ください。

いいえ、単体販売はしておりません。
インテル ® DPC++/C++ コンパイラーを同梱するインテル® oneAPI 製品をお買い求めください。

» スイート製品に同梱される 製品・機能一覧はこちら

以下の表の通りです。

インテル® コンパイラー インテル® oneAPI
21.1 2021

いいえ、インテル® oneAPI 製品のすべてのツールキットに同梱されるインテル® DPC++/C++ コンパイラーは英語版のみです。
日本語版のコンパイラーは、インテル® Parallel Studio XE for Windows/Linux に同梱されるインテル® コンパイラー向けにのみ提供されます。

最新版、または旧バージョンのダウンロードは、インテル® レジストレーション・センターで行います。
詳細は以下ページを参照ください。

» 製品登録 & ダウンロード